毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日からしばらくのあいだ楽しむのは、エドゥアルド・エグエスによる2巻からなるリュート音楽集。第1巻はこれからきく変ホ長調のプレリュード、フーガとアレグロのほか、ト短調のリュート組曲、ハ短調のリュート組曲(パルティータ)が収録されています。エグエスはブエノスアイレス(アルゼンチン)生まれの、リュート、ギター奏者。ここでの使用楽器は、スイスの製作家モーリス・オッティガーの1999年製で、録音も同じ1999年です。ちなみに制作しているMa recordingsは1988年、日本で設立された会社で、エグエスの自然な音楽づくりとも相性がよいように思えます。

CD : M053A(Ma recordings)

M053A

コメント ( 0 )




キリストの昇天日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「ただキリストの昇天にのみ」です。このBWV128は、1725年5月10日に初演された全5曲からなるカンタータ。第1曲のコラール合唱ではホルン(Corno)とオーボエ・ダ・カッチャ、第3曲のアリアではトランペットのオブリガートをともなうなど、昇天日を祝うにふさわしい管弦楽の編成となっています。ガーディナーたちの録音は2012年。このカンタータにはアルヒーフ(Archiv Produktion)での旧録もあり、そちらは1993年の録音です。

CD : SDG 185(SDG)

SDG 185

コメント ( 0 )




先週後半から今週前半にかけて楽しんできた、スラヴァ・グリゴリアン編曲・演奏による無伴奏チェロ組曲集(ABC Classics 481 6472)。これからきくのは、最後に収録されたニ長調の第6番です。第1番から第5番まではバリトンギターでの演奏でしたが、この第6番のみは通常のギターでの演奏(編曲は原調のニ長調のまま)。録音は2017年です。

481 6472

コメント ( 0 )




これからきくのは、スラヴァ・グリゴリアンのギターで無伴奏チェロ組曲第5番(ABC Classics 481 6472)。この第5番にはバッハによるト短調のリュート編曲もありますが、ここではバリトンギターの採用によって、原調のハ短調のまま編曲されています。ただし、バリトンギターでの演奏とはいえ、リュート編曲におけるリュート演奏にくらべると、低音の深みでは劣る感じです。

481 6472

コメント ( 0 )




先週後半からきいている、スラヴァ・グリゴリアンによる無伴奏チェロ組曲集。CDは番号順3曲ずつの分売で、これからきく第4番から、2017年録音の第2巻(ABC Classics 481 6472)の収録となります。グリゴリアンが弾くのは第1巻と同じくバリトン・ギター。したがって、ここでも移調なしに、原調のまま変ホ長調で編曲・演奏しています。

481 6472

コメント ( 0 )




これからきくのは、ジェフリー・トーマスとアメリカン・バロック・ソロイスツによるミサ曲ロ短調(BWV232)です。ふだんならカンタータをきくところですが、この日のためのカンタータは録音がすくなめなので、かわりに録音のおおいミサ曲ロ短調ですごすことにしました。ようするに、来年度以降のための調整ということです。

トーマスたちの録音は1992年。独唱者はジュリアン・ベアード、ジュディス・ネルソン、ナンシー・ゼルストラ、ジェニファー・レーン、ゾイラ・ムニョス、スティーヴン・リッカース、ベンジャミン・バターフィールド、パトリック・ロマーノ、ウィリアム・シャープ、ジェイムス・ウィーヴァーで、みな合唱も歌い、リピエーノ歌手をふくめて合唱は24名です。

管弦楽は最大26名からなり、バッソーノ・グロッソ(16フィート)がくわえられ、通奏低音が強化されています。ちなみに、バッソーノ・グロッソは「ヨハネ受難曲」の1749年稿で指定された楽器で、トーマスはコントラファゴット=バッソーノ・グロッソと考えているようです。ただし、バッハがじっさいにどんな楽器を想定していたのかはよくわかっていません。

CD : 3-7194-2 Y6x2(KOCH)

3-7194-2 Y6x2

コメント ( 0 )




これからきくのは、スラヴァ・グリゴリアンによる無伴奏チェロ組曲第3番(ABC Classics 481 4553)です。グリゴリアンは、1976年、カザフスタン生まれのギター奏者。両親はともにヴァイオリン奏者で、1981年にオーストラリアに移住したとのことです。2巻からなる無伴奏チェロ組曲集は、いまきいている第1巻が2016年、第2巻が2017年の録音。バス・ギターを採用することによって、編曲も移調なしでおこなっており、豊かな響きを楽しむことができます。

481 4553

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、スラヴァ・グリゴリアン(ギター)による無伴奏チェロ組曲集。いまきいているのは、2巻中の第1巻のCD(ABC Classics 481 4553)で、番号順どおり第1番から楽しんでいます。2日目の今日これからきくのは第2番。グリゴリアンはバス・ギター(写真でも棹が長いのがわかります)を弾いていることもあり低音がしっかりしていて、移調したギターでの録音にくらべ重みを感じさせます。

481 4553

コメント ( 0 )




今週後半から来週前半にかけて楽しむのは、スラヴァ・グリゴリアンによる無伴奏チェロ組曲集。CDは2巻からなる分売で、番号順にそれぞれ3曲が収録されています。きいていくのはその番号順。ですので、これからきくのは第1巻(ABC Classics 481 4553)に収録された第1番です。グリゴリアンはバス・ギターを採用することで、原調のままの編曲し弾いています。

481 4553

コメント ( 0 )




今朝きくのは、ドミトリー・シトコヴェツキー編曲の弦楽三重奏版「ゴルトベルク変奏曲」(DUX DUX1488/1489)。奏者は、ヴァイオリンのマグダレーナ・クリング・フェンダー、ヴィオラのエルズビエタ・ムロージェク・ロスカ、チェロのロベルト・フェンダーで、クリングとフェンダーはポーランドのウッチ音楽院、ムロージェク・ロスは同じくカトヴィツェ音楽院の出身のようです。ピリオド・アプローチの影響はなく、ごくふつうの演奏ですが、音楽はみずみずしく、きいていて楽しめます。録音は2016年です。

DUX 1488/1489

コメント ( 0 )




今日これからきくのは昨日と同じく、「ゴルトベルク変奏曲」。今日の奏者はマシュー・ホールズ(チェンバロ)で、2007年録音のアルバムが音源です。このアルバムにはほかに、「サラバンドと変奏」、「イタリア風アリアと変奏」が収録されていますが、2曲はすでにきいており、「ゴルトベルク変奏曲」がのこる1曲ということになります。使用楽器は、ルッカース/エムシュにもとづく、イアン・タッカー製作の2段鍵盤チェンバロ。昨日とちがい、アリアからダ・カーポのアリアまで一気に楽しむことにします。

CD : CKD 356(Linn Records)

CKD 356

コメント ( 0 )




これからきくのは、マルティン・ハイニのオルガンによる「ゴルトベルク変奏曲」(BWV988)。ハイニは1968年生まれのスイスのオルガン奏者で、アルバムは2017年、ゴル・オルガン工房(1996年)によるホル聖カタリナ教区教会のオルガンを弾いて録音されたものです。時間の関係で、これから前半(第15変奏まで)を、夜に後半(第16変奏から)を楽しむ予定。なお、2枚組のCDには「ゴルトベルク変奏曲」のほかにも、パッサカリアなどのオルガン自由曲が3曲収録されています。

CD : GM2CD7805(Guild)

GM2CD7805

コメント ( 0 )




アンドルー・マンゼとラ・ストラヴァガンツァ・ケルンが、1994年に録音した管弦楽組曲集。このアルバムには4曲の管弦楽組曲(序曲)が番号順に収録されており、ここではその順で楽しんできたので、これからきくのは第4番(BWV1069)ということになります。マンゼたちの第4番、ききはじめてびっくりさせられるのは、トランペットとティンパニーが鳴っていないことです。インデックスをみれば、「3 oboes, bassoon, strings and continuo」と明示してあります。ようするに、ジークベルト・ランペ(序曲(管弦楽組曲 第4番) ニ長調 BWV1069[a])、モニカ・ハゲット(管弦楽組曲 第4番 ニ長調)、トーマス・ヘンゲルブロック(管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069 [2])たちと同じく、初期稿を採用しての録音ということです。ほかの管弦楽組曲が一般的な稿だっただけに、はじめてきいたときは驚かされました。なお、アルバムには管弦楽組曲のほかに、カンタータのシンフォニアが2曲収録されています。

CD : 92721(BRILLIANT CLASSICS)

92721

コメント ( 0 )




今日これからきくのは、アンドルー・マンゼとラ・ストラヴァガンツァ・ケルンによる管弦楽組曲第3番です。昨日の第2番とくらべると編成も大きく、力強い響きのバッハとなっています。といっても、過激なほどの突出はなく、そこはやはりイギリスの奏者であるマンゼの個性に負うところ大なのでしょう。なお、序曲中間部は協奏曲的ですが、そこではよくあるヴァイオリン独奏は採用されていません。

CD : 92721(BRILLIANT CLASSICS)

92721

コメント ( 0 )




昨日からきいている、アンドルー・マンゼとラ・ストラヴァガンツァ・ケルンによる4曲の管弦楽組曲。今日これから楽しむのはその第2番(BWV1067)です。フルートは有田正広で、その演奏は典雅このうえなく、即興的な装飾もまったく不要の、美しい響きを堪能できます。なお、CDでのラ・ストラヴァガンツァ・ケルンは最大24名編成ですが、この第2番では室内楽編成をとっていまいます。

CD : 92721(BRILLIANT CLASSICS)

92721

コメント ( 0 )



« 前ページ