毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これからきくのは、一昨日、昨日に続き、ルドルフ・バウムガルトナーの指揮、ルツェルン祝祭弦楽合奏団による演奏で、管弦楽組曲の第3番です。手持ちのCD(BMG Classics 69219-2-RV)は、同合奏団のブランデンブルク協奏曲集とのカップリングで、2枚目から3枚目に収録されています。第3番は1977年の録音で、編成された金管ために、ギィ・トゥーヴロン・トランペット・アンサンブルが参加しています。

69219-2-RV

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昨日からききはじめた、ルドルフ・バウムガルトナーの指揮、ルツェルン祝祭弦楽合奏団による4曲の管弦楽組曲(BMG Classics 69219-2-RV)。今日これからきくのは、番号順(収録順)どおり第2番です。序曲の演奏時間は6分半ほどですが、これはテンポが速いのではなく、くり返しをまったくおこなっていないためです。舞曲でのくり返しは一律なしではなく、部分的におこなったり、またバディヌリーのように完全励行している舞曲もあります。この録音(1977年)でのフルート独奏は、名手オーレル・ニコレ。いつものように清潔感のある演奏で、即興的な装飾もごくひかえめです。

69219-2-RV

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今日から週末まできいていくのは、ルドルフ・バウムガルトナー指揮、ルツェルン祝祭弦楽合奏団による4曲の管弦楽組曲(BMG Classics 69219-2-RV)です。手もとのアルバムは6曲のブランデンブルク協奏曲とのカップリング再編集盤で、第1番から番号順に収録されています。ここではその番号順に、第1番から楽しむことにします。ルツェルン祝祭弦楽合奏団は、その名が示すとおり弦楽器のみの編成ですので、管楽器はモーリス・ブールグのオーボエのなど、優秀な奏者たちが参加しています。録音はいまから40年まえの1978年です。

69219-2-RV

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これからきくのは、フラウタンド・ケルンによるハ短調のファンタジーとフーガ(BWV537)です。フラウタンド・ケルンは、ズザンネ・ホッハシャイト、カトリン・クラウス、ウルズラ・テーレン、ケルスティン・デ・ヴィットをメンバーとするリコーダー四重奏団。BWV537は「Musik für Blöckflötenensemble」と題するバッハ一族の作品のリコーダー編曲アルバム(2009年録音)に収録されたもので、ほかに「フーガの技法」の未完のフーガなどが併録されています。

CD : Carus 83.360(Carus)

Carus 83.360

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今日これからきくのは、オリヴィエ・ヴェルネとセドリク・メクレルによるブランデンブルク協奏曲第3番(BWV1048)です。4手(連弾)のオルガン編曲での録音はめずらしく、とてもおもしろくきくことができます。ヴェルネとメクレルはともにフランス生まれで、ヴェルネはマリー・クレール・アランやミシェル・シャピュイに学んだオルガン奏者。メクレルは脳科学者としての経歴があるようで、ディレッタントの奏者ということなるのでしょうか。使用楽器は、サン・ヴァースト教会(ベテューヌ)のフライターク・トリコトー・オルガン工房(フェルスベルク)建造のオルガン。録音は2017年です。

CD : Lidi 0104333-18(Ligia Digital)

Lidi 0104333-18

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三位一体節後第26日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「目を覚まして祈れ! 祈りて目を覚ましておれ!」です。このBWV70は、先週きいた「汝らに怖ろしき終わり熟しつつあり」の翌週、1723年11月21日に初演されたカンタータ。音楽は全11曲(第1部7曲・第2部4曲)からなっており、トランペット1本をともなう、オーボエと弦、通奏低音、そして4部合唱という編成です。1本だけ編成されたトランペット(ここでは島田俊雄)は、第1曲の合唱曲のほか、第2曲のレチタティーヴォ、第10曲のアリアでも、そのファンファーレを響かせます(コラールにも編成)。レチタティーヴォとアリアを歌うのは、野々下由香里、ロビン・ブレイ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイで、録音は2000年です。

CD : BIS-CD-1111(BIS Records)

BIS-CD-1111

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これからきくのは、ウィンサム・エヴァンスのチェンバロ編曲・演奏で、無伴奏チェロ組曲第6番(BWV1012)です。無伴奏チェロ組曲のチェンバロ編曲版というと、ルトガー・レミーやグスタフ・レオンハルトの録音があり、それぞれおもしろくきくことができます。エヴァンスには、1995年録音の無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータのチェンバロ編曲版もあるのですが、それとくらべると、無伴奏チェロ組曲は困惑させられるところが多々ありました。無伴奏ヴァイオリンで感じられたスマートさが、無伴奏チェロのほうでは後退し、ギクシャクした感じなのです。無伴奏チェロの録音年ははっきりしないのですが、2016年をさほどさかのぼることのない年代だと思われるので、エヴァンスが70歳のころの録音と推測されます。無伴奏ヴァイオリンの録音時は53歳でしたので、2者の録音の変化は、失礼ながら加齢によるものなのかもしれません。もちろん、明瞭な意図と、たしかな技術による録音なのかもしれませんが、個人的には評価に困る録音のひとつです。なお、ここできく第6番の編曲にあたっては、原曲のニ長調からハ長調に移調されています。

CD : 481 2901(ABC Classics)

481 2901

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ウィンサム・エヴァンスの編曲と演奏(チェンバロ)できいている6曲の無伴奏チェロ組曲。アルバムの収録順にきいており、これから楽しむのは第2番(BWV1008)です。この第2番でもほかの組曲と同じく、プレリュードに導かれ、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット(2部)、ジーグ、と舞曲が続きます。サラバンドでは、エヴァンスはリュート・ストップの効果を巧みにつかい、情感豊かに歌い上げています。使用楽器は、アラステア・マカリスターの1984年製のチェンバロ(クリスティアン・ツェルの1728年製による)です。

CD : 481 2901(ABC Classics)

481 2901

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これからきくのは、ウィンサム・エヴァンスによる無伴奏チェロ組曲第3番(BWV1009)です。30をこえる楽器をあやつれるというエヴァンスですが、ここでの楽器はチェロではなくチェンバロ。編曲もエヴァンスがおこなっており、装飾的な音をちりばめた演奏をきかせてくれます。使用楽器は、オーストラリアのチェンバロ製作家、アラステア・マカリスター(1942年生)による1984年製のチェンバロ(クリスティアン・ツェルの1728年製)です。

CD : 481 2901(ABC Classics)

481 2901

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ウィンサム・エヴァンスのチェンバロ編曲・演奏で、収録順にきいている無伴奏チェロ組曲。これからきくのは、2枚目のCDにおさめられた第1番(BWV1007)です。サラバンドは、すーっと退いていく余韻を慈しむような、ゆったりとしたテンポで弾かれ、とてもくつろげる音楽となっています。プレリュード、そしてほかの舞曲は、かなり装飾的な音がおおく、雑然としたところがなくはありません。使用楽器は、アラステア・マカリスターの1984年製のチェンバロ(クリスティアン・ツェルの1728年製にもとづく)です。

CD : 481 2901(ABC Classics)

481 2901

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昨日からききはじめた、ウィンサム・エヴァンスによる無伴奏チェロ組曲。エヴァンスがチェンバロのために編曲し、演奏したアルバムで、解説書に「Transcribed with embellishment for Harpsichord」と記されているように、編曲は最小限の補筆というより、かなり大胆な装飾を加筆したものとなっています。エヴァンスは1941年生まれのオーストラリアの音楽家。ウィキペディアには「オーストラリアの古楽の第一人者」とあり、アルバム解説書によると、ルネサンスからバロックまで幅広く活動し、30をこえる楽器を演奏してきたとのことです。ここでエヴァンスが弾くのはもちろんチェンバロで、使用楽器は、クリスティアン・ツェルの1728年製にもとづくアラステア・マカリスターの1984年製。今日きくのは収録順どおり第4番の編曲で、原調の変ホ長調からヘ長調に移調されています。

CD : 481 2901(ABC Classics)

481 2901

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今週きいていくのは、ウィンサム・エヴァンスのチェンバロで、無伴奏チェロ組曲全曲です。編曲もエヴァンスがおこなっており、録音は2016年を数年さかのぼるまでのどこかと思われます。収録順は、第5番、第4番、第1番、第3番、第2番、第6番で、今日の第5番(BWV1011)から収録順どおりに楽しんでいくこととします。なお、編曲にあたって、原曲のハ短調はニ短調に移調されています。

CD : 481 2901(ABC Classics)

481 2901

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三位一体節後第25日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「汝らに怖ろしき終わり熟しつつあり」です。このBWV90は、1723年11月14日に初演された、全5曲からなるカンタータ。管弦楽は、トランペット、ヴァイオリン2部、ビオラ、通奏低音というつつましい編成で、構成も、二組のレチタティーヴォとアリア、コラールと、大がかりな合唱曲はありません。レチタティーヴォとアリアを歌うのは、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。録音は2000年です。

CD : BIS-CD-1111(BIS Records)

BIS-CD-1111

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これからきくのは、シモーヌ・ディナースタインのピアノとア・ファー・クライによるピアノ(解説書にはKeyboardと表記)協奏曲第7番です。この協奏曲はヴァイオリン協奏曲をチェンバロ用に編曲したもの。こディナースタインたちのバッハは、なかなかスマートな演奏となっており、アルバム(Orange Mountain Music 0127)には、ほかにフィリップ・グラスのピアノ協奏曲第3番(世界初録音)も併録されています。録音は2017年、ヨーヨー・マが3度目の無伴奏チェロ組曲集を収録(こちらも2017年)した、マサチューセッツ州ウスターのメカニクス・ホールでおこなわれています。

Orange Mountain Music 0127

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今日これからきくのは、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲(BWV1060)。この協奏曲は2台のチェンバロのための協奏曲第1番を再構成したもので、ニ短調稿とハ短調稿がありますが、キングス・コンソートによる録音では、2台のチェンバロ用と同じハ短調稿がとられています。ヴァイオリンは昨日までのキャサリン・マッキントッシュではなく、エリザベス・ウォルフィッシュ。オーボエはポール・グッドウィンで、指揮とチェンバロはキングです。ちなみに、グッドウィンは1996年にオーボエ奏者としてのキャリアをすて、指揮者としての活動に専念しているようです。

CD : CDH55347(hyperion)

CDH55347

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