昨夜就寝したのはかなり遅かったが、その時には風はいつもより強かったが、たいして心配するほどでもなかった。
しかし、物凄い風の音と雨戸に吹き付ける雨の音、加えて雷の音に驚いて目が覚めた。
何時頃だったかは憶えていないが、恐ろしい時間は長く続くような気がした。
前線が通過してしまうと治まるとは思うのだが、こうした自然に対する恐怖心の人一倍大きい私にとっては、眠れない夜だった。
暴風雨も雷も、招かれざる客だったが、今朝遅く目覚めて雨戸を開けると、視界に入ったのはもう一つの招かれざる客だった。
昨夜の強風が運んできた黄砂で、実に鬱陶しい。
お昼のテレビでは各地のその様子を伝えていたが、奈良県内の視界は1,5kmとのことだった。
強い風はまた時々吹いているが、障子を通して外の明るさが入ってきたのは、3時前頃だった。
昨夜の暴風が花散らしの風になった地方もあるのだろうなぁと、ぼんやりと外を眺めている。