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『龍馬伝』〈全12冊〉 (大活字文庫) [単行本]

2013年10月02日 | 本と雑誌

131002_book_ryoma_2『龍馬伝』〈全12冊〉 (大活字文庫) [単行本] 

福田 靖 (著), 青木 邦子 ノベライズ

====この記事はあとでつづきを書くつもりです。

冗談ながやち思うほど太か字いじゃき、全部で12冊もあるがじゃ。まっこと全部買うたら3万円あまるぜよ。けんどちくっと贅沢な気分がするがじゃや。

Ⅰの話からすっと、土佐藩の領域ちいうがは、もともと長宗我部氏が統治しておったがのう、関ヶ原の戦いで西軍やったきに、徳川氏に味方した遠江掛川城主・山内一豊が、新たに土佐国9万8000石を与えられて以降、明治時代初頭まで、山内氏が治めておっちゃがや。wiki 藩政はほぼ山内家家臣(上士)で独占し、長宗我部氏旧臣は下士(龍馬は下士の中でも上位の郷士)として、たいへんな差別がまかり通っておったがじゃ。

Ⅰでは幼い泣き虫の龍馬が成長していく過程とともに、上士と下士の厳しい身分構造を描きゅう。わしは大河ドラマは見ておらんじゃっだけんど再放送を少し見ちゅうけん、主な俳優は少しはわかるき、まるで劇画を読んじゅうようで、一気に読めるちのう。あまり深い話は期待できんがのう。

龍馬の幼馴染、平井収二郎の妹の加尾との初恋。吉田東洋暗殺などがあって、龍馬が剣術修行に江戸に出たあとは北辰一刀流、千葉道場主・千葉定吉の二女、さな(佐那)との恋。(さなと竜馬は婚約していたともされちゅうがの)

武市 半平太いうんも龍馬の幼馴染じゃがや。
幕府へ攘夷督促などを要求する勅使・三条実美らの警固役として江戸へ随行、土佐の大殿様、容堂に拝謁したり将軍・徳川家茂にも拝謁するなど、飛ぶ鳥も落とす勢いじゃったが、世の中はめまぐるしく移り変わっていくがぜよ。

図書館じゃ一度に5冊しか借りられけんきに、どおいても面白かでな一応、これで返して新に続きを借りてきたがじゃや。

131002_book_ryoma2_2蛤御門の変、禁門の変、八月十八日の変、「七卿落ち」など、ちも言うんかのう。犬猿の仲じゃった薩摩と長州の間は決定的に険悪になってゆく。そんななかで、龍馬は長崎で亀山社中(後の海援隊)を率いていたがじゃ。中岡慎太郎らとともに薩長同盟の斡旋の動きが描かれていくがじゃ。

薩英戦争1863は描かれておらんかったあ思うが、池田屋事件1864年7月、蛤御門の変1864年8月、下関戦争、第一次長州征伐1864らあがあって、薩長同盟の影の立役者グラバーとの大量の武器や軍艦購入の商談の様子。

131002_book_ryoma3そこで登場するのが、4人のヒロインのうちの一人長崎の芸妓・お元じゃが、これはどおもフィクションっぽい描き方じゃけにおもろいのう。龍馬の愛人ったともいわれちゅう。

今、Ⅲ-3巻のP308まで読んだとこじゃ。薩長同盟のあと寺田屋騒動ときて龍馬とおりょうが霧島へ新婚旅行に来たところぜよ。

あ、寺田屋騒動ちいうんは、ふたつあって、また似たようなのに池田屋騒動(1864年新選組による尊王攘夷派志士襲撃事件)ちいうのもあってややこしいのう。

寺田屋騒動

1.文久2年(1862年)に発生した薩摩藩尊皇派等の鎮撫事件(当時寺田屋は薩摩藩の京での定宿だったがじゃ)。
2.慶応2年(1866年)に発生した伏見奉行による坂本龍馬襲撃事件。

ここでいう寺田屋騒動は、↑ 2、のことじゃ。

131002_book_ryoma4←こげん太か字じゃあ。

龍馬とおりょうは結婚したばかりやし、弥太郎は、まだなんちゃあなっとらんとこやし、こいからあおもしろくなるとこやち思うちゅう。

だいたいこのへんまでが今、読んじゅうとこだ。

あと2冊読んだら、また残りを借りてこんばいかんけえ、きょうはここまでちゅうことにせにゃああかんのう。つづきはまた、土佐弁を勉強してからに、この頁に書くつもりぜよ。

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amazon 登録情報

単行本: 441ページ
出版社: 大活字 (2010/07)

発売日: 2010/07
商品パッケージの寸法:  20.3 x 14.5 x 2.5 cm

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