今朝8時の東の空だ。太陽は雲の中からやっとかすかな顔を見せた。
その下に写っている赤い丸はいったい何なのだろう。
テレビを見ていたら 、石光寺の寒アヤメが見頃になっているのが、放映されていた。
午前中にフルに動いて予定していた家事をこなして、早めの昼食を済ませてから、当麻の里へ車を走らせた。
石光寺の山門の外から、まだ秋色の残る二上山を見る。
寒アヤメの紫がかった青色が、緑の葉の中にひっそりと咲いているのを、最初に見つけた印象は、健気に寒さに負けずに咲いている花への愛しさだった。
ここ2~3日の朝の冷え込みは、厳しいものだったが、そんな時期に咲く花の逞しさが心強い。
境内は山茶花の散り花桟敷になっていて、お花の寺の冬の美しさを感じる。
手前に咲いている寒アヤメと、赤い実をつけた万両のコラボである。
ここでは寒アヤメが群れ咲いていて、青い花の散らばりが、花の少ない今、控えめながら、舞台のヒロインのような存在である。
ここでも、寒アヤメと万両がお互いの美しさを支え合っているように見えて微笑ましい。
藁苞に囲まれた寒牡丹と、緑の細い葉に守られているような寒アヤメは、冬の石光寺の最も好きな光景である。
与謝野鉄幹の歌碑の足元にも、さりげなく咲く寒アヤメ一輪がいい。
午後は時々青空も見え、昨日のような冷たい風も吹かず、待っていてくれた花たちとの出会いは、当麻の里の穏やかなひと時だった。