監督
河瀬直美
原作
辻村深月
脚本
河瀬直美 高橋泉
永作博美:栗原佐都子
井浦新:栗原清和
蒔田彩珠:片倉ひかり
浅田美代子:浅見静恵
2020年10月23日に公開。監督は河瀨直美、主演は永作博美。
第73回カンヌ国際映画祭「Official Selection 2020」選出作品。英題は"True Mothers"。
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Netflixで全編、標準再生速度で観た。
急遽、原作も読んだ。
wiki『朝が来る』は、辻村深月による日本の長編ミステリ小説である。『別册文藝春秋』2014年1月号から2015年3月号に連載、文藝春秋より2015年6月15日に刊行された。
amazon 登録情報
出版社 : 文藝春秋 (2015/6/15)
単行本 : 346ページ
大きく分けて、特別養子縁組で赤ちゃんを向かい入れる側の栗原清和と佐都子の夫婦家族(神奈川県)
と望まない出産をする片倉ひかりとその家族(栃木県)2つの家族が描かれる。
そのうち原作では、片倉ひかり(とその家族)のほうに力点があったように読めたが、
映画は、どうしても俳優の知名度から前者の方の比重が大きい印象を受ける。
とらえかたによって、こうも違うものかとおもう。
テーマがテーマだけに、また別の視点での映像化がありそうだ。
活字のほうが、早送り、10秒飛ばし、10秒戻りも、より自在で、より楽しめる面もあると思う。
総合芸術と言われる映画の楽しみは、また別のところにあるのだろうが。
読書に要した時間を使えば、数回は見られる計算だが、一回の視聴では、まだ、まだなのかもしれない。
(映画では、ミステリーとしても楽しめたのかもしれない)
『朝が来る』
長い不妊治療を経て子供に恵まれず特別養子縁組という手段を選択した夫妻と、中学生で妊娠しやむを得ず子供を手放した幼い母の、それぞれの葛藤と人生を描いた社会派ミステリー。第13回(2016年)本屋大賞第5位。
辻村 深月(つじむら みづき、1980年2月29日 -)
メフィスト賞(2004年)
吉川英治文学新人賞(2011年)
直木三十五賞(2012年)
本屋大賞(2018年)