毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団の録音(Deutsche Grammophon 0289 479 6037 9)できいてきた管弦楽組曲。今日これからきくのは、昨日の第3番と同く、トランペットが勇壮に響く第4番です。いつもきいているピリオド楽器とくらべると、序曲の前半はテンポ感がちがいすぎて、一瞬同じ曲にきこえません。序曲全体が10分ほどですが、前半のくり返しだけで4分ほどです。後半は思いのほか躍動感もあります(くり返しなし)。

0289 479 6037 9

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カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団による管弦楽組曲(Deutsche Grammophon 0289 479 6037 9)。これからきくのは、アウグスト・ウィルヘルミ編曲(G線上のアリア)で有名な、エールをふくむ第3番です。これまできいてきた第1番や第2番と同じく、この第3番でも、一音一音を楷書のように、念じるように、リヒターたちは演奏しています。金管が沈黙するエールは、内声外声のバランスもよく、彼岸の音楽はかくや、と思わせるものです。

0289 479 6037 9

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昨日に続き、今日のバッハも、カール・リヒターたちによ管弦楽組曲(Deutsche Grammophon 0289 479 6037 9)で、その第2番。リヒター指揮のもと、オーレル・ニコレとミュンヘン・バッハ管弦楽団は、じつに重厚で、峻厳なバッハをきかせてくれます。その分、当世風(もちろんバッハ時代の)で軽妙な味からは遠くなっていますが、それが録音(1960年)当時の演奏様式でもあり、リヒターの芸術性であったといえると思います。

0289 479 6037 9

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今日から大晦日まできいていくのは、カール・リヒターとミュンヘン・バッハ管弦楽団による管弦楽組曲(Deutsche Grammophon 0289 479 6037 9)。音源はいわゆるハイレゾ(192kHz、24bit)・ファイルで、リヒターの録音でもこの管弦楽組曲のほか、マタイやヨハネの両受難曲がハイレゾ化されています。今日まずきくのは管弦楽組曲の第1番。録音は1961年ですが、ハイレゾ化の恩恵で音の鮮度は増しています。もちろん、ハイレゾ化できるのは音質だけで、あたりまえながら、演奏様式については近年のものとはことなります。しかし、堂々たる、きわめて折り目正しい演奏は、いまでもファンが多いのが肯けます。

0289 479 6037 9

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降誕節第3日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「クリスマス・オラトリオ」(1998年録音)の第3部。このカンタータ「天を統べたもう君よ」の第1曲は、BWV214/9と同じ音楽(歌詞はもちろん付け替え)で、トランペットが勇壮になり響きます。独唱はこれまでと同じく、モニカ・フリンマー、米良美一、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。第8曲のアルトのアリアでは、米良の歌唱はしみじみと美しく(ちょっと科をつくるところが気になりますが)、そのままバッハを歌っていれば、と思ってしまいます。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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降誕節第2日にきくのは、鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる「クリスマス・オラトリオ」の第2部(「このあたりに羊飼いおりて」)。トランペットが華々しい昨日の第1部とはことなり、今日の第2部ではトランペットはもちいられず、フルート(フラウト・トラヴェルソ)、オーボエ・ダモーレ、オーボエ・ダ・カッチャが、牧歌的な雰囲気を醸し出すことに貢献しています。第1曲のシンフォニア(と第14曲のコラール)では、とくにそれら木管群が美しい響きをきかせます。独唱者は、モニカ・フリンマー、米良美一、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイで、録音は1998年です。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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おだやかなクリスマスにきくのは、鈴木雅明たちによる「クリスマス・オラトリオ」の第1部。「クリスマス・オラトリオ」は、降誕節第1日、同第2日、同第3日、新年、新年後の日曜日、顕現節のための連作カンタータで、降誕節の期間中、これをそれぞれ楽しむことにします。今日まずきくのは、降誕節第1日のためのカンタータ「歓呼の声を放て、喜び踊れ」です。独唱者は、米良美一、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ。管弦楽と合唱は、バッハ・コレギウム・ジャパンです。録音は1998年。

CD : BIS-CD-941/942(BIS Records)

BIS-CD-941/942

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シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるブランデンブルク協奏曲集。今週は1993/94年録音のアルバムを番号順(収録順)に楽しんでおり、今日きくのはその第6番(BWV1051)です。この第6番でのラ・プティット・バンドは、7名編成。ヴィオラに寺神戸亮、チェロには鈴木秀美が参加しています。クイケンたちの演奏は、新録と同じく、この旧録でも奇をてらったところはありません。バッハの自筆譜がそのまま音楽になったかのようで、いまきいても楽しめます。

CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77308 2

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シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドが、1993/94年に録音したブランデンブルク協奏曲集。今週はこの旧録を番号順(収録順)に楽しんでおり、これからきくのはその第5番(BWV1050)です。ラ・プティット・バンドは、各パート1人で演奏しており、独奏者をふくめても7人という室内楽編成をとっています。独奏者は、ヴァイオリンがシギスヴァル、フルートがバルトルト、チェンバロがピエール・アンタイ。ヴィオラは赤津眞言、チェロは鈴木秀美です。

CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77308 2

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今週のバッハは、シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによる、1993/94年録音のブランデンブルク協奏曲集で楽しんでいます。番号順(収録順)にきいているので、これからきくのは第4番(BWV1049)。ここでのラ・プティット・バンドの編成は、ヴァイオリンが2、ヴィオラが1(寺神戸亮)、チェロが1、コントラバスが1、チェンバロが1というもので、室内楽的な編成をとっています。独奏は、ヴァイオリンがクイケン、リコーダーがバルトルト・クイケンとコエン・ディルティエンスです。

CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77308 2

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シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによる旧録のブランデンブルク協奏曲集。これからきくのは、ト長調の第3番(BWV1048)です。この第3番は、楽譜上、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロがそれぞれ3部に、ヴィオローネとチェンバロという編成。新録ではチェロのパートをすべてヴィオロンチェッロ・ダ・スパッラにかえていましたが、旧録ではふつうにチェロのままです。したがって、低音はこちらの旧録のほうが豊かにきこえます。

CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77308 2

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昨日からききはじめた、シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるブランデンブルク協奏曲集。新旧あるクイケンたちの録音から、今週は旧録(1993/94年)を楽しむことにし、番号順にきいていきます。今日きくのは第2番(BWV1047)。旧録ではトランペットのかわりにホルン(一オクターブ下げた)がもちいられており、予備知識なしにきくとびっくりさせられます。

CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77308 2

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今週きいていくのは、シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるブランデンブルク協奏曲集です。クイケンたちの同曲集には、旧録(1993/94年)と新緑(2009年)の二つがあり、このブログではすでに新緑はきいているので、今週は旧録のほうを番号順(収録順)に楽しみます。これからきくのは第1番で、このBWV1046におけるラ・プティット・バンドは18名編成。演奏者には、北里孝浩(オーボエ)、寺神戸亮(ヴァイオリン)、戸田薫(ヴァイオリン)、赤津眞言(ヴィオラ)、鈴木秀美(チェロ)の名もみえます。

CD : 05472 77308 2(deutsche harmonia mundi)

05472 77308 2

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待降節第4日曜日にきくのは、ピーテル・ヤン・レウシンクたちによる「道を備え、大路をなおくせよ」です。このBWV132は、1715年12月22日に初演。伝承されているバッハのカンタータ中、唯一の待降節第4日曜日のためのカンタータです。その上、録音の機会にもめぐまれず、手持ちものこすところ3種になりました(つまり4年後には手持ちゼロに)。レウシンクとネーデルランド・バッハ・コレギウム、オランダ少年合唱団と独奏者たちによる録音は、1999年のもの。独唱は成人ですが、少年合唱団による貴重な録音のひとつです。

CD : 99363(BRILLIANT CLASSICS)

99363

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グナール・レツボールとアルス・アンティクァ・オーストリアの演奏で楽しんできたヴァイオリン協奏曲。音源は、アルス・アンティクァ・オーストリア結成前年の1994年の録音で、3つのヴァイオリン協奏曲と、ブランデンブルク協奏曲の第4番が収録されています。これからきくのは、ヴァイオリン協奏曲の第1番(BWV1041)で、ヴァイオリン独奏はこれまでと同じくレツボールです。レツボールたちは、細部にこだわりながらも、ごく自然に、しなやかにきかせてくれます。

CD : SY 94134(SYMPHONIA)

SY 94134

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