今年の降誕節にはなにをきこうか、と、いろいろ迷ったすえ、昨年と同じく、クリスマス・オラトリオ(6部からなる連作カンタータ)を6回にわけてきいていくことにしました(今日はBWV248の第1部)。選んだ演奏は、ペーター・ダイクストラたちによる映像作品で、2010年12月にミュンヘンのヘルクレスザールで収録されたものです。
ダイクストラは、1978年生まれのオランダの指揮者。高名な合唱指揮者エリック・エリクソンに学び、エリック・エリクソン・コンクールでも優勝(2003年)しています。ちなみに、エリクソンにもクリスマス・オラトリオの映像作品があります。ソプラノ時代には、グスタフ・レオンハルトやシギスヴァルト・クイケンとの共演もあったようです。
オーケストラと合唱団は、ベルリン古楽アカデミーとバイエルン放送合唱団で、かなり大きめな編成。独唱者は、ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)、アンケ・フォンドゥング(アルト)、マキシミリアン・シュミット(テノール)、クリスティアン・イムラー(バス)で、レチタティーヴォとアリアのみを歌います。ハルニッシュのスウェーデンをのぞき、ドイツの歌手ばかりです。
DVD : 900502(BR Klassik)