家から見た今の南側の景色だ。
しとしととした雨だから、南の山も雨のカーテンを通して見えている。
豪雨がつづいる南九州の方では、こんなことではないだろうと、どうか大きい水害事故が起こりませんようにと祈念している。
昨日から梅雨らしい気候が続いているから、出かけることも面倒でためらっている。
それに、家の中にいても寒い。夏ものの衣類とすっかり入れ替えてなかったので、春の頃に来ていた衣服を出して、重ね着した。
元気がいいのは、田植えの後の早苗の列である。植えた頃よりもかなり株が張ってきて、しゃんとしている。
東からの風が強いらしく、みんな西に向かって頭を垂れている。
表の庭の紫陽花も、どんどん開花してきている。開花した紫陽花の小さい花は、まるでガラス細工のように美しい。もっと上手に撮れれば良かったのだが、風で揺れるため装飾花を片手でつかんで動きを止めているので、脇が甘くピントがあっていない。
赤い紫陽花の方が、すっかり開花している。紫陽花は長い間美しい状態を保っていて、今の庭の女王のようだ。
コップのふちに舞い降りた天使・コップのふち子さんと、外に出ていけない所在なさを、カメラ遊びをするのもまた楽しい。