2日間梅雨の長雨の続いた後、昨日の夕方の空である。
PCを触っていたら、なんだか部屋中が赤く染まったような気がした。
障子が赤い
窓のカーテンも赤い。
これはすごい夕焼けに違いないと、カメラを持って裏の田圃道に出て行った。
西の空はもう落日の後の輝きが、そこから広がって、東西南北 満天の雲まで 、2日分のエネルギーを四方に広げていた。
「夕日」
葛原しげる作詞・室崎琴月作曲
ぎんぎん ぎらぎら 夕日が沈む
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
まっかっかっか 空の雲
みんなのお顔も まっかっか
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
ぎんぎん ぎらぎら 夕日が沈む
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
烏(からす)よ お日を 追っかけて
まっかに染まって 舞って来い
ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
幼い頃、夕日の中でこの歌を歌って、近所の友達とみんな一緒に家に帰った場面を思い出す。
夕焼けは田植えの終わった裏の田圃までも染めている。
赤というよりもピンクの田圃だ。
柔らかい色がどの田圃にもみえる。
明日のいいお天気をこの田圃たちが約束してくれている。
優しい色に染められた田圃に、梅雨の長雨でないことの歓びが浮かんでいるような気がする。
明日からはまた梅雨空の鉛色の田んぼになるだろうが、こんな美しい夕焼けを心待ちにし乍ら、梅雨もまた楽しと、カエルの合唱をきいている。6月9日撮影