今年も日中は暑い日が続いていますが、昨年にくらべると、猛暑日と熱帯夜が少ないのがすくい。今朝も涼しい風が吹いていて、音楽のじゃまはセミだけです。さて、今日きくのは、「来たれ、甘き死よ、来たれ、幸いなる安らぎよ」(BWV478)。この歌曲の詩と音楽の作者についてはよくわかっていませんが、詩は1724年にドレスデンで出版されています。5節からなる詩はどの節も、「来たれ、甘き死よ、来たれ、幸いなる安らぎよ Komm, süßer Tod, komm, selge Ruh!」にはじまり、「来たれ、浄き安息よ Komm, selge Ruh!」でおわるもので、ここでは第1節と第2節が歌われます。音源はこれまでと同じく、クリストフ・プレガルディエン(テノール)、クラウス・メルテンス(バス)、ヤープ・テル・リンデン(チェロ)、トン・コープマン(オルガン)による「宗教歌曲集」(1999年録音)です。
CD : WPCS-16123(ワーナーミュージック・ジャパン)