このところレギュラーできいている、リナルド・アレッサンドリーニの「Bach Praeludien & Fugen」。このアルバムに収録されているのは、多くはそれぞれバラバラで伝承されているプレリュード、フーガ。アレッサンドリーニは、それらを一対のプレリュードとフーガとして配列し、録音しています。しかし、今日プレリュードをきくと、明日のカンタータをはさんで、フーガをきくのに中一日あいてしまいます。それを回避するため、今日は先日きいたマガリ・モニエのアルバム「Johann Sebastian Bach・Magali Mosnier」(SONY CLASSICAL 88697527002)から、「イタリア協奏曲」を楽しむことにしました。
「イタリア協奏曲」は、二段鍵盤のためのチェンバロ作品ですが、モニエはフルート奏者なので、あたりまえですが、フルート協奏曲に編曲して録音しています。「イタリア協奏曲」を、独奏楽器、弦楽と通奏低音のための協奏曲へ編曲することはあり、このブログでも紹介しています。先日きいたフルートで演奏された「憐れみたまえ、わが神よ」には、ちょっと違和感がありましたが、それにくらべるとこちらはそれがほとんどありません。フルートの明るい音色とは、「イタリア協奏曲」はよくあうということなのでしょう。共演するのは、ミヒャエル・ホーフシュテッター指揮のシュトゥットガルト室内管弦楽団です。