「縦是女人結界」と書かれた石標と参詣道の入口を暫く眺めていて、引き返そうと、踵を返したとき、傍らの石垣に、へばり付くようにしている蝉の抜け殻が目に入りました。
7年間地中で暮らし、地上では1週間の命と言う蝉です。辺りは森閑として谷川のせせらぎ以外何の音も聞こえてきません。この大峰山の麓から見ると、下界である我が家でもまだ蝉の鳴き声を、今年は耳にしていません。
せんだっての台風で、この辺りは豪雨だったとの事、その後に、羽化したに違いありません。それにしても早い羽化です。地球の温暖化のシグナルが、この蝉にきっと届いたのではないかと、少し不安になりました。
朝夕かなり気温の低い奥吉野の山奥で、この蝉の1週間、無事に生き延びて欲しいと山を去りながら思いました。
7年間地中で暮らし、地上では1週間の命と言う蝉です。辺りは森閑として谷川のせせらぎ以外何の音も聞こえてきません。この大峰山の麓から見ると、下界である我が家でもまだ蝉の鳴き声を、今年は耳にしていません。
せんだっての台風で、この辺りは豪雨だったとの事、その後に、羽化したに違いありません。それにしても早い羽化です。地球の温暖化のシグナルが、この蝉にきっと届いたのではないかと、少し不安になりました。
朝夕かなり気温の低い奥吉野の山奥で、この蝉の1週間、無事に生き延びて欲しいと山を去りながら思いました。