

先輩からそんな電話を貰ったのは1週間ほど前だった。
場所は、隣町の大淀町文化会館 あらかしホール。
当市にはこんな立派な文化会館がないので、羨ましい限りだ。

車検中なので、乗せていってもらったが、すでにこの通りの行列が出来ていた。
抽選で、収容人員は確保されて席はあるというものの、なるべく前の方に座りたい気持ちは皆同じだ。

出演は、酒井くにお・とおる、海原はるか・かなた、桂小春團治、芋洗坂係長、のろし
こんな機会でないと、テレビやラジオ以外で、好きな寄席に接することがないので電話を貰ってから、楽しみにしていた。

2席空いていた舞台に近い中央に座ることが出来た。
緞帳は吉野の山々と桜を描いた落ち着いたいい感じの色合いで、土地柄を表している。
大きな声で笑いっぱなしの2時間近くだった。
涙が出るほど、声を上げて笑うことは、日常久しくなかったような気がする。
テレビでおなじみの出演者なので、臨場感溢れる所作は、次の動作は予想されるのに、実に面白い。
桂小春團治の「ちりとてちん」は、朝ドラで「豆腐の腐ったような・・・」の部分はいつも見ていたものの、そこに至るまでの、落語の面白さを目と耳でジックリ味わいながら楽しく聴いた。

応募して誘ってくれた先輩に、感謝 感謝の楽しい日であった。

