↑ スギ?の雄花
スギ(杉、Cryptomeria japonica)
ヒノキ科(スギ科 Taxodiaceae とすることもある)の常緑高木。
日本特産の針葉樹である。
花は雄花と雌花があり、2月から4月に開花する。
日本固有種で、屋久島から東北地方まで分布する。
材木を目的とする人工林として、ヒノキとともに各地で植栽される。
廃藩置県後は、山林の大部分は国有になるが、
奄美の国有林のスギ林分が非常に貧弱なのは、品種が適当でなかったのと保育管理の不十分がおおいに原因していると見られている。(土地条件は南九州の国有林で比較できるところが見当たらない)
名瀬市誌2巻歴史編P527 営林署
写真は、大和村村営公園フォレストポリス内
奄美ではあまりスギは見ない。山林でわずか植栽されているのを見るほか、林道と畑などの境界樹や暴風を目的として植えられたとみられるわずかな並木が見られる。
フォレストポリス内のスギは観察用として最適。
↑ 雌花 まだ花粉は飛ばないので鱗片は硬く密着し閉じられている。表面に小さな棘がある。
直径2センチほどのほぼ球形をしている。
マツとの共通点は、
裸子植物であること。
風媒花
雌雄同種
単性花(一つの花に雌蕊(めしべ)、雄蕊(おしべ)の一方しかない)
など。
みごとな? 紅葉
大和村村営公園フォレストポリス内で観察
つわぶき開花。標高の高いところから咲き出すが、奄美市名瀬の林道でも咲き出した。