今週きいてきたのは、アメリカのチェンバロ奏者、ケネス・ワイスの「Bach 6 Partitas」。収録順=番号順にきいてきて、これから楽しむのはパルティータ第6番(BWV830)です。トッカータと、アルマンド、クーラント、エール、サラバンド、テンポ・ディ・ガヴォッタ、ジーグと6曲の舞曲かならなる第6番。サラバンドなど、安らげる曲もありますが、ワイスは音楽に鋭く切りこんでおり、トッカータからジーグまで緊張感をもってきかせます。なお、ワイスの弾いているのはアンソニー・サイデイの1995年製チェンバロ(18世紀中ごろのジャーマン・モデル)で、録音は1999年です。
CD : SR011(Satirino Records)