毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今週のバッハは、マルティン・ヘルムヒェンが2022年に録音したアルバム、「Bach Six Partitas」を収録順に楽しんでおり、これからきくのはパルティータ第5番(BWV829)です。ヘルムヒェンは1982年生まれのドイツのピアノ奏者ですが、このアルバムで弾いているのは、シュペート&シュマールの1790年製タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)で、ジャケット写真はそのタンジェント・ピアノです。

CD : Alpha 994(Alpha)

Alpha 994

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ドイツのピアノ奏者、マルティン・ヘルムヒェンが、タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)を弾いて録音した「Bach Six Partitas」(2022年録音)。アルバムには表題どおり6曲のパルティータが収録されており、今週はそれらを収録順に楽しんでいます。これからきくのは、番号をちょっともどって第2番(BWV826)です。

CD : Alpha 994(Alpha)

Alpha 994

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本流をはなれて今夜きくのは、ミクローシュ・シュパーニがタンジェント・ピアノを弾いて録音した「C.P.E. Bach: The Solo Keyboard Music, Vol. 36」(BIS Record BIS-2263)。アルバムのジャケット写真はクラヴィコードですが、この録音(2016年)で弾いているのは、ちゃんとタンジェント・ピアノです。使用楽器はギスライン・ポトフリーゲの1998年製で、バルダッサーレ・パストーレの1799年製にもとづいています。ここで楽しむのは収録曲中、ロンド2曲とファンタジア3曲。ついでに「スペインのフォリア」による12の変奏曲もききましょうか。

BIS-2263

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今週きいているのは、マルティン・ヘルムヒェンがタンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)を弾いて録音したアルバム、「Bach Six Partitas」です。表題どおり6曲のパルティータを収録したアルバムで、収録順どおり楽しんでいます。これからきくのは第4番(BWV828)。タンジェント・ピアノは情感の表現にすぐれていますが、この第4番の序曲のような曲だと、チェンバロの鮮やかな響きが欲しくなりますね。ヘルムヒェンの使用楽器は、シュペート&シュマールの1790年製のタンジェント・ピアノ。録音は2022年です。

CD : Alpha 994(Alpha)

Alpha 994

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昨日からききはじめた、マルティン・ヘルムヒェンの「Bach Six Partitas」。今日はアルバムの収録順どおり、イ短調のパルティータ(BWV827)を楽しみます。ピアノ奏者のヘルムヒェンは、シュペート&シュマールの1790年製タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)を弾いてアルバムを録音(2022年)。解説書によると、きっかけとなったのは、そのオリジナル楽器との出会いだそうです。

CD : Alpha 994(Alpha)

Alpha 994

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今週きいていくのは、マルティン・ヘルムヒェンの「Bach: Six Partitas」(2022年録音)です。このアルバムには6曲のパルティータが、第1番、第3番、第4番、第2番、第5番、第6番の順で2枚のCDに収録。番号順ではないのは収録時間のつごうとみられますが、ここでは収録順どおり、変ロ長調の第1番(BWV825)から楽しむことにします。ヘルムヒェンは1982年生まれのドイツのピアノ奏者。このアルバムではピアノではなく、シュペート&シュマールの1790年製タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)を弾いての録音です。Youtubeにはアルバムのプロモーションビデオ「'Bach: Six Partitas' by Martin Helmchen」が投稿されています。

CD : Alpha 994(Alpha)

Alpha 994

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三位一体の日曜日にきくのは、ダニエル・テイラーたちによる「霊と水の聖なる洗礼よ」(BWV165)です。このカンタータは1715年6月16日に初演。アリア(ソプラノ)、レチタティーヴォ(バス)、アリア(アルト)、レチタティーヴォ(バス)、アリア(テノール)、コラールという6曲からなっています。楽器編成は、弦楽にファゴットと通奏低音のみというつつましいものです。テイラー(指揮・芸術監督)たちの録音は2014年。管弦楽と合唱は、シアター・オブ・アーリー・ミュージックとスコラ・カントールム(トロント)で、独唱はアグネス・シゴヴィチ(ソプラノ)、テイラー(カウンターテナー)、ルーファス・ミュラー(テノール)、アレクサンダー・ドブソン(バス)です。

CD : AN 2 9144(ANALEKTA)

AN 2 9144

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今日きくのは昨日と同じく、マルクス・ブレニマンが2017年に録音した「Bachs, Benda and Brönnimann」(occata Next TOCN0022)から、ホ短調のフルート・ソナタです。フルートはブレニマン、チェロはジャン・ハルスドルフ、チェンバロはレオン・ベルベン。ブレニマンが吹いているのは、パウエル社製の木製フルート(ブレニマン)で、マンケ社の木製頭部管(ココボロ)をもちいています。なお、ブレニマンはスイス生まれの奏者で、1998年以来、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めているとのことです。

TOCN0022

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今日と明日きくのは、フルート奏者、マルクス・ブレニマンの「Bachs, Benda and Brönnimann」(Toccata Next TOCN0022)です。アルバムにはバッハ親子3人に、フランツ・ベンダ、ブレニマンの作品が収録されており、今日は有名なトッカータとフーガ(BWV565)、そして明日、ホ短調のフルート・ソナタ(BWV1034)を楽しみます。今日のトッカータとフーガは、ブレニマンのアンサンブル編曲。フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ハープという、ブレニマンをふくめたアンサンブル・ピラミッドの演奏で、録音は2017年です。

TOCN0022

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どんよりとした朝に楽しむのは、サーリ・ジャン・ゲヴレックの「Concertos without orchestra」(FUGA LIBERA FUG 826)です。2023年に録音されたアルバムには、バッハのほか、ロベルト・シューマン、セルゲイ・ラフマニノフの3作品を収録。ここできくのはもちろんバッハで、明快な魅力がある「イタリア協奏曲(イタリア趣味による協奏曲)」です。ゲヴレックは、1992年トルコ生まれのピアノ奏者。「イタリア協奏曲」の両端楽章では、力強さはあっても重くならい、躍動感のある演奏をきくことができます。中間楽章のアンダンテは対照的に、じつに静謐で繊細です。

FUG 826

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今日これからきくのは、ロナルド・メルカーの「Heaven」(2005年録音)から、イ短調のパルティータです。原曲は無伴奏フルートのためのパルティータ(BWV1013)ですが、メルカーはこれをF管のリコーダー(フランス・トワールフホーフェン製)で吹いています。アルバムにはバッハのほか、中世から現代までの作品を収録。自作やフランス・ブリュッヘン、ビートルズ(「イエスタデイ」、歌っているのはメレル・メルカー)の曲もあり、とても楽しめます。

CD : ACD HA 006-2(Aliud Records)

ACD HA 006-2

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聖霊降臨節第3日にきくのは、シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによる「待ちこがれし喜びの光」(BWV184)です。このカンタータの初演は1724年5月30日。レチタティーヴォ(テノール)、二重唱(ソプラノとアルト)、レチタティーヴォ(テノール)、アリア(テノール)、コラール、合唱曲という全6曲からなっています。楽器編成は室内楽に準じたもので、めずらしくオーボエはふくまず、かわりにフルートが編成されています。こうした編成には、クイケンたちはぴったり。歌手はゲルリンデ・ゼーマン、ペトラ・ノスカイオヴァ、クリストフ・ゲンツ、ヤン・ファン・デル・クラッベンの4人のみ(つまりOVPP)。オーケストラは10人編成とみられます。録音は2012年です。

CD : ACC 25316(ACCENT)

ACC 25316

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聖霊降臨節第2日にきくのは、クリストフ・コワンたちによる「げに神はかくまで世を愛して」(BWV68)です。このカンタータの初演は1725年5月21日。合唱曲、アリア(「狩のカンタータ」第13曲から転用)、レチタティーヴォ、アリア(「狩のカンタータ」第7曲から転用)、合唱曲という全5曲からなり、コラールはふくまれていません。コワンたちの録音は1995年。ヴィオロンチェロ・ピッコロのオブリガートをふくむカンタータ・アルバム(第3巻)収録されており。「げに神は」では第2曲のアリアがそれにあたります。このアリアを歌うのはバルバラ・シュリック。また、第5曲のアリアは、前トマス・カントールのゴットホルト・シュヴァルツが歌っています。管弦楽と合唱は、アンサンブル・バロック・ド・リモージュとアクサンテュス室内合唱団です。

CD : E 8555(Astrée)

E 8555

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聖霊降臨節第1日にきくのは、ヘルムート・リリングたちによる「人もしわれを愛せば、わが言を守らん」(Hänssler CLASSIC CD 92.019)です。この対話形式のカンタータ(BWV59)は1724年5月18日(あるいは1723年5月16日)に初演されており、二重唱(ソプラノとバス)、レチタティーヴォ(ソプラノ)、コラール、アリア(バス)の4曲からなっています。聖霊降臨節第1日としてはひかえめな編成。また、めずらしい構成のカンタータです。バスのパート譜の末尾に、「Chorale seque」とあるので、コラールがバスのアリアに続いて歌われて可能性があるようですが、くわしいことは不明です(『バッハ事典』によれば、「第1、2、4、3曲の順で、説教後に演奏された」)。リリングたちの録音は1976年および1977年。管弦楽と合唱はいつものように、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとシュトゥットガルト・ゲヒンゲン・カントライ。独唱はアーリーン・オジェーとニクラウス・テュラーです。

CD 92.019

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今日これからきくのは、無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番。演奏は昨日もきいたカール・シュトッベですが、収録アルバムは昨日の「Works for Solo Violin」とはことなり、バッハとバルトーク・ベーラを1曲ずつ収録した「Bach & Bartók」(Leaf Music LMD-KS2022)です。アルバムの解説はやはりシュトッベが寄稿しています。録音は2022年で、おそらく、ニコラ・リュポの1806年製のヴァイオリンとフランソワ・グザヴィエ・トゥルテの1790年製の弓をもちいて演奏しいていると思われます。

LMD-KS2022

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