待降節第4日曜日にきくのは、ヤン・ミヒールスのピアノで、フェルッチョ・ブゾーニ編曲の「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(FUGA LIBERA FUG 760)です。ミヒールスは1966年生まれのベルギーのピアノ奏者。「いざ来ませ……」は「Bach-Busoni」というCDに収録されており、録音は2019年におこなわれています。この録音のおもしろいところは、ベヒシュタインの1860年製ピアノをもちいているところ。ブゾーニは1866年生まれなので、編曲者と同時代の趣味のピアノといえます。また、クリス・マーネの2015年製並行弦ピアノによるブゾーニ自作も楽しめます。