毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




中断していたブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」、今日から再開してシンフォニアを番号順に楽しみます。これからきくのはその第1番(BWV787)で、このハ長調のシンフォニアは、今日の天気のように晴れやかな音楽です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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今日きくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーによるロ短調ミサ曲。先日、ガーディナーの新録をきいたばかりですが、これからきくのは1985年録音の旧録のほうです。コンセプトは新旧ほぼかわらず、ほとんどのアリアは合唱団員が歌っています。とにかく、いまききなおしてみてもじつに清冽な演奏で、発売当時は、前年録音の「パロットによるロ短調ミサ曲」、同年録音のグスタフ・レオンハルトのそれとともに、バッハの声楽曲演奏に新時代がきた印象をもちました。なお、今日は待降節第1日曜日で、いつもならカンタータをきくところですが、ロ短調ミサ曲で代替としました。

CD : 415 514-2(ARCHIV PRODUKTION)

415 514-2

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今日これからきくのは、一昨日、昨日に続きロ短調ミサ曲。今日はフリッツ・ヴェルナーたちによる演奏で、昨日のカール・リヒターの録音(東京でのライブ)から10年ほどまえの1958年の録音(ERATO 2564 61403-2)です。ヴェルナーの演奏は、リヒターにくらべると、張りつめたような緊迫感は欠けています。これを温い演奏だといえばそれまですが、しかし、篤実で、当時のドイツでの日常的バッハを伝えるものだといえるでしょう。独唱者は、インゲボルク・ライヒェルト、エリーザベト・フェルナー、レナーテ・ギュンター、ヘルムート・クレープス、フランツ・ケルヒで、管弦楽は、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団 合唱はハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団 です。独奏者のなかには、オーボエのピエール・ピエルロやジャック・シャンボンの名もみえます。録音はあまりよいとはいえません。

2564 61403-2

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今日もきくのは、昨日に続きロ短調ミサ曲で、カール・リヒターたちによる録音です。リヒターの録音は、映像をふくめて4種がのこされているのですが、きくのは3度目の1969年の録音(ARCHIV PRODUKTION 463 701-2)です。これは東京文化会館での、ほとばしるような情熱にあふれた演奏会(5月9日)をライブ収録したもの。終曲の「われらに平安を与えたまえ」も、きわだった高揚感があります。独唱者は、ウルズラ・ブッケル、マルガ・ヘフゲン、エルンスト・ヘフリガー、エルンスト・ゲロルト・シュラムで、管弦楽と合唱はもちろんミュンヘン・バッハ管弦楽団と同合唱団です。なお、録音(NHKが収録)はあまりよくありません。

463 701-2

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ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。1996年に、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロを弾いて録音されたアルバムを、先々週から番号順に楽しんできて、昨日でインヴェンションをききおえました。このままシンフォニアに進んでよいのですが、それは翌週の月曜日からとし、今日からはロ短調ミサ曲(BWV232)をきいていこうと思います。

このBWV232をきこうと思った理由は、まず手持ちがたくさんあるわりには、きく(紹介する)機会がすくないこと。そして、最近の殺伐、混沌とした世界情勢から、平和を考える機会が増えたためです。バッハの晩年の手になるDona nobis pacem(われらに平安を与えたまえ)からは、現代人の、しかも非キリスト者の思いとはちがうとしても、平和への強い希求が感じられます。

今日の音源は、ジョン・エリオット・ガーディナーによるCD。ガーディナーのロ短調ミサ曲には新旧の録音がありますが、これからきくのは新しいほうで、2015年3月の録音。旧録(アルヒーフ盤で1985年録音)とくらべると、コンセプトはほぼ同じですが、ダイナミクスがより増して、堂々たる演奏となっています。これから、まずキリエとグローリアを、そして夜にクレド以下をきくことにします。

CD : SDG722(SDG)

SDG722

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フランスのチェンバロ奏者ブランディーヌ・ヴェルレが、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロを弾いて1996年に録音した「インヴェンションとシンフォニア」。先々週から番号順にきいてきており、これからきくのはインヴェンション第15番です。このBWV786、「平均律クラヴィーア曲集」第2巻の第24番、あるいは「ゴルトベルク変奏曲」の第30変奏(クオドリベット)と、ちょっとおどけた曲調に共通性があります。

ところで、ヴェルレのアルバムのジャケット、これはニコラ・ヌーシャテルの手になる、ニュルンベルクのカリグラファー、ヨーハン・ノイデルファーの肖像(1561年)です。ノートを持つ少年は息子または弟子ともされますが、とにかく教師と生徒の図にはちがいなく、この絵が選ばれたのは、「インヴェンションとシンフォニア」の学習的側面からなのでしょう。手にしている正十二面体も、数学的でバッハにふさわしい感じです。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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先々週から番号順に楽しんでいる、ブランディーヌ・ヴェルレの「インヴェンションとシンフォニア」。これからきくのはインヴェンションの第14番で、このBWV785、32分音符と13分音符からなる、軽妙な主題だけでできているような曲です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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もう雨が降りだしていてもよい予報のはずなのに、降りそうで降らない、なんともはっきりしない天気。気分転換の散歩にでるにも、これだと判断がつきかねます。天気とちがってはっきりしているのは、これからきくバッハ。今日きくのはインヴェンションの第13番(BWV784)で、ブランディーヌ・ヴェルレが、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロを弾いたものです。もやもやした天気とちがい、冴え冴えとした音色を楽しめます。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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三位一体節後第25日曜日にきくのは、カンタータ「汝 平和の君、主イエス・キリスト」です。このBWV116は、ヤーコプ・エーベルトの同名コラールによるカンタータで、1724年11月26日に初演。ほかのコラール・カンタータと同じく、コラールを歌詞とする合唱曲にはじまり4声体のコラールでとじられます(ほかの曲の歌詞はコラールをパラフレーズしたもの)。音源は、先週にひき続きカール・リヒターたちによるCDで、録音は1977年、1978年。独唱者は、エディト・マティス、トゥルデリーゼ・シュミット、ペーター・シュライヤー、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウで、管弦楽と合唱は、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、同合唱団です。

439 394-2

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ブランディーヌ・ヴェルレが、ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロを弾いて録音した「インヴェンションとシンフォニア」。先週から番号順に楽しんでおり、今日きくのはイ長調の第12番です。このBWV783は、小春日和の陽だまりから元気に走り出したような、若々しい曲です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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川端純四郎著『J.S.バッハ 時代を超えたカント-ル』(日本キリスト教団出版局)は、じつにおもしろいバッハ評伝です。著者(故人)の「あとがき」によると、「バッハ伝を書くことができると考えた理由」を、クリストフ・ヴォルフとマルティン・ゲックの「大著をもってしてもまだバッハについては語り尽くしていない」ため、と説明しています。ほかにも理由をあげていますが、やはり、根源的には「語り尽くし」えないバッハゆえ、ということになるのでしょう。著者がバッハ研究の専門家でないことが、ヴォルフやゲックとの視点のちがいを鮮明にし、それがこの本最大の魅力になっています(「ヨハネ受難曲」と「反ユダヤ主義」の問題など)。執筆時におけるバッハ研究の新しい成果もとりいれられています。

J.S.バッハ 時代を超えたカント-ル

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フランスのチェンバロ奏者、ブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。1996年に録音されたアルバムから番号順に楽しんでおり、これからきくのはト短調の第11番(BWV782)です。ヴェルレが弾くのは、ヨハネス・リュッカースのチェンバロ。このチェンバロは、コルマール(フランス)のウンターリンデン美術館が所蔵する楽器で、1624年の製作後いくつかの改造をへてはいますが、オリジナルの美しい響きがいまも保たれています。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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先週からききはじめたブランディーヌ・ヴェルレによる「インヴェンションとシンフォニア」。ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ(1624年)の響きも美しいアルバムから、番号順に楽しんでいます。雨はあがったものの、まだうす暗い今日きくのは、ト長調の第10番(BWV781)。屈託のないインヴェンションなので、昨日の予報どおりなら天気にもあうと思っていたのですが、ちょっとそぐわない感じです。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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昨日から降り続く雨。明後日あたりまでは雨の予報で、寒暖差があまりなく、京都の紅葉の見ごろ時期にも影響がでるかもしれません。さて、レギュラーできいているブランディーヌ・ヴェルレによるインヴェンション、今日きくのはヘ短調の第9番(BWV780)です。こんな雨の日にきくと、何度もあらわれる下降音までが、雨をあらわしているようにきこえてきます。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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今日は天気予報どおりの天気。いまはうす暗いだけですが、雨がまもなく降ってきそうです。昨日もふれたように、今日きくインヴェンションの第8番(BWV779)は、この天気にそぐわない曲ですが、順番どおりにきいているのでしかたありません。チェンバロ演奏は、これまでと同じくブランディーヌ・ヴェルレ。ヨハネス・リュッカースのオリジナル・チェンバロ(1624年)を弾いての演奏で、1996年の録音です。

CD : E 8603(Astrée)

E 8603

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