毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




昨夜から降りはじめた雨が、止むことなく降り続いていて、日中というのに暗くて夕方のようです。雨は今夜にでも上がりそうですが、明日はまた寒くなるという予報で、春爛漫はまだ先のようです。さて、ルネ・サオルジャンのオルガンできいてきた受難節のためのオルガン・コラール、今日は「神よ、われを助けて成させたまえ」(「オルガン小曲集」)です。このBWV624の定旋律は、ソプラノとアルトの5度カノンとしてあらわれます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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昨日は春らしいよい天気だったのですが、今日は予報だと「晴後曇」。明日は「雨後曇」と天気がくずれるようで、よい天気が長続きしてくれません。最低気温もまた下がりそうですし、まだまだ春本番という感じにはならないようです。ともかく、このあと外出なので、雨だけは降らないでほしいものです。

さて、今日もきくのはルネ・サオルジャンによる「オルガン小曲集」。同曲集から受難節のためのオルガン・コラールをきいていますが、今日は「主イエス・キリストよ、われら汝に感謝す」です。このBWV623のコラール旋律はソプラノに響き、そのほかの声部は活発に動いて力強くコラール旋律をささえます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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ルネ・サオルジャンのオルガンできいている受難節のためのオルガン・コラール。今日これからきくのは「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」(「オルガン小曲集」)です。このBWV622では、ゆっくりとしたテンポ(アダージョ・アッサイ)のなかに、装飾されたコラール旋律が響きます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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午後からのちょっとした春の嵐もすぎ、今夜はおだやかで星もきれいです。そういえば、夕方の金星と木星ですが、ずいぶん距離がはなれてきました。が、またまだ明るい光を放ってくれており、最近は月とのコラボもあって毎日が楽しみです。

さて、これからコーヒーのお伴にきくのは、オッターヴィオ・ダントーネとアカデミア・ビザンチナのバッハ。ダントーネたちのバッハというと、記事にもした「J.S. Bach harpsichord Concertos」(L'Oiseau Lyre 475 9355 3)というのもありますが、いまからきくのは「 BACH Sinfonia 」(DECCA 478 2718)。

この「BACH Sinfonia」は、カンタータの器楽楽章を集めたもので、全19曲が収録されており、これを何曲か気のむくままに楽しむことにします。なお、ここに収録されてないのはたぶん10曲ほどなので、どうせなら2枚組で全曲を収録すればよかったのに(それだと収録時間があまるのかな)。

478 2718

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このところ、ようやく春めいてきて、日中はずいぶん暖かくなってきました。ただ今日は暖かいもののちょっと荒れた天気で、予報どおりの「晴時々雨」。晴れたかと思うと強風をともなった雨になったりで、春の嵐というものでしょうか。

さて、1928年生まれのフランスのオルガン奏者、ルネ・サオルジャンによる受難節のためのオルガン・コラール、これからきくのは「イエス十字架につけられたまいし時」(「オルガン小曲集」)です。このBWV621のコラール旋律はソプラノにあらわれます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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ルネ・サオルジャンのオルガンできいている受難節のためのオルガン・コラール、これからきくのは「われらに救いを賜うキリストは」(「オルガン小曲集」)です。このBWV620の定旋律は、ソプラノとバス(8度のカノン)にあらわれます。なお、楽器はリュクスイユ・レ・バンのサン・ピエール大聖堂のオルガンです。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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1728年11月19日に亡くなったケーテン侯レーオポルト。ケーテン侯は、バッハが仕えた主君であり、またライプツィヒに転任したのちも、不在臣下のケーテン侯宮廷楽長として、なお有力なパトロンでした。したがって、敬愛するケーテン侯の訃報は、バッハにとって衝撃だったでしょう。

ケーテン侯の葬儀は、1739年3月23日と24日におこなわれました。バッハはこの国葬のために、妻アンナ・マグダレーナ、長男フリーデマンとともにケーテンを訪れ、ヤコブ教会で追悼音楽(クリストフ・ヴオルフによれば23日の葬儀にBC B21、24日の追悼式にBC B22)を演奏しています。

このときの音楽は失われてしまいましたが、ヴォルフのいうBC B22は、BWV244a(「子らよ嘆け」)として知られている作品。こちらはピカンダーによる歌詞(4部からなる24曲)がのこっており、その分析によって、BWV244から9曲が、BWV198から2曲が転用されたと推測されています。

このBWV244aが、どういうわけか、2010年9月からにわかに再構成・演奏されるようになってきて、ベルリン・ラウテン・カンパニーの演奏会(2010年9月5日)、アンサンブル・ピグマリオンの演奏会(2010年9月17日)、タヴァナーズの録音(2010年11月25日~30日)といった感じです。

アンドルー・パロットとタヴァナー・コンソート&プレーヤーズの録音はすでに発売されおり(AVIE AV 2241)、今年の3月24日は紹介がてらこれをきこうと思ったのですが、時間がなくて断念。そのかわり、今日はYouTubeで視聴できるアンサンブル・ピグマリオンの演奏を紹介しておきます。

アンサンブル・ピグマリオンの演奏は、第1曲、第6曲、第7曲、第9曲、第10曲、第20曲、第24曲を、フルHDの動画で視聴できます。指揮はカウンターテナー歌手のラファエル・ピション(1984年生)。いつものようにキレのある演奏ですが、もうちょっとしめやかな雰囲気があったら、とも。

なお、フルHD動画は、YouTubeのチャンネル「 ensemblepygmalion 」で視聴できます。また、チャンネル「 Musicapictura 」では、かなり快速のBWV235(キリエのみ)も視聴できます。



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昨日きいたルネ・サオルジャンの「オルガン小曲集」。今日からも同曲集所収の、受難節のためのオルガン・コラールを、続けてきいていきます。これからきくのは「キリスト、汝 神の小羊」で、このBWV619の原コラールはドイツ語版アニュス・デイです。定旋律はソプラノとテノール(12度のカノン)にあらわれます。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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3月25日は受胎告知の祝日。四旬節の期間中、ライプツィヒではカンタータの演奏がありませんでしたが、例外が受胎告知の祝日でした。この祝日のためにバッハがのこしたカンタータは「輝く曙の明星のいと美わしきかな」のみ(ほかにも作曲していたのかもしれませんが)。

今日はこのBWV1をきこうと思っていたのですが、手持ちの録音がとぼしくなってきたため回避し、替わりにオルガン・コラール「おお、神の小羊、罪なくして」をきくことにします。このBWV618は「オルガン小曲集」所収のコラールで、オルガン演奏はルネ・サオルジャンです。

CD : HMX 2951215(harmonia mundi)

HMX 2951215

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今週きいてきたケネス・ギルバートのCDは、バッハ若き日のトッカータを、熟練のファンタジーではさんだ構成でした。これからきくBWV906は、収録曲の最後におかれたファンタジーで、このハ短調のファンタジーは、最初におかれた半音階的幻想曲とフーガと対をなすのにふさわしい、まさに絢爛たる作品です。

CD : 431659-2(ARCHIV PRODUKTION)

431659-2

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ケネス・ギルバートのチェンバロできく若きバッハのクラヴィーア作品、これからきくのはBWV916です。このト長調のトッカ-タは、「アンドレーアス・バッハ本」にみられる協奏曲風の作品。快活な部分にはさまれたホ短調の中間部は、まさにイタリアの協奏曲の中間楽章を思わせる美しいアダージョです。

CD : 431659-2(ARCHIV PRODUKTION)

431659-2

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これからきくのは、ケネス・ギルバートのチェンバロによるBWV914です。このホ短調のトッカ-タは、指示記号なしの導入部から、ウン・ポコ・アレグロ(4声のフガート)、アダージョ、フーガ(4声のフーガ)と続く作品で、バッハの若いエネルギーが感じられます。

CD : 431659-2(ARCHIV PRODUKTION)

431659-2

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このところ夕方にはどこにいても、西の空を仰ぐのが日課になっています。いまの時期、西の空にはとても明るい星が光っていて、より輝いているのが金星で、それよりちょっと暗いのが木星です。毎日のように金星と木星をみていると、やはりききたくなるのがグスタフ・ホルストの「惑星」。これからきくのは、もちろん「金星」と[木星」で、演奏はロイ・グッドマン指揮のニュー・クイーンズ・ホール管弦楽団です(CARLTON Classics 30366 00432)。「惑星」を初演したオーケストラにあやかったニュー・クイーンズ・ホール管弦楽団は、ピリオド楽器で編成されており、作曲者ホルストの時代の響きを楽しませてくれます。

30366 00432

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今週はケネス・ギルバートのチェンバロで、バッハをいろいろときいています。これからきくのは、「遅くとも1707/1713年頃」(『バッハ事典』)には成立していたとされるニ短調のトッカータ。ニ短調のトッカータといえば有名なBWV565(トッカータとフーガ)ですが、こちらはBWV913でまったくちがう作品です。しかし、小部分をつらねたような構成は、BWV565とも共通しています。また、ケヴィン・ボウヤーのようにオルガンで演奏(記事は「トッカータ ニ短調 BWV913 [2]」)したほうがふさわしく感じられます。

CD : 431659-2(ARCHIV PRODUKTION)

431659-2

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今日はまず、昨日の半音階的幻想曲とフーガの感想から、と思ったのですが、もう忘れてしまっています。その「演奏はどういうものだったか楽しみです」といっておきながら、です。ケネス・ギルバートとは相性がわるいのか、手持ちのCDのどの演奏についても記憶がさだかではありません。すぐれた奏者におこられるかもしれませんが、よくもわるくの中庸であることが、そうさせるのかもしれません。

さて、これからきくのはニ長調のトッカータ(「メラー手稿譜集」)です。このBWV912にしても、ギルバートがどんな演奏をしていたのか、まったくおぼえていません。あるのは、はじめてきいたときの、楽器の音が美しかったという印象ぐらいです。もっとも、「華麗な音階上行句で始まる」(『バッハ事典』)というBWV912の音楽そのものも印象がうすく、ききはじめて「あの曲か」となるのでしょうが……。

CD : 431659-2(ARCHIV PRODUKTION)

431659-2

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