ここ宝満寺には実家の両親のお墓がある。
昨日のブログの「梁瀬義亮先生」の生家である。
像鼻の彫刻と呼ばれている。
1枚目は中央の飾り・これは象の鼻でなく私には龍に見える。
2枚目は左の柱の外側にある飾り
3枚目は右の柱の外側を飾っている
目の部分が彩色されているのか、陶器のようなもので出来ているのか、見る場所によって光って見える。
とにかく迫力のある彫刻が施されている。
梵鐘の「南無阿弥陀仏」の文字の両側に天女像が空を飛ぶ美しい姿が浮き彫り(と呼ぶのかどうか分からないが)されている。
本堂の建築の古さと比べて新しいと思ってよく見ると「昭和」の年代の文字があった。
何年なのか読み辛いが、戦後であることには間違いない。
現住職にお尋ねすると、戦時中の鉄類の拠出で梵鐘も国に持っていかれたと聞いていますとの事であった。
鉄類であれば戦いの道具に変わった第2次世界大戦時代の犠牲になったのだ。
今の梵鐘は、この町の酒造業の方によって寄贈されたことが、施主として梵鐘に刻まれている。
奇特な方の酒蔵の煉瓦造りの煙突が、門前からよく見える。