中学生当時、SL大好き少年だった息子が五條、北宇智、吉野口間を走る蒸気機関車の写真を撮り、音を録音するのに夢中だったのを思い出して、アルバムの中から借りた写真である。
スキャンしたので画像が鮮明でないが、白い煙、黒い煙を吐きながら走る蒸気機関車の姿がここにある。
五條~北宇智間の勾配が急で、蒸気機関車の力では上りきれないために、北宇智駅でスイッチバックの方式を取り入れて、本線上で列車の進行方向を逆転させ本線から平坦な場所へ引込み線を敷いて、バックして駅に入り、平坦なところから出発する。
<> |
近畿のローカル線の名物の一つが消えていく。
和歌山線の蒸気機関車の名残がこれでほんとうに「さようなら」である。
連日鉄道ファンのカメラマンが訪れている北宇智駅である。