毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週後半にきいていくのは、アナ・デ・ラ・ヴェガたちによる「Bach Unbuttoned」(PENTATONE CLASSICS PTC-5186 893)です。アルバムには4曲の協奏曲と、アンコール的に管弦楽組曲第2のバディヌリーが収録。録音は2020年におこなわれています。これからきくのは収録順どおり、ブランデンブルク協奏曲第5番。独奏者はヴェガ(フルート)、アレクサンドル・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、ヨハネス・ベルガー(チェンバロ)で、オーケストラはハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団です。

PTC-5186 893

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今週前半きいていきたのはデュオ・アランビックによる3曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(Da Vinci Classics C00544)です。デュオ・アランビックは、ニコロ・ニグレッリ(チェロ)とマルゲリータ・ベルランダ(アコーディオン)によるドゥオ。「Continuum」と題されたアルバム(2021年録音)には、バッハの3曲のほか、19世紀のチェコの作曲家、ピアノ奏者であるイグナーツ・モシェレスの2曲が収録されています。これから楽しむのはト短調のガンバ・ソナタ。デュオ・アランビックの演奏は、とても生き生きしたもの。原曲の編成とはことなるチェロとアコーディオンのドゥオという違和感はほとんどありませんが、あえていうとすれば、急速楽章で生き生きしずぎ、元気がよすぎるというところでしょうか。

C00544

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昨日に続き今日もきくのはデュオ・アランビックによるヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(Da Vinci Classics C00544)。昨日は「ト長調」のソナタのところをまちがって、「ニ長調」としてしまいましたが、これから楽しむのはニ長調のソナタです。チェロはニコロ・ニグレッリ、アコーディオンはマルゲリータ・ベルランダ。録音は2021年です。

C00544

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今週前半に楽しむのは、デュオ・アランビックによる3曲のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ(Da Vinci Classics C00544)です。といっても、デュオ・アランビッはチェロとアコーディオンのドゥオなので、じっさいにはその2楽器のためのソナタということになります。チェロはニコロ・ニグレッリ、アコーディオンはマルゲリータ・ベルランダで、ともにイタリアの奏者。これからきくのはト長調のガンバ・ソナタで、録音は2021年です。

C00544

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今日は復活節前第3日曜日(四旬節第4日曜日)ですが、この日のためのカンタータは伝承されていません。ですので、レギュラーできいているエヴァンジェリーナ・マスカルディの「The works for lute by Johann Sebastian Bach」から、ト短調のフーガ(BWV1000)をきくことにします。BWV1000は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番(BWV1001)のフーガを編曲したもので、ヨーハン・クリスティアン・ヴァイラウフが「バッハ氏によるフーガ」と題したタブラチュア譜で伝えられています。CD解説によると編曲はバッハの手によるものではなく、マスカルディは原曲も参照して新たな編曲を試みているとのことです。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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今日これからきくのは、エヴァンジェリーナ・マスカルディによる、ハ短調のリュート組曲(BWV997)。このブログでは、昨日の記事でも紹介したように、すでにマスカルディのBWV997は紹介済みです(記事は「リュート組曲(パルティータ) ハ短調 BWV997 [10]」)。この映像作品は2021年2月26日の録画。これからきくCDのほうは同年1月30日から31日なので、映像作品よりすこしまえの録音ということになります。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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3月25日は受胎告知の祝日ですが、カンタータはきかず、今週きいているエヴァンジェリーナ・マスカルディの「The works for lute by Johann Sebastian Bach」を続けてきいていくことにします。これから楽しむのはヘ長調のリュート組曲(BWV1006a)。番号からもわかるように、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番を原曲とする編曲で、ふつう原曲の調のままホ長調で演奏されることが多いのですが、マスカルディの録音では、ヘ長調に移調して演奏されています。CDの録音は2021年9月15日で、同日録画の映像がYoutubeの「Edoardo Lambertenghi」のチャンネルで公開されています。映像は「J. S. Bach - Lute Suite in E Major BWV 1006a - Evangelina Mascardi, Baroque Lute」(最大4Kの高画質)です。「Edoardo Lambertenghi」には、ほかのマスカルディの演奏や、復活節第1日用のカンタータ「キリストは死の縄目につながれたり」も視聴できます。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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これからきくのは、エヴァンジェリーナ・マスカルディによる嬰へ短調のリュート組曲(BWV996)。このBWV996はホ短調の組曲として伝承されており、ヨーハン・ゴットフリート・ヴァルターの筆写譜には「ラウテン・ヴェルクによる組曲をともなうプレリュード」とあります。解説ののフレデリック・ジガンテによれば、この組曲は「明らかに鍵盤楽器のために作曲されたもので、多数のパッセージがリュートにはまったく不適合である」とのことです。マスカルディはもちろんリュートでの録音ですが、ここでは嬰へ短調へ移調して弾いています。録音は2021年5月29日。使用楽器はセザール・マテウス製作のリュートです。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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これから楽しむのは、今週レギュラーできいているエヴァンジェリーナ・マスカルディの「The works for lute by Johann Sebastian Bach」から、ハ短調のプレリュード(BWV99)です。この曲を前回きいたのは、ニ短調に移調されたヤコブ・リンドベルイの録音でしたが、マスカルディはヨーハン・ペーター・ケルナーの筆写譜どおり、ハ短調ままで録音しています。録音は2020年6月8日で、使用楽器はセザール・マテウス製作のリュートです。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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今宵はバッハをはなれ楽しむのは、ヨーハン・クロプフガンスのリュート協奏曲です。クロプフガンスは1708年、ブレスラウ(ポーランド)生まれのリュート奏者。同じリュート奏者のジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイスとともに1739年、ライプツィヒのバッハ家を訪れ音楽会を開いたことが知られています。その音楽会でどのような曲が演奏されたかはわかっていませんが、それがハ短調の協奏曲だったかもしれない、と夢想しながらここでは楽しむことにします。収録されているのは、ガラントリーというアンサンブルによって2004年に録音されたアルバム(Profil PH 05012)。協奏曲とはいっても3名、ジョン・シュナイダーマン(リュート)、エリザベス・ブルーメンストック(ヴァイオリン)、ウィリアム・スケーン(チェロ)による演奏です。アルバムにはほかに、クロプフガンスの2曲のディヴェルティメント、2曲のソナタが収録されています。

PH 05012

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昨日からききはじめた、エヴァンジェリーナ・マスカルディの「The works for lute by Johann Sebastian Bach」。今日これからきくのは、変ホ長調のプレリュード、フーガとアレグロ(BWV998)で、「リュートまたはチェンバロのためのプレリュード」とバッハによって記されています。したがって、リュート以外に、チェンバロ、リュート・チェンバロ、クラヴィコードでもよく演奏されます。マスカルディの使用楽器はセザール・マテウス製作のリュートで、録音は2020年2月29日です。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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今週きいていくのは、エヴァンジェリーナ・マスカルディの「The works for lute by Johann Sebastian Bach」です。マスカルディは、1977年、ブエノスアイレス生まれのギター、リュート奏者。その演奏はこのブログではすでに2回紹介しています。1回は「リュート組曲(パルティータ) ハ短調 BWV997 [10]」で、もう1回は「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 BWV1001 [8]」です。アルバムは、2020年と2021年にかけて録音されており、ここでは収録順どおりト短調のリュート組曲(BWV995)から楽しむことにします。使用楽器はセザール・マテウス製作のリュートで、録音は2020年です。

CD : A 529(ARCANA)

A 529

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復活節前第4日曜日(四旬節第3日曜日)にきくのは、ティム・ミード、デイビッド・ベイツとラ・ヌオーヴァ・ムジカによる「罪に手むかうべし」です。このBWV54は、1714年3月4日に初演されたとされる、アルト独唱のためのカンタータ。アリア、レチタティーヴォ、アリアという3曲のみですが、カウンターテナー歌手にとっても重要なレパートリー。ミードは2016年にその一角にくわわったということになります。そのミードは1981年生まれのイギリスの歌手。ラ・ヌオーヴァ・ムジカは、ベイツが2007年に創設したアンサンブルで、ベイツが芸術監督と指揮を務めています。このカンタータでのラ・ヌオーヴァ・ムジカの編成は、ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ、コントラバス、オルガン、チェンバロが各1の8人です。

CD : HMM 902335.36(harmonia mundi)

HMM 902227

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今週きいてきたのは、2011年に録音されたキャサリン・マンソンとトン・コープマンによる6曲のヴァイオリン・ソナタ(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ)です。アルバムに収録されたのはソナタ6曲のほか、付録として第6番の異稿2曲もおさめられています。これからきくのはその第6番(BWV1019)ですが、ここではその付録をふまえて初期稿のかたちで楽しむことにします(初期稿については「『オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ 第6番 ト長調 BWV1019』の異稿」の表参照)。初期稿だとコープマンのチェンバロ独奏がなくなってしまい、ちょっとざんねんですが。

CD : CC72560(Challenge Classics)

CC72560

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これから楽しむのは、今週レギュラーできいている、キャサリン・マンソンとトン・コープマンによるヴァイオリン・ソナタ第5番(BWV1018)です。6曲のソナタは第6番をのぞき、いわゆる教会ソナタの緩急緩急という定型をとっています。この第5番もそうなのですが、バッハはその定型にしたがいながらも、第3楽章(アダージョ)ではチェンバロが主、ヴァイオリンが従というふうに、ちょっとした逸脱をみせています。この楽章でのコープマンはモニカ・ハジェットとの旧録にくらべ、すこしテンポがゆっくりめとなり、装飾も抑え気味。より内省的になったという感じです。

CD : CC72560(Challenge Classics)

CC72560

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