毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今日これからきくのは、フランシスコ・フリャーナの「Bach's Long Shadow The Chaconne Files」(Orchid Classics ORC100163)。このアルバム(2021年録音)には無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番と、「長い影」のひとつ、ジョアン・バレントの「プンタ・カンパネッラ」が収録されています。フリャーナは1990年生まれのスペインのヴァイオリン奏者。ジャケット写真や「Bach's Long Shadow: Francisco Fullana's New Album」(Youtube公式チャンネル「Francisco Fullana」)からすると、バッハについてはバロック弓での演奏のようです。また、解説書には明記されていませんが、ヴァイオリンは、グァルネリ・デル・ジェスの1735年製「メアリー・ポートマン 」とみられます。

ORC100163

コメント ( 0 )




今日これからきくのは、ジュリアン・ブリームの「Julian Bream plays Dowland and Bach」(Deutsche Grammophon 477 7550)から、ハ短調のプレリュードです。ブリームは1933年生まれのイギリスのギター、リュート奏者。プレリュードの録音は1956年、ウィーン コンツェルトハウスのモーツァルトザールでおこなわれたもので、ブリームはこのプレリュードをギターでの弾くにあたりニ短調に移調しています。なお、録音はモノラルです。

477 7550

コメント ( 0 )




洗礼者ヨハネの祝日(6月24日)にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「われらが主キリスト、ヨルダンの川に来たり」(Hänssler CLASSIC CD 92.003)です。このカンタータは1724年6月24日に初演。全7曲中、第1曲と第7曲はマルティン・ルターの同名コラールによっており、いわゆるコラール・カンタータということになります。リリングたちの録音は1979年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとゲヒンガー・カントライです。独唱者はヘレン・ワッツ、アーダルベルト・クラウス、ヴォルフガング・シェーネです。

CD 92.003

コメント ( 0 )




三位一体節後第4日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「永遠の愛の憐れみ満てる心」(Hänssler CLASSIC CD 92.056)です。このカンタータは1715年7月14日に初演された全6曲からなるカンタータ。第1曲から第5曲まではアリア(3曲)とレチタティーヴォ(2曲)で、しみじみとした音楽が続きます。第6曲はコラールで、同名のオルガン・コラールでも知られる、「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」です。リリングたちの録音は1976年。オーケストラはいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムで、合唱はフランクフルト・カントライです。独唱者はアーリーン・オジェー、ヒルデガルト・ラウリヒ、アルド・バルディン、フィリップ・フッテンロッハーです。

CD 92.056

コメント ( 0 )




今週ここまできいてきたのは、オランダのファゴット奏者、ブラム・ファン・サムベークの「Bach on the Basson」(BIS Records BIS-2637)です。アルバムは2021年の録音で、クラヴィーア曲を2曲、フルート曲を1曲、チェロ曲を1曲収録。これから楽しむのはそのチェロ曲で、無伴奏チェロ組曲第1番(ファン・サムベーク編曲)です。ファン・サムベークはヘッケルの1970年製のファゴットを美しく鳴らしており、原曲と同じく低音楽器の魅力を堪能できます。

BIS-2637

コメント ( 0 )




一昨日からきいている「Bach on the Basson」(BIS Records BIS-2637)。オランダのファゴット奏者、ブラム・ファン・サムベークが2021年に録音したアルバムで、収録順に楽しんでいます。今日きくのは無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013)で、編曲はイギリスのファゴット奏者、ウィリアム・ウォーターハウス。ファン・サムベークが吹いているのは、ヘッケルの1970年製のファゴット(シリアル番号:11174)です。

BIS-2637

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、オランダのファゴット奏者、ブラム・ファン・サムベークの「Bach on the Basson」(BIS Records BIS-2637)。今日これからきくのは収録順どおり、フランス組曲第5番です。編曲はティーモ・ヴィンツで、ヴィンツは1961年生まれのオランダのオーボエ、リコーダー奏者。ヴィンツは、この組曲第5番を長らく研究、演奏した結果、「第2の無伴奏フルートのためのパルティータと確信するにいたった」(解説書)と、無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013、明日きく予定)と対になるよう、組曲第5番の編曲版をアルマンド、クーラント、サラバンド、ブーレーという4楽章としています。なお、ファン・サムベークの使用楽器はヘッケルの1970年製で、録音は2021年です。

BIS-2637

コメント ( 0 )




今日からきいていくのは、ブラム・ファン・サムベークの「Bach on the Basson」(BIS Records BIS-2637)です。ファン・サムベークは、1980年生まれのオランダのファゴット奏者。アルバムは2021年の録音で、収録曲はこれから楽しむパルティータ第2番から、フランス組曲第5番、無伴奏フルートのためのパルティータ、無伴奏チェロ組曲第1番という順で収録。パルティータ第2番は、マルチトラック録音によるファゴット八重奏(ファン・サムベーク編曲)というめずらしい演奏となっています。使用楽器は、ヘッケルの1970年製(シリアル番号:11174)です。

BIS-2637

コメント ( 0 )




三位一体節後第3日曜日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによる「わがうちに憂いは満ちぬ」(ERATO 2564 61402-2)です。このカンタータの初演は1714年6月17日(1713年12月とも)。バッハは何度か手を入れて上演をくりかえしており、第1部が6曲、第2部が5曲という構成で、新旧の楽章が入り混じっているとみられています。ヴェルナーの録音は1962年。管弦楽と合唱はいつものように、プフォルツハイム室内管弦楽団とハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団で、第1部導入の沈鬱なシンフォニアのオーボエは、ルネ・ヴェールレが吹いています。

2564 61402-2

コメント ( 0 )




今朝も朝から陽射しがたっぷり。日中は真夏日まで気温が上がるらしく、また暑くなりそうです。さて、これから楽しむのは、フランスのオルガン奏者、オリヴィエ・ペナンによる有名なトッカータとフーガ。同曲は「Bach à la française」と題されたアルバムに収録されたもので、パリのサント・クロチルド聖堂のカヴァイエ=コル/ブシェ/ダルガシー・オルガン(1859年)を弾いての録音(2023年)です。「フランス風のバッハ」と表題されているとおり、レジストレーションはいかにもフランス風。さらに、緩急、強弱をつけ、イマジネーション豊かに演奏されています。

97279

コメント ( 0 )




今日これからきくのは、マリア・マルティノヴァによる「イタリア協奏曲(イタリア趣味による協奏曲)」です。「イタリア協奏曲」が収録されたアルバム、「Maria Martinova Plays J.S. Bach, Chopin & Szymanowski」(RUBICON DRC1120)はデジタルのみ(収録曲が少なくCDでの販売はなし)で、表題どおり3人の音楽家の3曲が収録されています。

マルティノヴァはブルガリア生まれのピアノ奏者。母国で学んだのち、ジュリアード音楽院やロンドンの王立音楽院でも学んだようです。「イタリア協奏曲」はいきいきとした演奏で、テンポは速めのほう(とくに第3楽章のプレスト)。第2楽章のアンダンテではピアノの美しさを堪能できます。録音年月は不明ですが、配信開始は20023年8月です。

DRC1120

コメント ( 0 )




昼休みのひとときに楽しむのは、シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)、カンディダ・トンプソン(ヴァイオリンと指揮)、アムステルダム・シンフォニエッタによるハ短調の二重協奏曲(BWV1060R)です。この協奏曲は、2台のチェンバロのための協奏曲第1番を復元(再構成)したもので、ヴァイオリンとオーボエを独奏楽器にした復元がよく演奏されます。トンプソたちのアルバム「Pärt üuber Bach」(Channel Classics CCS 46624)では2つのヴァイオリンを独奏楽器として演奏しており、比較的珍しい録音です。共演するオーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタは13編成。録音は2021年です。

CCS 46624

コメント ( 0 )




三位一体節後第1日曜日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「貧しき者は食らいて飽くことを得」(Hänssler CLASSIC CD 92.024)です。このカンタータは1723年5月30日に初演。前後半ともに7曲の、2部全14曲からなる力作です。リリングたちの録音は1970年おおよび1983年。管弦楽はいつもどおり、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム。合唱はフランクフルト・カントライです。さらにユリア・ハマりら独唱者が参加しています。

CD 92.024

コメント ( 0 )




今日きくのは昨日と同じく、マルクス・ブレニマンが2017年に録音した「Bachs, Benda and Brönnimann」(occata Next TOCN0022)から、ホ短調のフルート・ソナタです。フルートはブレニマン、チェロはジャン・ハルスドルフ、チェンバロはレオン・ベルベン。ブレニマンが吹いているのは、パウエル社製の木製フルート(ブレニマン)で、マンケ社の木製頭部管(ココボロ)をもちいています。なお、ブレニマンはスイス生まれの奏者で、1998年以来、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めているとのことです。

TOCN0022

コメント ( 0 )




今日と明日きくのは、フルート奏者、マルクス・ブレニマンの「Bachs, Benda and Brönnimann」(Toccata Next TOCN0022)です。アルバムにはバッハ親子3人に、フランツ・ベンダ、ブレニマンの作品が収録されており、今日は有名なトッカータとフーガ(BWV565)、そして明日、ホ短調のフルート・ソナタ(BWV1034)を楽しみます。今日のトッカータとフーガは、ブレニマンのアンサンブル編曲。フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープという、ブレニマンをふくめたアンサンブル・ピラミッドの演奏で、録音は2017年です。

TOCN0022

コメント ( 0 )



« 前ページ