毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




復活節後第2日曜日にきくのは、鈴木雅明たちによる「主はわが信実なる牧者」です。このWV112(1731年4月8日初演)は、ヴォルフガング・モイスリンの同名コラール全5節を、そのままカンタータ全5曲の歌詞にあてた、いわゆる全詩節コラール・カンタータ。ホルンが華々しく響き(第1曲)、突き抜けた明朗さがあります。鈴木たちの録音は2011年、管弦楽と合唱はバッハ・コレギウム・ジャパンです。合唱も歌う独唱者は、ハナ・ブラシコヴァ、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。合唱はパート4名、管弦楽は16名編成で、ホルンは、ジャン・フランソワ・マデゥフとグレイアム・ニコルソンです。

CD : BIS-SACD-1981(BIS Records)

BIS-SACD-1981

コメント ( 0 )




グスタフ・レオンハルトのチェンバロによる「フランス組曲」。1975年に録音されたアルバムから番号順(収録順)にきいてきて、今日は最後の第6番(BWV817)です。レオンハルトの演奏は、40年ほどまえのものですが、いまきいてもみずみずしく気品があり、とても楽しめます。近年の若いチェンバロ奏者にくらべると、くずしはひかえめで楷書的なところもありますが、そこはレオンハルトらしい絶妙な加減というべきでしょう。使用楽器は、デイヴィッド・ルビオによるパスカル・タスカン・モデルのチェンバロ。ただし、製作年は昨日の第5番での楽器とはことなり、1975年です。

CD : SICC-2054(Sony Music)

SICC-2054

コメント ( 0 )




グスタフ・レオンハルトがSEONレーベルに録音した「フランス組曲」。今週はこのアルバムを番号順(収録順)に楽しんでおり、これからきくのはト長調の第5番(BWV816)です。この第5番、くつろぎをもたらすような親密さと弾けるような楽しさがあり、お昼休みにきくには最適。使用楽器は、デイヴィッド・ルビオによる1973年製のチェンバロ(パスカル・タスカンにもとづく)で、録音は1975年です。

CD : SICC-2054(Sony Music)

SICC-2054

コメント ( 0 )




グスタフ・レオンハルトのチェンバロできいている「フランス組曲」。短調ばかりの前半をききおえ、今日からは長調ばかりの後半です。これからきく変ホ長調の第4番(BWV815)は、日だまりのような温かさがある組曲。使用楽器は、昨日と同じデイヴィッド・ルビオによる1975年製のチェンバロ(パスカル・タスカン・モデル)で、録音も同年です。

CD : SICC-2054(Sony Music)

SICC-2054

コメント ( 0 )




今週のは、グスタフ・レオンハルトによる「フランス組曲」を番号順に楽しんでいて、これからきくのはロ短調の第3番(BWV814)です。1975年録音のアルバムでは、レオンハルトはデイヴィッド・ルビオ製作の2台のチェンバロを使用しており、1台が1973年製、もう1台が1975年製(第3番はこちら)。ともにパスカル・タスカン・モデルの楽器です。その楽器をもちいてのレオンハルトの演奏は、ならでは気品があり、40年ほどまえの録音とはいえ、じゅうぶんに楽しめます。

CD : SICC-2054(Sony Music)

SICC-2054

コメント ( 0 )




グスタフ・レオンハルトが1975年に録音した「フランス組曲」。今週はこのアルバムを番号順(収録順)に楽しむこととし、昨日の第1番からききはじめています。今日これからきくのは、ハ短調の第2番(BWV813)。使用楽器は、昨日と同じくデイヴィッド・ルビオ製のチェンバロ(パスカル・タスカンによる)ですが、今日の楽器は1973年製(昨日のは1975年製)のチェンバロです。

CD : SICC-2054(Sony Music)

SICC-2054

コメント ( 0 )




今週のバッハは、グスタフ・レオンハルトによる「フランス組曲」。1975年、SEON(セオン)での録音で、使用楽器は、パスカル・タスカンによるデイヴィッド・ルビオ製作の2台のチェンバロです。これからきく第1番は、1975年製のチェンバロ。録音からもう40年ほど経過しているのですが、音の鮮度は良好で、まだまだ楽しめます。

CD : SICC-2054(Sony Music)

SICC-2054

コメント ( 0 )




今日は復活節後第1日曜日。ふだんならカンタータをきくところですが、時間のつごうもあって、今日はオルガン・コラールで代替します。きくのは、「汝、平和の君、主イエス・キリスト」。このBWV1102は、ヨーハン・ゴットフリート・ノイマイスター(1756年生~1840年没)が84曲のコラールを筆写収集した手稿、いわゆる「ノイマイスター・コラール集」中の1曲です。オルガン演奏は、イギリスの奏者ケヴィン・ボウヤー。使用楽器は、デンマークはオーデンセの聖ハンス教会のマルクッセン・オルガン(1962年建造)です。

CD : NI 5689/90(Nimbus Records)

NI 5689/90

コメント ( 0 )




ヘルマン・シェルヘンとウィーン国立歌劇場管弦楽団が、1962年に録音した管弦楽組曲(TAHRA TAH West 3003-3004)。週後半はこのアルバムを、番号順に楽しんできました。これからきく第4番の序曲もやはりゆっくりした演奏。演奏時間でいうと11分11秒です。この演奏時間、このブログで直近にきいた、2010年録音のコンチェルト・ケルンの演奏時間が11分2秒なので、ほぼ同じです。

なのに「ゆっくり」とはどういうことかというと、コンチェルト・ケルンは前半後半のくり返しを励行しており、シェルヘンは前半後半ともにくり返しなしだということ。つまり、もしシェルヘンがくり返しを励行していれば、演奏時間は20分にもおよぶものになったはずです。解説書には1954年の録音との演奏時間の比較が掲載されてるのですが、1962年の録音は、レジュイサンスをのぞき、すべて遅くなっています。

TAH West 3003-3004

コメント ( 0 )




往年の指揮者ヘルマン・シェルヘンとウィーン国立歌劇場管弦楽団できいている管弦楽組曲(TAHRA TAH West 3003-3004)。シェルヘン最晩年の1962年に録音された復刻版で、録音状態はまずまずです。これまでの第1番、第2番と同じく、これからきく第3番の序曲もかなりゆっくりしたテンポ(特に両端)。中間部では協奏曲風にヴァイオリンを独奏させるなどしていますが、そこもやはりゆっくりめです。エールは祈るような情感がこめ、こちらもゆっくりと演奏されています。

TAH West 3003-3004

コメント ( 0 )




昨日からききはじめた、ヘルマン・シェルヘンとウィーン国立歌劇場管弦楽団による管弦楽組曲(TAHRA TAH West 3003-3004)。録音は1962年で、ステレオ録音となっています。シェルヘンたちの演奏をききはじめてまず驚かされるのが、序曲でのゆっくりしたテンポ。昨日の第1番でも今日の第2番でも、すこぶる低速です。もっとも、それは近年の録音との比較で、当時としてはそれほど驚くほどのことではなかったと思われます。舞曲も情感のこもったゆっくりしたテンポですが、ロンドーはそれほどではなく、ポロネーズは近年のものとなんらかわらないテンポ感です。

TAH West 3003-3004

コメント ( 0 )




今日から週末まできいていくのは、ヘルマン・シェルヘンとウィーン国立歌劇場管弦楽団による4曲の管弦楽組曲(TAHRA TAH West 3003-3004)。音源は、「アーカイヴズ・ウエストミンター」シリーズのアルバムで、1962年のステレオ録音です。シェルヘンは1964年に亡くなっているので、この録音は最晩年のものといえます。これからきくのは、番号順どおりで第1番。なお、シェルヘンのは1954年録音の管弦楽組曲もあります。

TAH West 3003-3004

コメント ( 0 )




復活節第3日にきくのは、「イエス生きたもうと知る心は」(1719年1月1日初演の「日々と年を生み出す時は」を改作)。このWV134は、昨日の「喜べ、汝ら もろ人の心よ」の翌日、つまり1724年4月11日に初演されており、全6曲からなるカンタータです。音源は昨日と同じアルバムで、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパン、そしてロビン・ブレイズ(カウンターテナー)と櫻田亮(テノール)によって、2001年に録音されています。第1曲から第5曲までは独唱や二重唱で、いわゆる合唱曲は第6曲のみ。前日までとちがい軽めの構成となっていますが、原曲の祝賀ムードのまま、喜ばしい音楽が連なります。

CD : BIS-CD-1251(BIS Records)

BIS-CD-1251

コメント ( 0 )




復活節第2日にきくのは、カンタータ「喜べ、汝ら もろ人の心よ」です。このBWV66(1724年4月10日初演)は、ケーテン侯の誕生日のための「天はアンハルトの誉れと幸いを心にかけたまい」(1718年12月10日初演)を改作したもので、湧き上がるような喜びにあふれたカンタータ(全6曲)です。音源は昨日に続き鈴木雅明たちによるもので、録音は2001年。バッハ・コレギウム・ジャパンの編成は、合唱がパート4人の16人、管弦楽は18人で全34人です。独唱者は、ロビン・ブレイズ、櫻田亮、ペーター・コーイで、独唱だけでなく合唱も歌います。

CD : BIS-CD-1251(BIS Records)

BIS-CD-1251

コメント ( 0 )




復活節第1日にきくのは、鈴木雅明たちによる「天は笑い、地は歓呼す」です。このBWV31は、1715年4月21日に初演された全9曲からなるカンタータ。キリストの復活を祝うカンタータだけに、表題どおりの喜びに満ちた音楽が展開されます。歌詞はザーロモ・フランク(1715年)で、第9曲のコラールのみニコラウス・ヘルマン(1575年)です。管弦楽と合唱は、いつものバッハ・コレギウム・ジャパン。合唱はソプラノが6人、アルトが4人、テノールとバスがそれぞれ5人の全20人で編成されています。独唱者は、モニカ・フリンマー、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ(フリンマーと夫妻で参加ですね)。録音は1997年です。

CD : BIS-CD-851(BIS Records)

BIS-CD-851

コメント ( 0 )



« 前ページ