毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




10月31日は宗教改革記念日。ということで、今日きくのはもちろん、この日のためのカンタータ「われらが神は堅き砦」です。このBWV80は、マルティン・ルターの有名なコラール全4節(第1、2、5、8曲)にもとづいたカンタータで、全8曲で構成。ガーディナーたちの演奏は2000年に録音されたもので、想像されるとおり、きびきびとした速いテンポで力強く歌わせています。

CD : SDG 110(SDG)

SDG 110

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気のむくままにきいている今週のバッハ。今日きくのは、アメリカのリュート奏者・指揮者のスティーヴン・スタッブスによる、ト短調のリュート組曲(BWV995)です。スタッブスというと、トラジコメディアやテアトロ・リリコといったアンサンブルで、おもにバロック初期の音楽をレパートリーとしているというイメージがあるのですが、バッハのリュート組曲を集めた録音(ATMA Classique)もあります。これからきくのは、そのATMA Classiqueの録音ではなく、ヴァイスとバッハのリュート組曲を収録した旧録(1991年録音)。使用楽器は、ニコ・ファン・デル・ ワールス製(1987年)の13コース・リュートです。

CD : CDC 7 54519 2(EMI Classics)

CDC 7 54519 2

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これからきくのは、ミラ・グロデアヌによる無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番(BWV1001)。グロデアヌはルーマニアのヴァイオリン奏者で、古楽をジョルディ・サヴァール、マンフレート・クレーマー、ウィリアム・クリスティーに学び、バロック・ヴァイオリンをシギスヴァルト・クイケンに学びました。初期バロックの録音や演奏会でよくみかける名ですが、2006年にはバッハの伴奏付きのヴァイオリン・ソナタも録音しています。

BWV1001は、「BACH, BIBER, PISENDEL, WESTHOFF」(2008年録音)という、ドイツのバロック時代の無伴奏作品ばかりを集めたグロデアヌのCDに収録されたもので、これがじつにしなやかな演奏です。気負いのようなものとはまったく無縁で、美しい残響をひろった録音のせいもあるかもしれませんが、とがったところはまったくありません。CDには、バッハの無伴奏のシャコンヌ(チャッコーナ)も収録されています。

CD : AMY019(AMBRONAY)

AMY019

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今週のバッハ、宗教改革記念日(10月31日)のカンタータのほかは、なにをきこうか迷っています。たぶん、気のむくままにいろいろときいていくと思うのですが、ともかく今日はジョシュア・リフキンたちの好企画、「Violin Concertos at the Court of Weimar」から、ニ短調のヴァイオリン協奏曲をきこうと思います。「Violin Concertos……」(1987年録音)は、ヴィヴァルディ、ヨーハン・エルンスト公子、テレマン、そしてバッハのヴァイオリン協奏曲を収録。バッハをのぞけば、それらはすべて、バッハが鍵盤楽器独奏のために編曲した一連の協奏曲の原曲です。

これからきくバッハのヴァイオリン協奏曲はそれらの例外で、チェンバロ協奏曲第1番(BWV1052)の消失した原曲にあたる協奏曲。リフキンは、BWV1052、BWV1052a、BWV146、BWV188(BWV146とBWV188はともにカンタータのシンフォニア)をもとに再構築しています。演奏はリフキン指揮のバッハ・アンサンブル。ヴァイオリン独奏はスタンリー・リッチーです。なお、ほかの収録曲とバッハの協奏曲を関係をかんたんに示すと、ヴィヴァルディ(ニ長調)がBWV594(ハ長調)、公子(変ロ長調)がBWV982(ハ長調)、テレマン(ト短調)がBWV985(ト短調)となります。

CD : 421 442-2(L'OISEAU-LYRE)

421 442-2

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今朝は、ひさしぶりに明るい朝をむかえています。最低気温は12度ということなので、この時期としては冷え込みというほどではないのでしょうが、台風ごとに空気は冷たくなり、急に秋が深まってきたという感じです。真夏日を記録していたのは、ほんの2週間まえのことなのですが。このまま冬も異常な天候になってしまうのか、ちょっと心配になってしまいます。

さて、三位一体節後第22日曜日にきくのは、トン・コープマンたちによる「われ哀れなる人、われ罪のしもべ」です。このBWV55は、1726年11月17日に初演された、「テノールのための、現存する唯一の真作カンタータ」(『バッハ事典』)。「エヴァンゲリスト歌手たちの絶好のレパートリー」(『同』)で、コープマンたちの録音では、クリストフ・プレガルディエンが歌っています。

CD : CC 72218(Challenge Classics)

CC 72218

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今週は、オフェリー・ガイヤールの無伴奏チェロ組曲を楽しんできました。音源は2010年録音の新録ではなく、2000/2001年録音の旧録のほうで、これを収録の順にきいています。最終日にきくのはハ短調の第5番。このBWV1011は2001年の録音で、使用楽器は、18世紀初期フランスの無銘チェロです。なお、バッハはこれをト短調のリュート組曲(BWV995)に編曲しています。

CD : AMB 9906(Ambroisie)

AMB 9906

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昨夜からの雨がまだ降り続いていて、京都市内、今朝はずいぶん暗い朝になっています。大雨というほどではないのですが、これから大風が通過するまでは、この雨は降り続くのかもしれません。

さて、オフェリー・ガイヤールの旧録できいている無伴奏チェロ組曲。これからきくのは変ホ長調の第4番(BWV1010)です。使用楽器は、18世紀初期フランスの無銘チェロで、録音は2001年です。

CD : AMB 9906(Ambroisie)

AMB 9906

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今週のバッハは、オフェリー・ガイヤールの無伴奏チェロ組曲。オフェリーには、2010年録音の新録と2000/2001年録音の旧録がありますが、今週は旧録のほうを収録順にきいています。これから楽しむのは、ハ長調の第3番(BWV1009)。使用楽器は、18世紀初期フランスの無銘のチェロです。

CD : AMB 9906(Ambroisie)

AMB 9906

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一昨日からきいているオフェリー・ガイヤールの無伴奏チェロ組曲。2000/2001年録音のCD(旧録)から、BWV1007、BWV1008と収録順に楽しんでいます。今日きくのは、番号が飛んでニ長調の組曲(第6番)。このBWV1012は、ヴィオロンチェロ・ピッコロで演奏されており、使用楽器はリールのラノワ製(1758年)です。

CD : AMB 9905(Ambroisie)

AMB 9905

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昨日からききはじめた、オフェリー・ガイヤールの無伴奏チェロ組曲。新旧ある録音のうち、旧録のCD(2000/2001年)を収録順に楽しんでいます。今日きくのはニ短調の組曲(BWV1008)で、この第2番は「内面的な情感をたたえた佳曲」(『バッハ事典』)。オフェリーの演奏は、奇をてらうようなところがなく、思索的とでもいえる内省的な印象があります。

CD : AMB 9905(Ambroisie)

AMB 9905

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今週のバッハは、無伴奏チェロ組曲。1974年生まれのフランスのチェロ奏者、オフェリー・ガイヤールの旧録(2000/2001年)から、収録順にきていく予定です。これからきくのは、ト長調の組曲(BWV1007)。使用楽器は、18世紀初期フランスの無銘のチェロです。なお、オフェリーは、ソロ活動のみならず、アンサンブル活動にも熱心で、このブログでも、プルチネッラ(「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV639 [5])の録音を紹介しました。

CD : AMB 9905(Ambroisie)

AMB 9905

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日曜日にきくのは、ジョン・エリオット・ガーディナーたちによるカンタータ「神なしたもう御業こそいと善けれ」です。「神なしたもう」には同名カンタータのBWV99やBWV100がありますが、このBWV98(全5曲)はその第2作で、1726年11月10日に初演されています。用途は三位一体節後第21日曜日用で、ライプツィヒ時代のカンタータにはめずらしく、終曲(第5曲)が4声体のコラールではなく、バスのアリアとなっています。

CD : SDG 168(SDG)

SDG 168

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今日のバッハは、ヘルガ・インゴウルフスドウッティルのチェンバロで、「ゴルトベルク変奏曲」を楽しみます。ただし、このBWV988はちょっと長い(この録音だと77分14秒)ので、いまからきくのは前半のアリアから第15変奏までとし、のこりの変奏とアリアは夜にきくことにしています。

奏者のインゴウルフスドウッティルは、アイスランド生まれ。はじめピアノを、のちヘドヴィヒ・ビルグラムのもとでチェンバロを学んだようです。また、レオンハルトやギルバートにも学んだとのこと。録音は1999年。使用楽器は、ヨハネス・クーシェによるウィレム・クレースベルヘン製作(1990年)のチェンバロです。

CD : AC 99074(AC Classics)

AC 99074

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レイチェル・ポッジャーとブレコン・バロックによる「J.S.Bach Double & Triple Concertos」。このCDからブログ未聴分2曲を昨日からきいており、今日はのこるBWV1064Rを楽しみます。3つのヴァイオリンのための協奏曲(消失)は、3台のチェンバロのための協奏曲第2番(BWV1064)から復元した協奏曲で、ヴァイマール時代に成立したとされています。ヴァイオリン独奏は、ポッジャーのほか、ヨハネス・プラムゾーラーとボヤン・チチッチです。

CD : CCS SA 34113(Channel Classics)

CCS SA 34113

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今日と明日は、レイチェル・ポッジャーとブレコン・バロックの「J.S.Bach Double & Triple Concertos」から、このブログで未聴のBWV1060RとBWV1064Rを楽しみます。今日きくのは、2台のチェンバロのための協奏曲第1番(BWV1060)から復元した協奏曲で、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲(共演のオーボエはアレグザンドラ・ベラミー)。なお、ポッジャーは、同じBWV1060からの復元協奏曲を録音(アンドルー・マンゼと共演)していますが、そのさいは、2つのヴァイオリンのための協奏曲としての復元でした。

CD : CCS SA 34113(Channel Classics)

CCS SA 34113

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