祝日の今日は、手持ちの音楽ディスクやファイルを整理してすごしていました。最近きいていなかったアルバムなどをききながらの1日だったのですが、バッハつながりで1曲紹介しておきます。きくのはプロコル・ハルムの「青い影」。プロコル・ハルムは1961年に結成されたイギリスのバンドで、1967年に発表された「青い影」(原題は「A Whiter Shade of Pale」)がもっとも有名な楽曲でしょう。この曲の30秒ほどのイントロはオルガンの響きが印象的なのですが、カバーされたり、テレビ・ドラマやCMのBGMにもちいられたりと、名曲中の名曲といえるかと思います。
この「青い影」のイントロがバッハの管弦楽組曲第3番のエール(G線上のアリア)からの引用とされており、たしかに面影があります。この他、「シングルとしてヒットした”青い影”はバッハのカンカータ第14番の旋律をアレンジしたものだった」(HMV&BOOKS online「Whiter Shade Of Pale」商品説明)という説明もあります。ただし、第14番は第140番、つまり「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」(第4曲のオルガン編曲)のまちがいではないでしょうか。そもそも、あまり似ていませんが。なお、手持ちはCDですが、収録された15曲はすべてモノラルです。