三位一体節後第19日曜日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「われはいずこにか逃れゆくべき」です。このBWV5は全7曲からなっており、1724年10月15日に初演。ヨーハン・ヘールマンの同名コラールによもとづく、いわゆるコラール・カンタータです。鈴木たちの録音は2003年。独唱者は、スサン・リディアン、パスカル・ベルタン、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイで、かれらをふくめた合唱は12名(パート3名)編成です。なお、有名な「シュープラー・コラール集」にも同名コラールがありますが、そのコラールの原曲はBWV5の楽章ではなく不明。おそらく消失したカンタータの楽章とみられます。
CD : BIS-CD-1421(BIS Records)