カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

万葉植物園 夏

2007年07月27日 | 万葉集に詠われた花木



奈良 興福寺点景 五重塔水煙と金堂の風鐸

万葉集に詠われている花を、季節ごとに撮り置こうと思って二度目の記事の冒頭に、何を持ってこようかとアルバムを見ていた。
白い雲を浮かべた空にシルエットの水煙と風鐸が、古都を象徴しているようで下の万葉植物園とは関係がなかったがここに持ってきた。


 
オミナエシは、秋の七草の一つに入っているので、もう少し後に咲いているのではないかと思っていた。
仏壇に挿す組花の中に、オミナエシが組まれているのがある。
オミナエシには申し訳ないが、どうしても好きになれない香りである。

 
現代植物名では「ナツフジ」だが、万葉植物名では「ときじくのふぢ」と呼ばれている。
このような表現がかなりあることも知った。


 
「ヤブカンゾウ」は、万葉植物名では「わすれぐさ」である。
「この花を着物のひもにつけておくと
嫌なことを忘れさせてくれるそうだ。」
そう詠んだ、大伴家持は一体どんな嫌なことを忘れたかったのだろうか。
古代への浪漫が広かる。

高崎~板鼻(7.26)


コメント (4)
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