毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日のバッハは、二重合唱によるモテット「汝を去らしめず、汝われを祝せずば」。短いながらもとても美しいこのBWV Anh.159、ヨーハン・クリストフ・バッハの作との説もありますが、「J.S.バッハの作である可能性も高い」(『バッハ事典』)とのこと。演奏はレーゲンスブルク大聖堂聖歌隊たちによるものです。

CD : 445 291-2(Deutsche Grammophon)

445 291-2

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マットとノルディック室内合唱団、そしてフライブルク・バロック・オーケストラのメンバー(通奏低音)による演奏できいている「4声コラール」。じつはマットたちのCD、なぜか「4声コラール」を完全収録していないですが、それはともかく、今日はそのCDから、「たしかにその時なり」をきくことにします。

CD : 99575(Brilliant Classics)

99575

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「おのが平安に帰り」(「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集 第2巻」)は、「コラール旋律にバスをつけた、ごく平易なもの」(『バッハ事典』)。作曲者は不明ですが、「息子J.G.ベルンハルトの習作?」(『同』)とする説もあるようです。なお、いまからきく演奏は、ベーリンガーのチェンバロ独奏によるものです。

CD : CD92.136(Hänssler CLASSIC)

CD92.136

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今日のバッハは、オルガン・コラール「天にましますわれらの父よ」。「天にましますわれらの父よ」には、BWV760、BWV761もありますが、いまからきくのはBWV762で、「おそらくJ.T.クレープスの習作」(『バッハ事典』)とのことです。オルガン演奏はファーイウスです。

CD : BIS-CD-445(BIS Records)

BIS-CD-445

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今日は復活節後第2日曜日。きくのはもちろんこの日のためのカンタータで、ガーディナーたちの演奏による「イスラエルの牧者よ、耳を傾けたまえ」です。BWV104の編成は、弦と通奏低音をのぞくと、オーボエ・ダ・カッチャをふくむオーボエ属だけの編成で、これが牧歌的な響きをもたらしています。この牧歌的な響きは、当日朗読される福音書章句をふまえた、「善き羊飼い」としてイエスを音楽として表象したものです。

CD : SDG 131(SDG)

SDG 131

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日中はいろいろな雑事でいそがしく、この時間になって手がすき、ようやくバッハにありつくことができました。さて、これからきこうと思うのは、2度目となる2つのヴァイオリンのための協奏曲。演奏は、第1番、第2番と同じ、サイモン・スタンデイジ(指揮と第1ソロ)とコレギウム・ムジクム90で、第2ソロはミカエラ・コンベルティです。

CD : CHAN 0594(Chandos Records)

CHAN 0594

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ちょっと遅めの昼食休憩のしめは、マットとノルディック室内合唱団たちによる「聖なるかな」(「4声コラール」)です。もうちょっとゆっくりバッハを楽しみたいのですが、忙しくて時間がとれず残念。なお、このBWV325は、ラテン語讃歌「聖なる人はつたなきものをも」にもとづくものです。

CD : 99575(Brilliant Classics)

99575

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マクリーシュによる「マタイ受難曲」、流麗で、しかも力感もある演奏で、解釈などには異論があるかもしれませんが、高水準の演奏でした。

その特徴は、

  • 合唱の編成はOVPP
  • 第1曲などテンポのかなり速い楽曲がある
  • ほとんどが英語圏の歌手

です(曲の通し番号は新全集)。

解説書に掲載されたインタビューで、the Rifkin/Parrott theoriesに言及しているように、声楽の編成はリフキン説に従いOVPPです。第1群、第2群ともに成人4人の歌手による編成(ソプラノとアルトはすべて女性)で、ソプラノ・イン・リピエーノとして、別に歌手(女性)を1人をたてています。

OVPPゆえにたいへんなのは第1群のテノール歌手とバス歌手。テノール歌手は、福音史家役から群集の合唱、レチタティーヴォとアリア、コラールを歌い、バス歌手は、イエスをはじめ、ユダ、ペトロ、カイアファ、ピラト、祭司、群集の合唱、レチタティーヴォとアリア、コラールを歌います。

器楽の編成のほうは、第1群、第2群ともに弦は2-2-1というもの。通奏低音にはチェンバロを用いず、チェロ、ヴィオローネ、オルガンという編成(各群各1)です。また、特定の曲だけで指定されているリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバは、別奏者をたて、オーボエ奏者は、ダ・モーレとダ・カッチャを持ち替え。

上記のような編成のマクリーシュの「マタイ」。ききはじめてすぐに、そのテンポに驚かされます。演奏の質という点でも、男性のみの編成という点でも、いわゆる古楽系の指標的演奏といえるレオンハルトの第1曲が8分25秒なのに、マクリーシュのは6分6秒。手近なところにあるCDのなかでは最速です。

このテンポについて、マクリーシュは解説書のインタビューで、バッハの(非舞曲)音楽と舞曲との関連、そしてアンサンブルの規模とテンポについて言及。舞曲にもとづくリズムと、大合唱ではないOVPPによる編成こそが、テンポの増速につながったことを説明しています。

OVPPやテンポの速さだけが強調されがちですが、マクリーシュたちの演奏の美質は、コラールにおいてきわだっていると思います。響きが純正で、これはいままであまりなかった響きだと感じました。もちろん、ポリフォニックの綾もききとりやすく、歌詞が明瞭にきこえてきます。

ただ、歌詞が明瞭だといっても、ドイツ語のディクションは甘くて、これは不満がのこるところがあります。第2群のバス歌手シュテファン・ローゲスがドイツ、第1群のマグダレーナ・コジュナーがチェコなのをのぞき、すべてイギリスの歌手で、いたしかたないことかもしれません。



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ひさしぶりの深夜のバッハは、ファーイウスのオルガン作品全集第6巻から、「われら皆一なる神を信ず」です。このBWV765には「偽作の疑い」(『バッハ事典』)があるということですが、けっこう好みだったと、かすかに記憶。はたしてその記憶どおりなのか、深夜なのでヘッドホンから音をだし、確かめてみることにします。

CD : BIS-CD-397/98(BIS Records)

BIS-CD-397/98

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これからきく「思いみよ、わが霊」(「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集 第2巻」)は、「格言『メメント・モーリ』(死を想え)の精神に則ったアリア」(『バッハ事典』)。このBWV509を、ルーベンスはかみしめるように歌い、ベーリンガーがチェンバロで伴奏します。なお、歌詞のもとになったMemento moriは、美術ではよく知られた主題で、音楽でも時代によってはよくとりあげられました。

CD : CD92.136(Hänssler CLASSIC)

CD92.136

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早朝からおこなわれていたgooブログのメンテナンス。作業がずいぶん遅延していたのですが、さきほどアクセスしていたら、無事完了していました。ということで、これから今日のバッハを投稿します。きくのは、2度目となるヴァイオリン協奏曲の第2番。演奏は先日の第1番と同じ、スタンデイジとコレギウム・ムジクム90のもの。昨今の個性的な演奏のなかにあっては、ちょっと地味な印象が残っています。

CD : CHAN 0594(Chandos Records)

CHAN 0594

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マットとノルディック室内合唱団、そしてフライブルク・バロック・オーケストラのメンバー(通奏低音)による演奏で、少しずつきいている「4声コラール」。今日はきくのは、「聖なるキリストは甦りたまえり」。このBWV306の歌詞は、ラテン語讃歌「きょうキリストは甦りたまえり」によるものです。

CD : 99575(Brilliant Classics)

99575

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復活節後第1日曜日の今日は、この日のためのカンタータ、「死人の中より甦りしイエス・キリストを覚えよ」をきくことにします。演奏は、昨年の同じ時期にもきいたガーディナーたちによるもの。このBWV67が収録されたCDは、復活節第3日から復活節後第2日曜日までのカンタータで構成されており(BWV150をのぞく)、このブログではBWV42、BWV85、BWV158をすでにきいています。

CD : SDG 131(SDG)

SDG 131

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ちょっと遅めの昼食休憩のしめは、コーヒーとバッハ。きくのは「パイプにおいしいタバコを詰めて」(「アンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集 第2巻」)で、メルテンスがパイプを手に表情豊かに歌います。伴奏はコープマンのチェンバロです。

DVD : 2050348(EuroArts)

2050348

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今日のバッハは、ひさしぶりとなる「管弦楽作品」。で、きくのはヴァイオリン協奏曲の第1番です。BWV1041は、すでに、寺神戸亮をソリストとする、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏できいていますが、2度目となる今回は、スタンデイジとコレギウム・ムジクム90のものを選びました。スタンデイジたちの演奏は、「3つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調 BWV1064」と同じCDに収録されており、このBWV1041も、ピノックとのCDと同一線上の、おおむねさわやかな演奏です。

CD : CHAN 0594(Chandos Records)

CHAN 0594

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