毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、ニコラウス・アーノンクールたちによる「ブランデンブルク協奏曲集」のDVDを楽しんできました。DVDは1982年、ドイツはクロスターのヴィブリンゲン修道院図書室で収録されたもので、アーノンクールたちの実演つき解説もついてます。これからきくのは第6番。このBWV1051は、ヴィオラ2部、ヴィオラ・ダ・ガンバ2部、チェロ、通奏低音のチェンバロとヴィオローネという編成(各パート1名)で、ここでのアーノンクールはガンバをひいています。映像なのでわかってしまうことですが、アーノンクールは弓をチェロと同じように上から持っていいますね。ちょっとめずらしい光景が楽しめます。ちなみに、隣でひいているクリストフ・コワンは、ふつうに下から持っています。

DVD : 0440 073 4450 7(Deutsche Grammophon)

0440 073 4450 7

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今宵これからきくのは、ニコラウス・アーノンクールたちによるブランデンブルク協奏曲第5番(BWV1050)です。これまでと同じく、1982年、クロスターのヴィブリンゲン修道院図書室で録画されたもので、ここでのアーノンクールはチェロからアンサンブルをリードします。独奏は、フルートがレオポルト・シュタストニー、ヴァイオリンがアリス・アーノンクール、チェンバロがヘルベルト・タヘツィ。リピエーノのヴァイオリンは4名(ほかのリピエーノは1名)と、バランス的にどうなのでしょう。

DVD : 0440 073 4450 7(Deutsche Grammophon)

0440 073 4450 7

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今週きいているのは、ニコラウス・アーノンクールたちによる「ブランデンブルク協奏曲集」で、1982年録画(ヴィブリンゲン修道院図書室)のDVDを第1番から順に楽しんでいます。これからきくのは、ヴァイオリンと2本のフルートを独奏にもつ第4番(BWV1049)。ここでのアーノンクールは指揮に専念しており、ヴァイオリンはアリス・アーノンクール、リコーダーはエリーザベト・フォン・マグヌスとマリー・ヴォルフが独奏者をつとめます。第2楽章では、リコーダー(献呈譜ではFiauto d’Echo、つまりエコーのフルート)のみ、エコーの効果をねらって図書室の回廊上で吹かせています。また第2楽章では、スラーでむすばれた一対の8分音符をかなりスイングさせています。

DVD : 0440 073 4450 7(Deutsche Grammophon)

0440 073 4450 7

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これからきくのは、ニコラウス・アーノンクールたちによるブランデンブルク協奏曲第3番(BWV1048)。朝にきいた第2番(昨日の順延)とあわせると、今日は「一日二バッハ」となります。ここでのアーノンクールは指揮はせず、チェロを担当。同じチェロには若かりしころのクリストフ・コワンの顔もみえます。ちなみに、もう一人のチェロはハイディ・リチャウアーです。録画は1982年。クロスターのヴィブリンゲン修道院の図書室での収録です。

DVD : 0440 073 4450 7(Deutsche Grammophon)

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今日これから楽しむのは、ニコラウス・アーノンクールたちによるブランデンブルク協奏曲第2番(BWV1047)です。ほんらいは昨日のいまごろきいている予定だったのですが、急用で1日おくれとなりました。音楽が収録されたのは、クロスター(ドイツ)のヴィブリンゲン修道院の図書室。1982年録画の映像作品です。したがって、アーノンクールの指揮ぶりなども楽しむことができます。

独奏は、トランペットがフリーデマン・インマー、オーボエがユルゲン・シェフトライン、リコーダーがエリーザベト・フォン・マグヌス、ヴァイオリンがアリス・アーノンクールです。アーノンクールは両端楽章では指揮に専念し、独奏楽器と通奏低音による中間楽章ではチェロで参加しています。なお、フォン・マグヌスはアーノンクールの娘で、のちに歌手に転向しています。

DVD : 0440 073 4450 7(Deutsche Grammophon)

0440 073 4450 7

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今週楽しむのは、ニコラウス・アーノンクールたちによる「ブランデンブルク協奏曲集」(DVD)です。この映像作品は1982年、クロスター(ドイツ)のヴィブリンゲン修道院の図書室で収録されたもの。6曲の協奏曲は番号順に収録されており(アーノンクールの解説付き)、今日の第1番(BWV1046)から順番に楽しむことにします。

ここでのアーノンクールは指揮に専念。ホルンはヘルマン・バウマンとマルクス・シュライヒ、ヴィオリーノ・ピッコロはアーノンクール夫人のアリスです。ホルンの二人は、ナチュラル・ホルンをハンド・ストッピングをもちいて吹いており、ベルにさし込んだ手の出し入れが何度も映しだされています。

DVD : 0440 073 4450 7(Deutsche Grammophon)

0440 073 4450 7

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三位一体節後第10日曜日にきくのは、マルセル・ポンセールとイル・ガルデリーノによる「考え見よ、われを襲いしこの痛みに」です。このBWV46は、1723年8月1日に初演された全6曲からなるカンタータ。エレミア哀歌による第1曲(合唱)の前半は、のちに「ロ短調ミサ曲」の第9曲「クイ・トリス」に転用されています。イル・ガルデリーノの編成は、合唱がソロとリピエーノの9名、管弦楽が12名。ヴィオラに秋葉美佳の名もみえます。録音は2010年です。

CD : Passacaille 977(Passacaille)

Passacaille 977

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これからきくのは、パラディアン・アンサンブルの二人、レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)とズザナ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)による、イ短調のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収)です。このBWV805も2声の楽曲で、長い主題からフーガが紡ぎ出されていきます。二人の演奏できくと、なんだかミステリー・ドラマのBGMにでもなりそうな感じ。録音は四半世紀まえの1994年です。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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もうそろそろ今日もおわりという時間帯にきくのは、パラディアン・アンサンブルによるト長調のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収)。このBWV804は、ほかのデュエットと同じく2声の楽曲。4曲の中では大きな変化のない曲で、ほぼはじめの曲想のまま音楽は推移します。演奏するのは、レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)とズザナ・ハインリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)です。録音は1994年です。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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昨日からききはじめた、パラディアン・アンサンブルによる4曲のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収)。今日これからきくのは番号順どおり、ヘ長調のデュエット(BWV803)です。パラディアン・アンサンブルは4人編成ですが、2声の曲ということで、奏者はヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーとヴィオラ・ダ・ガンバのズザナ・ハインリヒのみとなります。録音は1994年です。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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今日から週末まできいていくのは、パラディアン・アンサンブルによる4曲のデュエット(「クラヴィーア練習曲集 第3部」所収)です。ここでのデュエットは、しばらくまえに楽しんでいた同アンサンブルの「palladian Ensemble Bach Trio Sonatas」に収録されていたもの。そのときはトリオ・ソナタのみをきいたので、今日のホ短調(BWV802)から、デュエットを順に楽しんでいくことにします。ここでの奏者は、レイチェル・ポッジャー、ズザナ・ハインリヒで、録音は1994年です。

CD : CKD 036(Linn Records)

CKD 036

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これから楽しむのは、アリソン・バルサム(トランペット)とコルム・キャリー(オルガン)によるハ長調の協奏曲(EMI 5 58047 2)。原曲はチェンバロ協奏曲第4番で、編曲にさいしては、原調のイ長調からハ長調へ移調されています。チェンバロ協奏曲第4番は、オーボエ・ダモーレ協奏曲に復元されての演奏もよくきくことができますが、トランペットが主役になると印象がずいぶんちがいます。バルサム演奏はピカピカのとても輝かしいもの。ただし、両端楽章の輝かしさより、中間楽章のしなやかな表現のほうが、ここではききものかもしれません。

5 58047 2

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今日と明日楽しむのは、アリソン・バルサムの「Bach works for Trumpet」(EMI 5 58047 2)です。このアルバムは記事「アリソン・バルサムの『アニュス・デイ』」で紹介ずみのバッハ・アルバムで、きくのは収録曲中のバッハのオリジナル作品。まず今日きくのは、ハ長調のトリオ・ソナタ(原曲はオルガンのためのソナタ第5番)で、バルサム(トランペット)と共演しているのは、アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)、アリステア・ロス(オルガン)、マーク・コードル(ヴァイオラ・ダ・ガンバ)です。バルサム、イブラギモヴァはピリオド楽器も演奏するので、楽器を持ち替えれば、すべてピリオド楽器によるアンサンブルができあがります。

5 58047 2

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三位一体節後第9日曜日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによるカンタータ「主よ、汝のしもべの審きにかかずらいたもうなかれ」(ERATO 2564 61402-2)です。このカンタータは、1723年7月25日に初演。第1曲の合唱曲に続くのは、2組のレチタティーヴォとアリア、そしてコラールという構成で、編成は、4人の独唱者、合唱、ホルン、2本のオーボエ、弦楽と通奏低音です。合唱と管弦楽は、ハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団とプフォルツハイム室内管弦楽団。独唱者は名花アグネス・ギーベルらで、1963年の録音です。

2564 61402-2

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今週のバッハは、2019年7月25日に亡くなったアンナー・ビルスマによる、6曲の無伴奏チェロ組曲(1992年録音)をきいてきました。この録音は、いわゆるモダンの楽器、ストラディヴァリウス「セルヴェ」をもちいてのものだったのですが、今日これからきく第6番(BWV1012)のみはピリオド楽器で録音しています。その使用楽器は、1700年ごろチロルで製作されたヴィオロンチェロ・ピッコロで、この楽器は1990年録音のガンバ・ソナタで使われたものと同じです。

ビルスマはこの第6番について、無伴奏ヴァイオリン曲と同じ音域なので、「組曲第6番も、なにかしら手で持つ『ヴィオラ』のような楽器をもとに作曲された音楽だと思う」とし、「しかしながら、この組曲は《無伴奏チェロ組曲》の曲集のなかに含まれている。それならば同じチェロ族のチェロ・ピッコロで演奏することは、説得力があると思っているんだ」と続けています(引用はすべて『バッハ・古楽・チェロ アンナー・ビルスマは語る』190頁)。

CD : S2K 48 047(SONY CLASSICAL)

S2K 48 047

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