毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今年最後のバッハは、エドガー・パワー・ビッグスのオルガンで、ホ短調のプレリュードとフーガ(BWV533)です。収録CDは昨日までと同じく、2巻からなる「The Great Preludes and Fugues」の第1巻。このBWV533は1967年の録音で、楽器はハーバード大学ブッシュ・ライジンガー美術館のフレントロップ社オルガンです。

CD : MK 42647(CBS RECORDS)

MK 42647

コメント ( 0 )




今日は朝から雨。最低気温が7度と、すごしやすいのはよいのですが、いまの時期に雨はちょっと困りもの。明日の大晦日と明後日の元日は、まずまずの天気のようですが。さて、一昨日からききはじめた、パワー・ビッグスの2巻からなる「The Great Preludes and Fugues」、今日きくのは第1巻に収録されたBWV544(録音は1971年)です。このロ短調のプレリュードとフーガは、「ライプツィヒ時代の円熟期に書き下ろされた、数少ないオルガン自由曲のひとつ」(『バッハ事典』)です。

CD : MK 42647(CBS RECORDS)

MK 42647

コメント ( 0 )




昨日からきいている、パワー・ビッグスの2巻ならなる「The Great Preludes and Fugues」。今日きくのは、その第1巻からBWV539(録音は1967年)。このニ短調のプレリュードとフーガは、フーガがBWV1001からの編曲で、これに手鍵盤のみのプレリュードをくみあわせたもの。ただし、フーガが「果たしてバッハ自身の手による編曲かどうか定かではない。また、プレリュードとフーガの組み合わせがバッハ自身に帰せられるかどうかも不明」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : MK 42647(CBS RECORDS)

MK 42647

コメント ( 0 )




これからしばらくは、待降節中にきいていたエドワード・ジョージ・パワー・ビッグスのオルガンですごすことにします。音源は「The Great Preludes and Fugues」と題された2巻のCD。今日は第1巻からで、BWV546をききます。このハ短調のプレリュードとフーガは、ライプツィヒ時代のプレリュードと、ヴァイマール時代のフーガくみあわせた作品。楽器はハーバード大学ブッシュ・ライジンガー美術館のフレントロップ社オルガン。録音は1969年です。

CD : MK 42647(CBS RECORDS)

MK 42647

コメント ( 0 )




連作カンタータとしてきいている「クリスマス・オラトリオ」(BWV248)。降誕節第3日にきくのは、オラトリオ第3部「天を統べたもう君よ」です。第2部(降誕節第2日用)では休んでいたトランペットがもどり、第1曲(通しでは新全集番号の第24曲)の合唱が、その喨々とした響き(ちなみに第1トランペットはウテ・ハルトヴィヒ)とともにはじまります(終曲も同曲)。

ここまでほぼ開店休業だったソプラノのラヘル・ハルニッシュも、このカンタータにいたり、ようやく第5曲でアリア(ですが二重唱)がまわってきます。それにくらべるとアルトのアリアは頻度が高く、よいアリアがあてられています。第7曲のアリア(ヴァイオリンのオブリガート)も、しっとりとして美しく感動的です。なお、合唱団後列左から3番目は日本人の鈴木敦子(たぶん)ですね。

DVD : 403571-900502(BR Klassik)

900502

コメント ( 0 )




降誕節にきく、連作カンタータ(クリスマス・オラトリオ)。第2日にきいたのは、そのBWV248の第2部「このあたりに羊飼いおりて」です。このカンタータは、牧歌的なリズムのシンフォニアに導かれ、そのシンフォニアでの旋律が歌詞の1行ごとに間奏されるコラールで閉じられます。牧歌的なのは響きもそうで、第1部で豪快に鳴り響いたトランペットはのぞかれ、弦と木管のみの響きです。

しかし、このDVDをみていてきのどくに思うのは、最前列に座った独唱者たちのこと。福音史家役とアリアでいそがしいテノールはさておき、ソプラノは天使役のひとくさりだけで、暇そうです。諸般の事情があるのでしょうが、合唱もいっしょに歌えばいいのに、と思ってしまいます。クリスティアン・イムラー(かつてテルツ少年合唱団在籍)あたりは、歌いたいのじゃないかな。

DVD : 900502(BR Klassik)

900502

コメント ( 0 )




今年の降誕節にはなにをきこうか、と、いろいろ迷ったすえ、昨年と同じく、クリスマス・オラトリオ(6部からなる連作カンタータ)を6回にわけてきいていくことにしました(今日はBWV248の第1部)。選んだ演奏は、ペーター・ダイクストラたちによる映像作品で、2010年12月にミュンヘンのヘルクレスザールで収録されたものです。

ダイクストラは、1978年生まれのオランダの指揮者。高名な合唱指揮者エリック・エリクソンに学び、エリック・エリクソン・コンクールでも優勝(2003年)しています。ちなみに、エリクソンにもクリスマス・オラトリオの映像作品があります。ソプラノ時代には、グスタフ・レオンハルトやシギスヴァルト・クイケンとの共演もあったようです。

オーケストラと合唱団は、ベルリン古楽アカデミーとバイエルン放送合唱団で、かなり大きめな編成。独唱者は、ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)、アンケ・フォンドゥング(アルト)、マキシミリアン・シュミット(テノール)、クリスティアン・イムラー(バス)で、レチタティーヴォとアリアのみを歌います。ハルニッシュのスウェーデンをのぞき、ドイツの歌手ばかりです。

DVD : 900502(BR Klassik)

900502

コメント ( 0 )




3日ほどまえの週間予報だと、降雪も予想されていたのですが、昨日も今日もまずまずの天気。さすがに冷えこんでいますが、隣県のような雪は、京都市内の住んでいるあたりでは降っていませんね。さて、待降節中、第2日曜日から第4日曜日まで、パワー・ビッグスの「The Four Great Toccatas & Fugues」から、トッカータをきいてきました。このCDの最後に収録されているのは、ト長調のファンタジーで、この3部分からなるBWV572は、華麗さと荘重さをあわせもっており、降誕節前夜にきくのにふさわしい作品。今朝はこれを楽しむことにします。なお、録音は同CDのトッカータとはちがい、1973年(フライブルク大聖堂)です。

CD : MK 42643(CBS RECORDS)

MK 42643

コメント ( 0 )




待降節第2日曜日、同第3日曜日と、当日用(伝承なし)のカンタータのかわりに、パワー・ビッグスによるトッカータをきいてきました。待降節第4日曜日のためのカンタータには、「道を備え、大路をなおくせよ」(BWV132)がありますが、今日もパワー・ビッグスのオルガンを楽しむことにします。きくのはハ長調のトッカータで、このBWV564は、トッカータとフーガに甘美なアダージョが挿入された構成です。オルガンはハーバード大学ブッシュ・ライジンガー美術館のフレントロップ社製。

CD : MK 42643(CBS RECORDS)

MK 42643

コメント ( 0 )




オッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)による「平均律クラヴィーア曲集」。第1巻と第2巻をあわせた48曲のプレリュードとフーガを、ベーラ・バルトークの実用譜の配列順に、8週にわたってきいてきました。バルトーク版の最後(つまり第2巻に収録された第48番)は、オリジナルの第2巻第23番(BWV892)。バルトークが前番の第47番(BWV885)や、前々番の第46番(BWV891)ではなく、BWV892を最後にもってくるあたり、バルトークの音楽観があらわれているということなのかもしれません。

CD : 47657-2(ARTS)

47657-2

コメント ( 2 )




今日も朝はまずまずの天気。予報によると夕方からは雨が降りだし、明日も雨もよう、そして明後日から3日間は雪マークがのぞいています。そのあたりからぐっと寒くなり、いよいよ冬本番という感じです。さて、バルトーク版の順番できいているオッターヴィオ・ダントーネの「平均律クラヴィーア曲集」。今日きくのはバルトーク版第47番(第2巻)のプレリュードとフーガで、これはオリジナルの第2巻第16番(BWV885)にあたります。明日はいよいよ、このシリーズ最後になります。

CD : 47657-2(ARTS)

47657-2

コメント ( 0 )




今朝は日ざしがあって、まずまずの天気になっています。とはいえ、一時期にくらべるとまた寒くなってきました。ただ昨日のような早朝の時雨はなく、すごしやすそうな感じです。さて、オッターヴィオ・ダントーネの「平均律クラヴィーア曲集」、これからきくのはバルトーク版「平均律」の第46番(第2巻)。このプレリュードとフーガは、オリジナルでいうと第2巻第22番(BWV891)にあたります。

CD : 47657-2(ARTS)

47657-2

コメント ( 0 )




オッターヴィオ・ダントーネの「平均律クラヴィーア曲集」、これからきくのはベーラ・バルトークによる校訂譜の第45番(第2巻)。このプレリュードとフーガは、バッハのオリジナルでは第1巻第20番にあたり、第1巻からはこのBWV865で最後となります(のこる3曲はすべて第2巻から)。バルトークがこのBWV865をここにもってきたのは納得で、長大なフーガは、主題とその反行形の緊張感のある複雑なからみがおもしろく、おわり近くの2度の休止で緊張感が極まります。

CD : 47654-2(ARTS)

47654-2

コメント ( 0 )




オッターヴィオ・ダントーネのチェンバロできいている「平均律クラヴィーア曲集」、これからきくのはバルトーク版の第44番(第2巻に収録)です。このプレリュードとフーガは、バッハのオリジナルでは第1巻第8番(BWV853)にあたります。プレリュードも、フーガも、きわめて美しい作品です。

CD : 47654-2(ARTS)

47654-2

コメント ( 0 )




オッターヴィオ・ダントーネによる「平均律クラヴィーア曲集」。2巻をあわせた48曲を長々ときいてきましたが、いよいよ今週が最終週となります。ベーラ・バルトーク版の配列できくというはじめての試みですが、新鮮というより、なかなかなじめないというのが正直なところです。これからきくのは、その第43番(第2巻に収録)のプレリュードとフーガで、これはオリジナルの第1巻第4番(BWV849)です。このお気に入りのフーガも、難易度が高いということもあるのでしょうが、ここにきてようやく出会うことができました。

CD : 47654-2(ARTS)

47654-2

コメント ( 0 )



« 前ページ