昨日の予告どおり、今日から6回にわけて「クリスマス・オラトリオ」BWV248をきいていきます。このオラトリオは、12月25日から1月6日にかけて上演される6部の連作カンタータで、かなりの楽曲が既存曲から転用されています。第1部から第3部は降誕節第1日から同第3日用、第4部は新年用、第5部は新年後の日曜日用、第6部は顕現節用で、これからきくのは降誕節第1日(12月25日)のためのカンタータ「歓呼の声を放て、喜び踊れ」です。
このカンタータの母体となったのは、世俗カンタータの「鳴れ、太鼓よ! 響け、トランペットよ!」と「われら心を配り、しかと見守らん」で、BWV214からは第1曲と第7曲、BWV213からは第9曲が転用されています。だれの演奏できくか迷いましたが、今回は独唱者をドイツ系でかためたルネ・ヤーコプスの指揮のものを選びました。オーケストラは総勢34人、合唱はソプラノが9人、アルト、テノール、バスがそれぞれが6人と、比較的大きめな編成です。
CD : HMX 2901630.31(harmonia mundi)