毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、パヴロ・ベズノシウクによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番(BWV1003)。収録されたCDは、アントワープのマティアス・ホフマンのヴァイオリン(1676年ごろ)を奏き、2007年に録音したものです。演奏についてはこれまできいてきたベズノシウクと同じく、フーガのような動きがある楽章はなかなか楽しめます。

CD : CKD 366(Linn Records)

CKD 366

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昨日のカンタータをはさみ、先週からきいている、パヴロ・ベズノシウクによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(2007年録音)。6曲を収録順にきいているのですが、収録順が番号順ではないため、今日これからきくのはパルティータ第1番(BWV1002)となります。4つの楽章は、アルマンド、クーラント、サラバンド、テンポ・ディ・ボレアという構成で、それぞれの舞曲にはドゥーブルが付されています。

CD : CKD 366(Linn Records)

CKD 366

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復活節後第1日曜日にきくのは、ピーテル・ヤン・レウシンクたちによる「この同じ安息日の夕べ」です。このBWV42は1725年4月8日に初演されたカンタータ。シンフォニアにはじまり、レチタティーヴォ(テノール)、アリア(アルト)、コラール(ソプラノとテノール)、レチタティーヴォ(バス)、アリア(バス)、コラール(4声)という構成です。レウシンクたちの録音は1999年におこなわれ、管弦楽と合唱は、ネーデルランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団(出番は終曲のみ)。独奏者は、ルース・ホルトン、シトセ・ブヴァルダ、クヌート・ショッホ、バス・ラムセラールです。

CD : 99363(BRILLIANT CLASSICS)

99363

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これからきくのは、イギリスのヴァイオリン奏者、パヴロ・ベズノシウクによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番(BWV1005)です。ベズノシウクの演奏は、これまでと同じく淡彩な印象があり、ゆるやかな楽章のアダージョやラルゴではとくにその傾向が強く感じられます。使用楽器は、マティアス・ホフマン(アントワープ)による1676年ごろのヴァイオリンです。

CD : CKD 366(Linn Records)

CKD 366

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昨日からききはじめた、パヴロ・ベズノシウクによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。収録順がちょっとイレギュラーなので、今日これからきくのはパルティータの第2番(BWV1004)です。ベズノシウクの演奏は、録音状態の影響かもしれませんが、やや色彩感に欠けるように思えます。ちょうどジャケット写真のようでもあり、モノトーンというほどではないのですが、淡彩なイメージです。ベズノシウクのヴァイオリンは、アントワープのマティアス・ホフマンのヴァイオリン(1676年ごろ)。弓はルイス・エミリオ・ロドリゲス・キャリントンの2006年製作のそれです。

CD : CKD 366(Linn Records)

CKD 366

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今週後半から来週前半にかけて楽しむのは、パヴロ・ベズノシウクによる無伴奏ヴァイオリンのための作品です。収録順は、ディスク1にソナタ第1番、パルティータ第2番、ソナタ第3番、ディスク2にパルティータ第1番、ソナタ第2番、パルティータ第3番というもので、2枚のディスクのふりわけは、おそらく収録時間の問題だと思われます。今日から、これら6曲を収録順のまま順できいていくこととし、まずきくのはソナタ第1番(BWV1001)です。

ベズノシウクは、1960年生まれのイギリスの奏者。ギルドホール音楽演劇学校でデイヴィッド・タケノ(ミドリ・ザイラーレイチェル・ポッジャーも学んでいる)に師事し、1980年代からパーリー・オブ・インストゥルメンツなどに参加。その後はロンドンのさまざまなピリオド楽器のアンサンブルのリーダーとして活動してきました。録音(2007年)で使用されたのは、マティアス・ホフマンのヴァイオリン(1676年ごろ)です。

CD : CKD 366(Linn Records)

CKD 366

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先週から楽しんでいる、レイチェル・ポッジャーのヴァイオリンによる6曲の無伴奏チェロ組曲。聖金曜日には受難曲、復活節にはカンタータをきいていたので、これからきく第6番(BWV1012)は週がかわって今日ということになりました。レイチェルの編曲ですが、ここでは移調なしで、6曲の組曲の中では、この第6番がヴァイオリンとの相性がいちばんよいと感じました。できあがった音楽も、いきいきと美しく、ガヴォットでのバグパイプ風な効果も楽しめます。使用ヴァイオリンはペサリニウスによる1739年製。録音は2018年です。

CD : CCS SA 41119(Channel Classics)

CCS SA 41119

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復活節第3日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「平安 汝にあれ」です。この全4曲からなるBWV158は、レチタティーヴォ(バス)、アリアとコラール(バスとソプラノ)、レチタティーヴォとアリオーソ(バス)、コラール(4声)という、演奏時間が10分にも満たないつつましい構成のカンタータ。この録音では編成も小さく、通奏低音はチェロ、ヴィオローネ、チェンバロ、オルガンですが、ほかの楽器はパート1人という編成で、合唱もパート1人、つまりOVPPです。なお、第4曲のコラールは、復活節第1日にきいた「キリストは死の縄目につながれたり」と同じ、マルティン・ルターによる同名コラールの第5節からとられています。

CD : BIS-SACD-1691(BIS Records)

BIS-SACD-1691

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復活節第2日にきくのは、クリストフ・コワンたちによる「われらと共に留まりたまえ」です。このBWV6は、1725年4月2日に初演された全6曲からなるカンタータで、第3曲のコラールではヴィオロンチェロ・ピッコロが音楽を彩ります。コワンのカンタータ録音では、このヴィオロンチェロ・ピッコロが編成されたものをとりあげており、ここでもコワンがヴィオロンチェロ・ピッコロを演奏しています。独唱者は、バルバラ・シュリック、アンドレアス・ショル、クリストフ・プレガルディエン、ゴットホルト・シュヴァルツ。合唱はアクサンテュス室内合唱団、管弦楽はアンサンブル・バロック・ド・リモージュで、録音は1995年です。

CD : E 8555(Astrée)

E 8555

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復活節第1日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「キリストは死の縄目につながれたり」です。このBWV4は、ミュールハウゼン時代に初演されたとみられるカンタータで、マルティン・ルターによる同名コラール全節(7節)を歌詞としています。したがって、管弦楽と合唱によるコラール・パルティータ(変奏曲)ということもできます。鈴木たちの録音(1995年)では、管弦楽にコルネットとトロンボーンが追加されたライプツィヒの再演稿(初演稿は伝承せず)を採用。管弦楽は16人編成、合唱は合唱も歌う独唱者(来栖由美子、太刀川昭、片野耕喜、ペーター・コーイ)もふくめ20名編成です。

CD : BIS-CD-751(BIS Records)

BIS-CD-751

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今週レギュラーできいているのは、レイチェル・ポッジャーのヴァイオリンによる6曲の無伴奏チェロ組曲。昨日は聖金曜日ということで受難曲をきき、レイチェルの無伴奏チェロ組曲はお休みしましたが、今日からのこる第5番と第6番をきいていくことにします。といっても明日からの復活節でも休止し、第6番は来週水曜日にきく予定ですが。ともかく、これからきくのは第5番。このBWV1011は組曲に2曲だけの短調曲のひとつで、のちにト短調のリュート組曲に編曲されています(レイチェルもリュートと同じくト短調に移調しての編曲)。レイチェルのヴァイオリンはしなやかそのものですが、おもしろいことにチェロからヴァイオリンにかわっても、音楽の渋味はのこされたまま。解説からするとスコルダトゥーラがもちいられているようで、プレリュードは「暗く深刻で、病的な思慮深さ」があるとのことです。録音は2018年。ヴァイオリンはペサリニウスによる1739年製です。

CD : CCS SA 41119(Channel Classics)

CCS SA 41119

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2019年の聖金曜日にきくのは、ジョルディ・サヴァールたちによる「マルコ受難曲」(BWV247)です。1731年3月23日に初演された「マルコ受難曲」は、ピカンダーの台本(1732年出版の『まじめな詩・諧謔的な詩・風刺的な詩』第3部所収)のみ伝承され、バッハの音楽はすべて失われました。したがって、その上演にさいしては、音楽を再構成する必要があります。再構成の試みはすでに多数おこなわれており、このブログでもトン・コープマン、サイモン・ヘイズの再構成にもとづく録音をきいています。

これからきくサヴァールたちの「マルコ受難曲」は、2008年、サンクトペテルブルクで発見されたピカンダーによる印刷歌詞本によっています。これは1744年3月27日に再演されたさいのもので、1731年初演稿とくらべるとアリアが2曲追加されるなど、バッハの改訂の手がくわえられています。この再演稿による再構成において、その原則をサヴァールは解説で簡潔に説明しています。

たとえば、再構成にあたってほかの作曲家の曲をパスティッチョのようにもちいたり、また新規に作曲したりすることを回避。つまり、バッハの既存曲を最大限利用しての再構成ということです。そのため、じっさいに再構成された音楽をきき進めていくと、聖句の部分も、どこかできいたことがある音楽(「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲など)で埋めつくされています。

録音に参加しているのは、コンセール・デ・ナシオン、ラ・カペラ・レイアル・ディ・カタルーニャというサヴァール手兵の団体と独奏者たち。ただし、合唱のソプラノとアルト声部は、ヴェウ(コル・インファンティリ・アミーチ・デ・ラ・ウニオ)の少女たちの若い声によっています。録音は、2018年3月26日、ヴェルサイユ宮殿王立礼拝堂でのライブ収録です。

CD : AVSA 9931(ALIA VOX)

AVSA 9931

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今日これからきくのは、レイチェル・ポッジャーによる無伴奏チェロ組曲の第4番です。レイチェルの編曲では、原曲の変ホ長調を変ロ長調を移調。その演奏は、これまでと同じくじつに軽快です。ヴァイオリンの機動性がいかされたクーラントなどもよいのですが、ゆったりしたサラバンドもほれぼれする美しさがあります。録音は2018年で、使用ヴァイオリンはペサリニウスによる1739年製です。なお、明日は聖金曜日なので受難曲をきく予定。無伴奏チェロ組曲は休みます。

CD : CCS SA 41119(Channel Classics)

CCS SA 41119

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これからきくのは、レイチェル・ポッジャーのヴァイオリンによる無伴奏チェロ組曲の第3番。これまできいた第1番、第2番と同じく編曲もレイチェルで、ここでは原曲のハ長調をト長調に移調しています。舞曲での軽みはオリジナルのチェロではきけなかったもので、レイチェルの挑戦の成果でしょう。使用楽器は、ペサリニウスによる1739年製ヴァイオリン。録音は2018年です。

CD : CCS SA 41119(Channel Classics)

CCS SA 41119

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昨日からききはじめた、レイチェル・ポッジャーの編曲・ヴァイオリンによる6曲の無伴奏チェロ組曲(2018年録音)。昨日の第1番をきいたさいには、ききはじめはさすがに違和感がありましたが、きき進めていくと、チェロにはない軽快さがあらたな美を生んでいて、とても楽しめました。今日これからきくのは、番号順(収録順)どおり第2番(BWV1008)。使用楽器は、ペサリニウスによる1739年製ヴァイオリンです。編曲にさいしては、原曲ニ短調がイ短調に移調されています。

CD : CCS SA 41119(Channel Classics)

CCS SA 41119

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