三位一体節後第4日曜日にきくのは、カンタータ「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」です。このBWV177は、1732年7月6日に初演された、全5曲からなるコラール・カンタータ。音源は、ハンス・マルティン・リンデが指揮する、リンデ・コンソートとバール(バーゼル)少年合唱団の1980年の録音です。めずらしく、高声を少年が担当しており、第1曲と第5曲では、少年合唱特有の音色できくことができます。独唱者陣は、いまはすっかり歌わなくなったカウンターテナーのルネ・ヤーコブス、ソプラノのバルバラ・シュリック、テノールのナイジェル・ロジャースと、とても豪華な面々です。
CD : 0946 363281 2 6(Virgin classics)