毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、三位一体節後第6日曜日のためのカンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」です。このBWV170は、1726年7月28日に初演されたアルト独唱のためのカンタータで、終曲によくもちいられるコラールもありません。アルト歌手たちの絶好のレパートリーで、30を超える録音があります。今日は手持ちのCDから、マグダレーナ・コジェナーとムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏を選びました。なお、第5曲のオブリガートはフルートです。

CD : 00289 474 1942(ARCHIV PRODUKTION)

00289 474 1942

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カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲集」、思いのほか楽しめましたが、それもこれからきく第6番でおわりです。リヒターが第6番をどう料理していたか、記憶があいまいなだけに、これもきくのが楽しみです。

ところで、リヒターが「ブランデンブルク」を録音した1967年には、すでにアーノンクールが1964年に録音、1966/67年にはコレギウム・アウレウムによる録音がありました。

しかし、リヒターをふくめ、これらは楽器や奏法の差はあっても、いまからするとやはり同時代的だったと感じます。ほぼ同時代でより斬新だったのは、1971年録音のダート版によるマリナーの録音。研究と演奏がよりそったもので、個人的にはこちらが趣味でした。

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カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲集」、第1番から順にきいていますが、リヒターの芸術はいまだに色あせず、やはりさすがだと感じさせます。ピリオド楽器全盛の時代ですが、リヒターを最高のバッハ伝道師とするファンの心情もよくわかります。さて、これからきくのは第5番で、独奏者は、シュネーベルガー(ヴァイオリン)、ニコレ(フルート)、リヒター(チェンバロ)です。

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今朝もどんよりした天気。わずかな風はあるものの、むし暑さは昨日からかわりません。早朝からのセミの合唱とともに、不快さの二重唱という感じです。さて、カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲集」、これからきくのは第4番です(独奏はヴァイオリンがシュネーベルガー、リコーダーがリンデとヘラー)。ここで注目されるのは、独奏楽器がフルートではなくリコーダーであること。録音された1967年ころは、まだまだリコーダーは少数派だったように記憶しています。

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朝にはあった風も、日中はやんでしまって、むしむしと暑くなっています。どんよりとした空からは、雨が降りそうで降らず、涼には恵まれそうにありません。さて、月曜日からききはじめたカール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団による「ブランデンブルク協奏曲集」。第2番では独奏楽器のバランスがわるく、ティボーのトランペットがほかを圧倒しています。名技と録音をもってしても、バランスをとるのはむずかしいのでしょうね。これからきくのは第3番なので、バランスがわるい、というようなことはなさそうです。

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昨日からききはじめたカール・リヒターによる「ブランデンブルク協奏曲集」。ずいぶんひさしぶりにきいたのですが、思いのほかテンポも速く、愉悦に満ちた演奏でびっくり。リヒターというと、ついつい峻厳なバッハを想起してしまいますが、第1番ではそういう感じはありませんでした。さて、これからきくのは第2番で、その独奏者は、トランペットがティボー、オーボエがクレメント、リコーダーがリンデ、ヴァイオリンがシュネーベルガーと、なつかしい名前が並んでいます。

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先週にひき続き、今週もピリオド楽器をはなれ、カール・リヒターによるバッハをきいていくことにします。今週きくのは「ブランデンブルク協奏曲集」。リヒターには3種の録音がありますが、ここできくのはミュンヘン・バッハ管弦楽団との1967年の録音です(ARCHIV PRODUKTION 427 143-2)。第1番の独奏者には、オーボエのマンフレート・クレメントや、ホルンのヘルマン・バウマンの名がみえます。

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これからきくのは、トン・コープマンたちによる「見よ、われ多くの漁る者を遣わし」。このBWV88は、三位一体節後第5日曜日のためのカンタータで、1726年7月21日に初演されました。その構成は、第1部がアリア、レチタティーヴォ、アリアの3曲、第2部がアリオーソ、二重唱、レチタティーヴォ、コラールの4曲です(いわゆる合唱はコラールのみ)。編成はホルン(2)、オーボエ・ダモーレ(2)、オーボエ・ダ・カッチャ、弦、通奏低音ですが、狩りを象徴するホルンは、第1曲のアリア(のとちゅうから)のみ登場します。

CD : CC 72219(Challenge Classics)

CC 72219

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昨日までにくらべると、今日は晴天といえる天気。ただし、晴れているとはいえ、気温も猛暑日までは遠く、すごしやすい日中になっています。さて、レオニード・コ-ガンとカール・リヒターの演奏できいてきたヴァイオリン・ソナタ、これからきくのは第6番です。第1番からきいてきて再確認できたのは、コーガンとリヒターの真摯な姿勢。その真摯さは神にむかうかのようでもあり、畏まりすぎた感じがなきにしもあらずです。

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なんだか秋口のような夜。昨夜もそうでしたが、涼しくて、音楽を満喫できるよい気候です。今夜はそんな気候にさそわれて、ナタリー・シュトゥッツマンと、シュトゥッツマンが創設したアンサンブル・オルフェオ55のバッハを楽しむことにしました。音源は「バッハのアリアとカンタータ」と題された演奏会(YouTubeで視聴できます)。MEZZOで放送されたもので、フランスはメス(メッツ)のアーセナルでの演奏会です。

演奏会は、BWV169の第1曲(シンフォニア)にはじまり、BWV1043、BWV33の第3曲(アリア)、BWV244の第39曲(アリア)、BWV35でとじられます。これにアンコールとして、BWV169の第5曲(アリア)とBWV1068のエールが演奏されます。アンサンブル・オルフェオ55には渡邉さとみ(BWV1043の第2独奏ヴァイオリン)らの顔も。そういえば、ちがう演奏会では中村葉子がチェンバロを弾いていました。

シュトゥッツマンは歌い振りで、歌(バッハよりヘンデルのほうがずっとよいと思うのですが)はもちろん、指揮もなかなか堂に入っています。で、この演奏会の最大のききものは、アンコールのBWV1068のエール。弦のみでの演奏で、歌心に満ちていて、まさに有終の美を飾っています。一時期、これだけをよくきいていました。未聴のかたはYouTubeで「stutzmann bach air」と検索すればでてきます。



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「台風一過」には「晴天」がつきもののはずですが、なかなかよい天気になりません。夜は涼しくてすごしやすいのですが、日中はすっきりしない毎日です。といっても、毎日が猛暑日、というのも困りものですが。さて、レオニード・コ-ガンとカール・リヒターによるヴァイオリン・ソナタ、今日きくのは第5番です。受難との関係が指摘される第5番ですが、コーガンとリヒターは情緒におぼれることなく、すっきりと演奏しています(たぶんそうだったはず)。

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月曜日からきいている、レオニード・コ-ガンとカール・リヒターによるヴァイオリン・ソナタ、これからきくのは第4番です。コーガンとリヒターの演奏は、どの音もたっぷりと豊かに響かせ、つねに音楽に真摯です。いまからすれば、時代を感じさせるものになりましたが、当時はこうした演奏が主流でした。リヒターのチェンバロは歴史的楽器とちがいますが、こうした演奏だとこの楽器のほうがよくあいます。

COCO-73112→3

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今朝は早くからセミ(とカラスも)が鳴いています。台風の影響が弱まってきて、雨も止み、風もおさまってきたこともあるのでしょうが、ずいぶんうるさい朝になりました。さて、レオニード・コ-ガンとカール・リヒターによるヴァイオリン・ソナタ、これからきくのは第3番です。コーガンとリヒターによる演奏は、同時代のすぐれた録音、つまり1969年録音ののシェリングとヴァルヒャと(あるいは1973/74年録音のメルクスとドレフェスとでさえ)共通した響きがあり、その時代に主流だったバッハ観をうかがい知ることができます。

COCO-73112→3

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昨日からきいているレオニード・コ-ガンとカール・リヒターによるヴァイオリン・ソナタ、今日はその第2番です。コーガン(レオニード・ボリソヴィチ・コーガン)は1924年生まれ、リヒターは1926年生まれで同世代の奏者。亡くなったのも近く、コーガンが1982年、リヒターが1981年と、円熟期の惜しまれる死でした。ヴァイオリン・ソナタの録音は1972年。バッハがまだ神々しかったころの、すぐれた記録です。

COCO-73112→3

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昨日の朝、この夏はじめてまとまったセミの鳴き声をききました。まだ大合唱というほどではありませんでしたし、鳴いていたのもごくわずかの時間でしたが、これで例年どおりの夏がきたという感じです。今日は台風の影響か、雨が断続的に降っているので、セミの鳴き声はきこえてきません。

さて、今週のバッハは、ピリオド楽器からはなれて、レオニード・コ-ガンとカール・リヒターによるヴァイオリン・ソナタをきいていくことにします。もう40年ほどまえの1972年の録音なので、歴史的といえる演奏です(DENON COCO-73112→3)。ソナタは収録順でもある番号順にきいていきます。

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