毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)とアンドレーア・マルコン(チェンバロ)による「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」。番号順に収録されたアルバム(2000年録音)から順番に楽しんでおり、最後にきくのはもちろんト長調の第6番です。このBWV1019には異稿もありますが、カルミニョーラたちは、ふつうきかれる最終稿による演奏です。6曲のソナタ中これのみ5楽章構成で、しかもアレグロではじまるのもこれのみ。また、第3楽章はチェンバロ独奏曲となっています。

CD : S2K 89469(SONY CLASSICAL)

S2K 89469

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今日はいつもよりおそめの投稿になりましたが、きくのはこれまでどおり、ジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレーア・マルコンによる「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」です。今夕きくのはヘ短調の第5番(BWV1018)で、昨日の第4番と同じく、じつに真摯な雰囲気に満ちています。緊迫感のある中で、第3楽章のアダージョ(ハ短調)のみはくつろげますが、このアダージョ、おおげさにいえば和音だけの楽章で、ヴィヴァルディをはじめイタリアの緩徐楽章にたまにみられるタイプです。

CD : S2K 89469(SONY CLASSICAL)

S2K 89469

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ジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレーア・マルコンによる「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」、これからきくのはハ短調の第4番です。このBWV1017は、「深い悲しみの表現と和声によって、第5番と双璧をなす傑作」(『バッハ事典』)。カルミニョーラのヴァイオリンは、あいかわらずのキレキレですが、ただそれだけでなく、ここでは表現の彫り込みの深さが感じられます。また、変ホ長調に転じた第3楽章のアダージョでは、例によって伸びやかな歌をきくことができます。

CD : S2K 89469(SONY CLASSICAL)

S2K 89469

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夕べのひとときにきくのは、オランダ・バッハ協会、エリック・フルイマンス(トランペット)とマルク・コンスタンツ(バンドネオン)のコラボによる「あなたの慈しみで 私たちを死なせ」(歌詞訳は若林敦盛)。これは、「Old New & Blue」(Channel Classics CCS SA 35613)というアルバムに収録された、カンタータ「イエス十二弟子を召し寄せて」の第5曲をベースにした演奏。まずコラール旋律をベースに、バンドネオンとトランペットによるしばしの即興、それからオランダ・バッハ協会(ピリオド楽器アンサンブル)が原曲の器楽パートを演奏するなか、トランペットのフルイマンスがコラール旋律を奏するという展開です。近年はこのアルバムのように、いわゆる古楽のアンサンブルとジャズ奏者のコラボがちらほらあり、ダウンランド、モンテヴェルディ、パーセルなど、どれもおもしろくきくことにができます。

CCS SA 35613

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今週は、ジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレーア・マルコンというイタリア人コンビによる、「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」を楽しんでいます。きいているのは2000年録音のアルバムで、これを番号順に楽しんでおり、今日きくのはホ長調の第3番(BWV1016)です。イタリアの感傷的なアダージョを思わせる嬰ハ短調の第3楽章では、ゆったりとしたテンポをとり、マルコンのチェンバロも、カルミニョーラのヴァイオリンも情緒豊かに歌っています。

CD : S2K 89469(SONY CLASSICAL)

S2K 89469

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昨日からききはじめた、ジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレーア・マルコンによる「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」。今週は二人が2000年に録音したアルバムから、ヴァイオリン・ソナタを番号順(収録順)に楽しむことにしています。今日きくのは、イ長調の第2番(BWV1015)。このソナタ、レチタティーヴォ風にはじまる歌に満ちた第1楽章からして、カルミニョーラ、マルコンのイタリア人コンビにはぴったりといえ、第2楽章も明るく快活そのものです。

CD : S2K 89469(SONY CLASSICAL)

S2K 89469

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今週のバッハは、ジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレーア・マルコンによる「オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ」です。ヴァイオリン・ソナタは、今年1月末にも、レイチェル・ポッジャーとトレヴァー・ピノックというイギリスの演奏家コンビで楽しみましたが、今週きく二人はイタリアの演奏家。カルミニョーラとマルコンの録音は2000年で、こらはポッジャーとピノックと偶然にも同年です。カルミニョーラたちの録音では、ソナタが番号順に収録されており、今週は今日の第1番(BWV1014)からその順番どおりにきいていきます。

CD : S2K 89469(SONY CLASSICAL)

S2K 89469

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これからきくのは、シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)とシュターツカペレ・ベルリンによるチェンバロ協奏曲の第1番(Sony Music 88697727282)。日曜日にはカンタータ、というのが定例なのでですが、復活節前第6日曜日のためのカンタータは伝承されていないので、毎年この日は、このようにほかのジャンルから選んでいます。ディナースタインは、このブログでも何度か紹介していますが、1972年生まれのアメリカの奏者。ピアノによる演奏ということで、独奏楽器がオーケストラにピアノが埋もれることがなく、テュッテイでも独奏パートはくっきりしています。

88697727282

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これからきくのは、ユリア・シュレーダー(リーダー&ヴァイオリン)とバーゼル室内管弦楽団によるト短調のヴァイオリン協奏曲。このヴァイオリン協奏曲は、BWV1056という番号が示しているように、ヘ短調のチェンバロ協奏曲から、その原曲であったと想定される協奏曲を復元したものです。BWV1056の復元は、ヴァイオリン協奏曲のほかに、オーボエ協奏曲としても試みられています。シュレーダーたちの協奏曲が収録されているのは、ヌリア・リアルのアルバム。これにはアルバムの主役であるリアルの歌うアリアと、シュレーダーたちの復元協奏曲が2曲収められています。録音は2013年です。

CD : 88765482752(deutsche harmonia mundi)

88765482752

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これからきくのは、昨日に続きマニフィカト(BWV243)。今日はジョルディ・サヴァールたちの、ヴィヴァルディのマニフィカトなどとカップリンされたアルバムからきくことにします。ひとひねりが趣味のようなヨス・ファン・フェルトホーフェンとはちがい、サヴァールたちは特に凝ったことをするわけでなく、ニ長調の改訂稿をストレートにきかせてくれます。合唱も精度より個々の歌手の個性がきこえてくるようでもあり、色とりどりの響きが楽しめます。

CD : AVSA9909D(ALIA VOX)

AVSA9909D

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これからきくのは、ヨス・ファン・フェルトホーフェンとオランダ・バッハ協会によるマニフィカト。今日は教会暦とは無関係ですが、声楽作品をききたくなったので、手持ち豊富なマニフィカトを選んでみました。そのマニフィカトですが、バッハには、変ホ長調(初稿/BWV243a)とニ長調(改訂稿/BWV243)というふたつの稿があり、フェルトホーフェンは、よく知られたニ長調の改訂稿で録音(2009年)しています。

しかし、フェルトホーフェンはいつものようにひとひねりし、バッハが初稿でしたように、改訂稿とは別に4曲の宗教歌を挿入。第2曲のあとにスウェーリンクの「輝く曙の明星のいと美わしきかな」、第5曲のあとにフェリートの「走れ、羊飼いたちよ」、第7曲のあとにシャインの「おお幼いイエスよ、わが幼いイエスよ」、第9曲のあとにヨハン・ミヒャエル・バッハの「いと高き神に栄光あれ」、というぐあいです。

録音におけるオランダ・バッハ協会の歌手たちは、独唱者5人と、それを補強する歌手たち10名の計15名編成。オーケストラは24名編成(通奏低音は計7名)とみられ、18世紀オーケストラのメンバーをはじめ、ピーテル・ヤン・ベルダーといった、著名な独奏者も加わっています。また、第1ヴァイオリンのトップには、山縣さゆりの名がクレジットされています。

CD : CCS SA 32010(Channel Classics)

CCS SA 32010

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ソフィー・イェーツが1996年に録音したアルバム「J.S.Bach Transcriptions for solo harpsichord of Concerti by Vivaldi and the Marcello brothers」。これは表題どおり、ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟の協奏曲を、バッハがクラヴィーア独奏用として編曲したものを収録しており、先週から収録順に楽しんできました。最後にきくのは、ベネデット・ジャコモ・マルチェッロのヴァイオリン協奏曲を原曲とする、ハ短調の協奏曲。使用楽器は、ジャン・クロード・グージョン(1748年)による、アンドルー・ガーリック製(1996年)のチェンバロです。

CD : CHAN 0796(Chandos Records)

CHAN 0796

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ソフィー・イェーツのチェンバロできいているクラヴィーア独奏用協奏曲。アルバムには、ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟の原曲をバッハが編曲したものが収録されており、先週、今週と、収録順(番号順)に楽しんでいます。今日これからきくのは、ヴィヴァルディの作品4第1番を原曲とするト長調の協奏曲(BWV980)。昨日のBWV978から、BWV979をとばしてBWV980なのは、BWV979の原曲がトレッリのヴァイオリン協奏曲を原曲のためです。

CD : CHAN 0796(Chandos Records)

CHAN 0796

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先週からきいている、ソフィー・イェーツによるクラヴィーア独奏用協奏曲。1996年録音のアルバムから、収録順(番号順)に楽しんでおり、今日きくのはヘ長調の協奏曲(原曲はヴィヴァルディの作品3第3番)です。先週土曜日のBWV976からひとつ番号がとんでBWV978なのは、アルバム表題が示しているように、原曲が「Vivaldi and the Marcello brothers」でないことが理由。

CD : CHAN 0796(Chandos Records)

CHAN 0796

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復活節前第7日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによる「イエス十二弟子を召し寄せて」(BWV22)です。このカンタータは、バッハ学者クリストフ・ヴォルフによれば、「汝まことの神にしてダヴィデの子よ」(BWV23)とともに、バッハのトマス・カントル採用試験として初演されたいうこと。真摯なBWV23にくらべると、こちらのBWV22は優美な雰囲気がまさります。なお、ガーディナーたちの録音は、2000年5月5日、バッハ・カンタータ巡礼の一環として、ケンブリッジ・キングス・カレッジ礼拝堂でおこなわれたものです。

CD : SDG 118(SDG)

SDG 118

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