今年の降誕節は、マルティン・フレーミヒたちによる「クリスマス・オラトリオ」ですごします。同オラトリオの録音はかなりの数にのぼり、このブログではニコラウス・アーノンクール、ジョン・エリオット・ガーディナー、ルネ・ヤーコプス、ペーター・ダイクストラ、フィリッペ・ヘレヴェーゲ(フィリップ・ヘレヴェッヘ)、鈴木雅明、ときいてきました(ヤーコプスと鈴木をのぞき映像作品)。つまり、これまではすべてピリオド・アプローチの録音だったので、今年度は非ピリオドのものをきこうと思います。
いろいろ悩んで選んだのは、マルティン・フレーミヒの録音(Berlin Classics 0020652BC)です。オリジナルの音源はドイツ・シャルプラッテンで、1975年から1976年にかけて録音。管弦楽と合唱は、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団とドレスデン聖十字架教会合唱団で、独唱者には、同合唱団のOBであるペーター・シュライアーやテオ・アダムをはじめとして、豪華歌唱陣が参加しています。これを教会暦にあわせカンタータとしてきいていくので、今日きくのは降誕節第1日のための「クリスマス・オラトリオ」の第1部です。