カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

この鐘を聴いて・法隆寺

2007年10月31日 | ☆ ふるさと・大和



秋たけなわの柿の季節にこそ、法隆寺で子規の句に向かうことがふさわしいように思う。
法輪寺に駐車して、そこからは斑鳩の里を    歩数計がぐんと数を刻んだ日だった。
法隆寺の周りを一巡してからこの句のところに行った。

今日の記事は、写真の整理をしながら少し遊び心で編集UPした。



柿食へば



鐘が鳴るなり


 
法隆寺




藁屋根と柿のある風景は、この日 車で移動した民俗公園の古民家であるが、子規が食べた大和の柿は、きっとこのような藁屋根の農家の庭先の柿が似合うように思ったから、斑鳩ではないが、「柿の木のある風景」を取り上げた。

2枚目の鐘楼の鐘こそが、子規の聴いた鐘なのだと、竜馬さんがここで一緒になったご夫婦に丁寧に説明されていた。

『西円堂の東側にある鐘楼は、時を知らす鐘で、現在8時・10時・12時・2時・4時にその数だけ撞かれています』とのことである。

大講堂の横にある鐘楼は、「この建物は延長3年(925)に大講堂とともに落雷により焼失し、現在の鐘楼は経蔵の様式にならって再建されたものです。この鐘楼の中に吊るされている梵鐘は、奈良時代前期の銅鐘(重文)で現在では年中行事以外には撞かれていません。」と境内の図を調べていると書かれていたので子規の聴いた鐘は、この画像の「時の鐘」である事は確かだ。

さて、最後の2枚は、この日の私のお気に入りの法隆寺だ。
道路にはめ込まれた下水板のの絵柄の五重塔と、西門から東への石畳の境内の道だ。
今までに何度か、境内の建物をブログに載せているので、初めて通ったこの石畳が境内の広さを感じさせてくれ印象的だった。


沼津~原

コメント (12)
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