これから楽しむのは、リコーダーのシュテファン・テミングをフィーチャーした「Leipzig 1723」に収録されている、チェンバロ協奏曲第6番(BWV1047)です。アルバムの副題には「Bach and His Rivals for the Tomaskantor Position」とあり、トマスカントル職をバッハと競ったライバルたちのリコーダー協奏曲が6曲収録されています。
テミングは1978年のケープタウン生まれ。録音も活発におこなっています。共演するのは、ペーテル・バルシをリーダーとするカプリコルヌス・コンソート・バーゼル(朝吹園子が参加)。チェンバロ独奏は1984年生まれのゼバスティアン・ヴィーナントで、もう1名のリコーダー独奏はヴィープケ・ヴァイダンツ。録音は2020年です。
なお、エルプグートとカペラ・イェネンシスによる、同じ「Leipzig 1723」という表題のアルバム(ACCENT ACC 30598)が、2023年3月に発売される予定です。こちらのアルバムは同趣旨のカンタータ版(バッハはBWV22とBWV23が収録されています)とでもいうべきもので、録音は2022年です。
CD : ACC 24375(ACCENT)