毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




シギスヴァルト・クイケンのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲、ちょとおそめの昼休みにきくのはその第4番です。このBWV1010は変ホ長調ということもあり、「開放弦の使用が制限されるため、響きはおのずとから渋く、やわらか」(『バッハ事典』)です。

CD : ACC 24196(ACCENT)

ACC 24196

コメント ( 0 )




一昨日からきいているシギスヴァルト・クイケンによる無伴奏チェロ組曲、今日これからきくのはハ長調の第3番です。このBWV1009は、「6曲中もっとも有名な作品」(『バッハ事典』)で、クイケンは、この曲ももちろんのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラで演奏しています。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラとは「肩のチェロ」という意味で、小型のチェロのような楽器(音域はチェロと同じ)。これを肩にかけて、ヴァイオリンのように演奏します。

CD : ACC 24196(ACCENT)

ACC 24196

コメント ( 0 )




シギスヴァルト・クイケンのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲、今日きくのニ短調の第2番です。このBWV1008は、「2曲ある短調曲のうちのひとつ。内面的な情感をたたえる佳曲」(『バッハ事典』)。プレリュード最後の5小節はアルペッジョでひいていますが、スパッラだとじつに軽快です。

CD : ACC 24196(ACCENT)

ACC 24196

コメント ( 0 )




今日からしばらくは、シギスヴァルト・クイケンのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる無伴奏チェロ組曲をきくことにします。クイケンのスパッラによる演奏は、すでに第6番を2010年7月にきいているので、のこるは第1番から第5番ということになります。最近のクイケンはスパッラがお気に入りなのか、あるいはこの楽器の入ったアンサンブルの響きが好きなのか、とにかく録音や演奏会で頻繁にもちいています。これからきくBWV1007をふくめて、いままでこの組曲をチェロできいてきた耳には、やはり低音不足のように感じられますが、舞曲での軽妙な味はスパッラならではといえるかもしれません。なお、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラについては、「ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラとバッハの無伴奏チェロ組曲」(「私的CD評」)にくわしい解説があります。

CD : ACC 24196(ACCENT)

ACC 24196

コメント ( 0 )




シュテファン・パルムのペダル・チェンバロできいてきたトリオ・ソナタも、これからきくト長調の第6番で最後。このBWV530は、第1楽章がヴィヴァーチェ、第2楽章がレント、第3楽章がアレグロの3楽章からなり、いずれの楽章もオリジナルとみなされているようです。はじけるようなヴィヴァーチェは、オルガンよりもペダル・チェンバロのほうがあっている感じがします。

CD : amph 19216(amphion records)

amph 19216

コメント ( 0 )




シュテファン・パルム(ペダル・チェンバロ)できいている、オルガンのためのトリオ・ソナタ。今日きくのはハ長調の第5番です。このBWV529は、アレグロ、ラルゴ、アレグロという楽章構成で、もともと第2楽章のラルゴは、BWV545(プレリュードとフーガ ハ長調)の旧稿であるBWV545aの中間楽章を構成していました(BWV545からは削除)。

CD : amph 19216(amphion records)

amph 19216

コメント ( 0 )




今週はシュテファン・パルムによるトリオ・ソナタをきいていますが、今夜はそれに関連して、イゾルデ・アールグリムの「フーガの技法」から何曲かきいてみようと思います(TUDOR 7030)。アールグリムは、1914年、ウィーン生まれ(1995年没)のチェンバロ奏者で、1950年代から70年代にかけて、バッハの録音を多数のこしています。ここできく「フーガの技法」は2度目の1967年録音で、ひいているのはペダル・チェンバロです(最初の録音はチェンバロで1953年)。もちろんこのペダル・チェンバロはいわゆるモダン・チェンバロで、アンマーによる楽器。したがって、オリジナルな、あるいは歴史的技法による楽器とは、ずいぶんちがった響きがします。もはや歴史的なのは、モダン・チェンバロのほうだといえるかもしれず、そうした意味では貴重な録音といえます。

7030

コメント ( 4 )




シュテファン・パルムのペダル・チェンバロできいている、オルガンのためのトリオ・ソナタ、これからきくのはホ短調の第4番です。このBWV528は、第1楽章がアダージョからヴィヴァーチェ、第2楽章がアンダンテ、第3楽章がウン・ポコ・アレグロからなり、第1楽章は、カンタータ「もろもろの天は神の栄光を語り」BWV76の第2部のシンフォニア(オーボエ・ダモーレ、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音)と同一の音楽です。

CD : amph 19216(amphion records)

amph 19216

コメント ( 0 )




ペダル・チェンバロによるシュテファン・パルムのトリオ・ソナタ。これからきくのはニ短調の第3番です。このBWV527は、アンダンテ、アダージョ・エ・ドルチェ、ヴィヴァーチェの3楽章からなり、第2楽章のアダージョ・エ・ドルチェは、イ短調の三重協奏曲の第2楽章アダージョ・マ・ノン・タント・エ・ドルチェに転用されています。

CD : amph 19216(amphion records)

amph 19216

コメント ( 0 )




昨日からききはじめたシュテファン・パルムによるトリオ・ソナタ。今日きくハ短調の第2番も、もちろんペダル・チェンバロによる演奏です。このBWV526は、「堂々たる曲想と、協奏曲風の整然とした構成を示す」(『バッハ事典』)作品で、ヴィヴァーチェ、ラルゴ、アレグロの3楽章からなります。

CD : amph 19216(amphion records)

amph 19216

コメント ( 0 )




今週はオルガンのたのめトリオ・ソナタを、シュテファン・パルムの演奏できいていこうと思います。BWV525~530は、このブログでもいろいろな楽器編成できいてきました。オルガンはもちろん、2つの旋律楽器と通奏低音、旋律楽器と鍵盤楽器など、どれも楽しめるものです。パルムの楽器はペダル・チェンバロ(マルティン・ザースマン製作)で、この楽器できくのははじめてとなります。

トリオ・ソナタの演奏楽器にペダル・チェンバロが想定されていたかはさておき、これからきくBWV525だと、第2楽章のアダージョなど、じっさいのところ、ペダル・チェンバロでは歌うような旋律はむずかしいことでしょう。ペダル・チェンバロの演奏でBWV525をきくとにきは、バッハがあえて、フリーデマンにこれをペダル・チェンバロでひくように課した、と想像しながらきくことにしています。

CD : amph 19216(amphion records)

amph 19216

コメント ( 0 )




今日は朝からよい天気です。昨日の朝の雪化粧には、降らないだろうと思っていただけにびっくりでしたが(2012年02月17の記事でも「このまま降り続いても積もるということはなさそう」と)、冬型も山をこえたようです。週間予報によると、来週の日曜日も寒くなるようですが、そろそろ冬から脱してほしいものです。

さて、日曜日にきくのは、トン・コープマンたちによる「主イエス・キリスト、真(まこと)の人にして神よ」です。このBWV127は、復活節前第7日曜日のためのカンタータで、1725年2月11日に初演された、いわゆるコラール・カンタータです。なお、来週からは四旬節に入るため、カンタータもしばらくお休みです。

CD : CC 72211(Challenge Classics)

CC 72211

コメント ( 0 )




これからきくのは、ダニエル・コルゼンパによる「パッサカリアとフーガ」です。コルゼンパのBWV582はアナログ時代によくきいた演奏で、45回転LP(通常LPは33回転)片面にこれだけが収録されたれたアナログ・ディスク(レコード)も所持していました。いわゆるオーディオ・チェックのためのディスクです。

ここできくCDは、同音源をリマスターしたもので、1970年録音とは思えない鮮明さです。フーガのおわり近いところにある和音のフェルマータでは、コルゼンパが華麗な装飾をきかせてくれ、これもききどころのひとつです。なお、オルガンはブレダ(オランダ)のグローテ・ケルクのそれです。

CD : PTC 5186 127(PENTATONE CLASSICS)

PTC 5186 127

コメント ( 0 )




さきほど外出からもどってきたのですが、朝から京都は小雪が舞う天気。たいした降りではなく、雪雲のはしから飛ばされてきた感じで、このまま降り続いても積もるということはなさそう。ただし、天気予報だと明日は最高気温が2度ということで、明日はずいぶん寒くなりそうです。

さて、収録順にきいてきたアンドレアス・シュタイアーの「CLAVIERFANTASIEN」ですが、今日これからきくのハ短調のファンタジーとのフーガで最後となります。華麗なファンタジーにはじまるこのBWV906、一転して内省的なフーガは残念ながら未完です(中断されたところまではきくことができます)。

CD : RD77039(DHM)

RD77039

コメント ( 0 )




アンドレアス・シュタイアーの「CLAVIERFANTASIEN」、今日きくのは「2つの主題による」ファンタジーです。このBWV917は「メラー手稿譜集」に収められたファンタジーで、「2つ」ではなく「3つのモティーフ(全音階的な8分音符の連なり、2分音符の半音階下行、跳躍を含む4分音符音型)のからみ合いによって構成」(『バッハ事典』)されています。

CD : RD77039(DHM)

RD77039

コメント ( 0 )



« 前ページ