カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

城北花菖蒲園・まっこと日本の花だネ!

2008年06月12日 | ☆季節



花菖蒲の色の好みは、断然紫系統の私なのに、園内を巡っていて、ぱーっと目に飛び込んできたのは、白い花だった。
美しく輝くような白の群生の傍に何度も立ち止まった。
「雲の領」この日のような真っ青な空を、一部支配するかのように存在感のある白い雲の群れと、その名から受け取った。

太陽がさんさんと降り注いだ日だったから、この白い花に惹きつけられたのだと思う。
もし や、 の日だったら、まず紫系の花に、惹かれたのではないかしらと、花菖蒲と天候は微妙に関わりあって私の中に入ってくる。





中国の伝説の鳥を「比翼の鳥」というが、この花には「比翼鶴」と名づけられていた。

上と同じような気持ちで、この群生美を眺めた。





「比翼鶴」二輪

常に翼を並べて飛ぶ二羽の鶴をイメージして、二つの花を並べて撮ってみた。




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五つの花菖蒲・名前が好き・花が好き
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花菖蒲の群生美を、堪能した後、好みの花の一つ一つを見ながら、名前に興味を持ったり、花そのものが好きでカメラに収めた五つを、こうして並べてみると、やはり紫系の花が私を呼んでいたような気がする。

花の群れの中に、名札のあるところを撮ったので、それは余りアングルなど考えず、名前の記録としたものばかりである。




    
紫雲竜                   沖津白波

「紫雲竜」も「沖津白波」も江戸系の花である。
江戸系の品種は、庭の池や、流れの岸に植え、群生を楽しむために、改良されてきたもので、他の系統に比べて性質も強く、一般に高性だと、栞に書いていた。

花菖蒲は、名前といい花の姿といい、純日本的だとつくづく思い、園の花たちに囲まれて過ごせた梅雨の晴れ間の心和める時だった。

 目黒~五反田


コメント (10)
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