今週のバッハは、ヘルムート・ヴァルヒャによるトリオ・ソナタ。音源はヴァルヒャが大戦後まもなく着手した、1947年から1952年にかけて録音された全集の旧録(10枚組)で、新録はステレオでしたがこちらの旧録はモノラルです。同じ音源はアルヒーフから発売されていましたが、手持ちのものはドキュメンツから発売された廉価盤(アマゾンで1698円)で、解説書も添付されていませんが、この価格ならしかたありません。
オルガンのための6曲のソナタは、10枚組の1枚目に収録。今週はこれを番号順=収録順にきいていくので、今日は第1番ということになります。このBWV525は1947年の録音で、使用楽器はリューベックのヤコビ教会のオルガン(明記されていませんがおそらく小オルガン)です。ヴァルヒャの演奏はいつものように各声部が明瞭にききわけられ、録音の面でもモノラルという条件をあまり感じさせなません。
CD : 223489(DOCUMENTS)