今週はちょっと趣向をかえて、「小川のせせらぎ」週間にしようか、と。このブログでは、ピリオド楽器によるバッハをきいているのですが、ちがうアプローチでのバッハもおもしろいでしょうし、バッハはどういうふうに料理しても楽しめます。
さて、今日きくのはララ・セント・ジョンの「Bach the concerto album」(Avie Records AV 0007)から、BWV1043。このいただきもののCD、なんでもジャケ買いしたものらしく、このジャンルのCDとしては類をみないような、セクシーで魅力的なジャケットです。
音楽のほうもジャケットにおとらず魅力的で、なめらかな硬質感があり、冷やかなようで高揚感もあります。テンポもピリオド奏法からの影響か、第1楽章が3分20秒、第2楽章が6分20秒、第3楽章が4分20秒と、かなり速いものになっています。
ララは1971年、カナダ生まれで、ここでは兄のスコットと共演しています。オーケストラはニューヨーク・バッハ・アンサンブル、録音は2000年です。好み(容姿ではなく音楽の)はわかれるかもしれませんが、音楽そのものは真摯で好感がもてます。