四旬節中のバッハのカンタータはほとんど伝承されていないこともあり、復活節前第7日曜日(2014年は3月2日)にカンタータをきいてから、声楽作品から遠ざかっています。そういうこともあって、今週はひさしぶりにバッハのモテットをきいていくことにしました。人気があるともいえないモテットですが、合唱団の能力を開陳するにはもってこいということなのか、録音はかなりの数にのぼっています。
その中から選んだのは、「クリスマス・オラトリオ」の映像作品を紹介したこともある、ペーター・ダイクストラたちによる2007年の録音で、これを収録順にきく予定です。合唱はオランダ室内合唱団。ソプラノが8人、アルト、テノール、バスにそれぞれ6人で編成されています(バスにはダイクストラの名も)。これからきく「来ませ、イエスよ、来ませ」(BWV229)は二重合唱用なので、それぞれ13名編成で歌っていると思われます。
CD : CCS SA 27108(Challenge Classics)