今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのプログラムが、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2009公式サイト」で発表されました(2月17日付)。テレビ番組表のようなタイムテーブルのほか、出演者のパート別、五十音順一覧もあって、これは便利です。ざっと目をとおしただけでも、演奏会にいけそうもないものにとっては、毒になりそうなプログラムが多数。
声楽作品では、ピエール・アンタイとル・コンセール・フランセのカンタータ(BWV178、BWV93)、ピエルロとリチェルカール・コンソートのミサ曲(BWV235)、マニフィカト(BWV243)、カンタータ(BWV4、BWV199)、鈴木雅明とBCJのヨハネ受難曲(BWV245)、カンタータ(BWV30、BWV78)など。ピエルロとリチェルカール・コンソートはヘンデルの「メサイア」も演奏します。
また器楽作品では、ジョスリン・キュイエ(クラヴィコード)、ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、エドゥアルド・エグエス(バロック・リュート)、寺神戸亮(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)、有田正広(フラウト・トラヴェルソ)、マルク・アンタイ(フラウト・トラヴェルソ)ら、紹介できないほど多数の演奏家・団体が、ソロやアンサンブルで出演する予定。なんだかすごいことになっています。
これだけのプログラムだと、今年は、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの過去4回をうわまわる人気になりそうで、チケット入手も困難になるかもしれません。不況だ、不況だといわれていますが、これだけの出演者の顔ぶれに、料金も安価ですから。バッハ以外も、ビオンディとエウローパ・ガランテのヴィヴァルディなど、バロック音楽ファンにはたまらない数日になること必至です。