四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

本間重連(ほんましげつら)公

2005-07-24 14:28:01 | 俳句
 日蓮聖人は龍口のくびの座を辛くもまぬがれ、翌日依知(えち、現厚木市金田)の本間館へ連行されました。二十八日間ここにとどめられたそうです。鎌倉光則寺土牢の弟子日朗への情愛あふれる手紙はここで書かれた由。流罪先の佐渡領主である本間重連は、後日日蓮聖人に帰依しその館を寄進したのが妙純寺です。
頑丈な寺門、いちょうの大木、長い参道、空の広さなど武家屋敷跡がしのばれます。
本間重連公は、猛者の戦士というよりも文治の武士で、屋敷周辺の灌漑工事や農民への心配りが出来た器だったそうです。厚木中央図書館にある郷土史研究家の本に紹介されています。
連行する武将を感化する日蓮聖人のパワーは凄い気迫、オーラを放射していたでしょう。合掌しました。
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