洞川は、山上川をはさんで旅館街と龍泉寺の前に続く、寺前通りの二筋の道路を中心にして成り立っている。
その二筋の通りを結ぶ橋は、大小いくつあるか数えたことはないが、車の通行できる橋のほかに、生活道路の続きのような細い路地が、川を渡る橋になっている所もあり、それらの橋はみんな朱色に塗られているので、周りの緑と相まって趣のあるものとなっている。
洞川温泉観光案内所の前にも、笹飾りがある。
山上川の中央に大きな岩が見える。その岩に橋から下りることのできる梯子があるのは何のためなのだろう。
石段は登れないので下から見上げて、鈴を鳴らしてお詣りする。洞川地区の八幡さんだけど、いつも命の水を頂いていることへの感謝の気持ちで手を合わせる。古い歴史と大峯さん、役の小角の謂れのある八幡さんが洞川地区の氏神様なのだ。
七夕飾りと山上川、修験者の方々が泊られるお宿の裏側の部屋の見える風景は好きなポイントである。
面不動鍾乳洞への入口と記されている。少し登ると鍾乳洞までのトロッコ乗り場があって、山の上の鍾乳洞の入口までスリルのある急坂を登る。登りは進行方向に向かって登るが、下りは進行方向にお尻を向けて下りる。ユニークなトロッコである。
この寺前通りにも、お宿は並んでいる。家庭的な感じである。
宿の前の空き地に白いホタルブクロと、ギボウシが無造作に植えてあるのもいい。
大きい橋
龍泉寺の長い塀に沿って歩いた。
小さい橋
この橋は龍泉寺の山門の真正面の橋で、やはり威厳がある。両側の大きい石灯籠が立派だ。
洞川の標高を示した位置表示が立っていた。
これは初めて見るものだった。
いくつもトンネルを超え、トンネルを超えるごとに高くなって到着する洞川は、冬は雪に阻まれて来れないはずだなぁと思う。