四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

古式ゆかしい春祭

2010-05-06 05:07:32 | 生かされて今日

 奈良平安時代の相模の国、今の神奈川県の中心は大磯町国府(こう)に置かれていたそうです。相模一宮の寒川神社をはじめ六つの大社が集まる古式ゆかしい祭典があると聞きました。相模国府祭と書いて「さがみこうのまち」という春祭です。
JR二宮駅で下車し旧東海道を歩き、六所神社にはじめて詣でました。氏子の紳士たちは背広に決めてなおらいのお神酒に頬を染めてやたらタバコを吹かします。清浄な場所で煙草の煙はホントに迷惑だ。
おごそかな神事の後、たくましい掛声と神輿の側面をたたく響きをリズムに行進が始まりました。神様の前に老若男女の地域住民が同窓会のように久しぶりに集まります。お祭りは日ごろ多忙で疎遠な現代にうるおいを取り戻すようです。日本の伝統行事は憲法上政経分離ですが、古人からの贈り物として後世に残していかねばとつくづく思います。
 鳩山首相はあぶなっかしい指導ぶりですが、神輿を一致協力して担ぐ市民を見ていますと日本は安泰だと感じられました。

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