シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドの新録(2012年)で楽しんできた管弦楽組曲。収録順に第1番、第3番、第2番ときいてきて、今日は最後の第4番です。このBWV1069の編成は、3部のトランペット、テンパニ、3部のオーボエ、ファゴットはすべて各1、2部のヴァイオリンが各2にヴィオラが1、そして通奏低音は、バス・ド・ヴィオロンが2、、チェンバロが1というものです。
クイケンたちの演奏は、舞曲によっては軽いスウィング感も楽しめますし、前記のように少人数の編成ながら、序曲やレジュイサンスでの力感もじゅうぶん。サントリーのウィスキーではないですが、「なにも足さない。なにも引かない。」ということばがじつにふさわしく感じます。なお、舞曲のくり返しは、「交互に」と表記された舞曲でのダ・カーポ後をふくめ、すべて励行されています。
CD : ACC 24279(ACCENT)