毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




3月2日からほぼ1カ月をかけてきいてきた、レオン・ベルベンによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」。これからきくのは、曲集劈頭のとプレリュードと、掉尾のフーガをあわせた、変ホ長調のプレリュードとフーガ(BWV552)です。ベルベンは、ムジカ・アンティクヮ・ケルン(MAK)でチェンバロを弾いていたということから想像するほどには、突出した個性を感じることはありません。が、それでもこのBWV552のような自由曲だと、リズム処理の鋭さや、フーガにおける推進力などは、やはりMAKの奏者だったと思わせるところでしょうか。師である、ボブ・ファン・アスペレン、トン・コープマン、グスタフ・レオンハルトの個性が、うまく混合されたといえるかもしれません。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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これからきくのは、「4つのデュエット」(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)から、その第4曲です。このBWV805はイ短調のフーガで、アルベルト・クレメントによると、「天国」をあらわしているということ。オルガン演奏はこれまでどおりレオン・ベルベン。使用楽器はグラウホフの聖ゲオルク修道院教会のトロイトマン・オルガンです。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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棕櫚の日曜日(枝の主日)にきくのは、カンタータ「天の王よ、汝を迎えまつらん」です。棕櫚の日曜日のためのカンタータはこのBWV182しか伝承されていませんが、幸いにも録音が多くて、手持ちにもまだ余裕があり、今回はジョシュア・リフキンたちのものを選びました。このカンタータはヴァイマールで初演されたということもあってか、OVPPによる録音が多く、リフキンたちによる演奏も、もちろんOVPPです。

CD : DOR-93231(Dorian)

DOR-93231

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オランダのオルガン奏者、レオン・ベルベンの演奏できいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」、これからきくのは「4つのデュエット」の第3曲です。「カロフ聖書」の研究で知られるアルベルト・クレメントによると、このBWV804は「死」をあらわしているとのことで、そう思ってきくと、死への憧憬なるものを感じさせないでもありません。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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レオン・ベルベンによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」、これからきくのは昨日に続き「4つのデュエット」。今日はその第2曲(BWV803)で、これは2声のフーガです。使用楽器は、グラウホフの聖ゲオルク修道院教会のトロイトマン・オルガンで、録音は2013年です。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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一昨日の3月24日にきいたきいた、ラファエル・ピションとアンサンブル・ピグマリオンによるBWV244a(記事は「『子らよ嘆け』 BWV244a」)。アルバムは、ピカンダーの歌詞の分析から、原曲と推定される曲を指揮者のピションとモーガン・ジュルダンが、歌詞の変更にともなう修正をして復元。投稿時には掲載できませんでしたが、その原曲は表にあるとおりです。レチタティーヴォについては、バッハは新たに作曲したと思われますが、ジュルダンが作曲した1曲(※)をのぞき、録音では既存の曲をベースにしています。なお、表の略号、Cは合唱曲、Aはアリア、Rはレチタティーヴォを示しています。また、原曲のナンバリングは新全集によっています。

ピションの復元演奏の原曲



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レオン・ベルベンによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」。一昨日と昨日は休みましたが、今日からまた再開します。これからきくのは、「4つのデュエット」の第1曲(BWV802)。ベルベンが演奏するオルガンは、ドイツはグラウホフの聖ゲオルク修道院教会のトロイトマン・オルガンです。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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3月25日は受胎告知の祝日。例年ならカンタータですごすのですが、その録音の手持ちがすくなくなってきたので、今日はそのかわりとしてコラール編曲「輝く曙の明星のいと美わしきかな」をきくことにします。同名のコラール編曲はいくつかありますが、これからきくのはBWV763。演奏は、イギリスの奏者ケヴィン・ボウヤーで、使用楽器は、オーデンセ(デンマーク)の聖ハンス教会のマルクッセン・オルガン(1962年建造)です。

CD : NI 5669/70(Nimbus Records)

NI 5669/70

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1728年11月19日に亡くなったケーテン侯レーオポルト。クリストフ・ヴォルフの『ヨハン・ゼバスティアン・バッハ―学識ある音楽家』によると、その葬儀は国葬として、翌年の1729年3月23日と24日におこなわれました。この葬儀における音楽を担当したのが、同宮廷の楽長(ライプツィヒに転職後も不在臣下の楽長)であったバッハで、妻アンナ・マグダレーナ、長男フリーデマンとともにケーテンを訪れ、かつての主君に音楽を捧げました(概略は記事「アンサンブル・ピグマリオンによるBWV244a」にもあります)。

この追悼音楽は消失してしまいましたが、ピカンダーによる歌詞(Cantata BWV 244a Klagt, Kinder, klagt es aller Welt Original German Text)はのこされており、その分析から、BWV244から9曲、BWV198から2曲が、追悼音楽に転用されたと推測されています。これを復元して演奏したのが、これからきくラファエル・ピションたちによるアルバム。いつものようにキビキビした演奏ですが、BWV198の第1曲を転用したその第1曲など、個人的にはもうちょっとゆっくりめのテンポで、しめやかな雰囲気があれば、と感じます。

CD : HMC 902211(harmonia mundi)

HMC 902211

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今日きくのは、昨日に続き「われらの救い主なるイエス・キリストは」(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)。今日の第2編曲は同コラールによる4声のフーガで、これまでと同じようにペダルはありません。オルガン演奏は、オランダの奏者レオン・ベルベン。オルガンは、グラウホフの聖ゲオルク修道院教会のクリストフ・トロイトマン製造のそれです。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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オランダのオルガン奏者、レオン・ベルベンの演奏できいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」。今日と明日は、コラール編曲「われらの救い主なるイエス・キリストは」です。まず今日きくのはその第1編曲で、このBWV688は手鍵盤とペダルによる編曲。定旋律はペダルにあらわれます。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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レオン・ベルベンによる「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日きくのは昨日に続き「深き淵より、われ汝に呼ばわる」です。今日の第2編曲(BWV687)は、手鍵盤のみによる4声の編曲。ベルベンの使用楽器は、ドイツはグラウホフの聖ゲオルク修道院教会、クリストフ・トロイトマンの手になるオルガンです。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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レオン・ベルベンのオルガンできいている「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日と明日はマルティン・ルターのコラール「深き淵より、われ汝に呼ばわる」。これからきく第1編曲(BWV686)は、手鍵盤とペダルによる、6声、ホ短調のコラ-ル編曲です。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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今日これからきくのは、昨日と同じく「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たれり」(「クラヴィーア練習曲集 第3部」)。今日のは同コラールの第2編曲(BWV685)で、手鍵盤のみによるニ短調のフゲッタです。オルガン演奏はこれまでどおり、オランダのチェンバロ、オルガン奏者のレオン・ベルベンです。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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レオン・ベルベンのオルガンできている「クラヴィーア練習曲集 第3部」、今日と明日は「われらの主キリスト、ヨルダンの川に来たれり」です。これからきくその第1編曲(BWV684)は、ほかのコラールの第1編曲と同じく、手鍵盤とペダルによる編曲。定旋律はペダルにあらわれます。

CD : RAM 1305(RAMÉE)

RAM 1305

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